東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

初めまして!(農:川口菜月)

2020年10月12日 (月)

こんにちは!そして初めまして!農学部1年の川口菜月です。

高校時代、教室の観葉植物パキラを育てるパキラ係をしていました。自分ではサボテンを育てたことぐらいしかないのですがパキラ係が結構楽しかったのでこのゼミに挑戦しようと思いました。これから半年間どうぞよろしくお願いします。

さて、まだ仙台に来たばかりで道に迷うことの多い私ですが、先週の金曜日グーグルマップを片手になんとか片平キャンパスにたどり着き配布物を受け取ることができました。写真はいただいた栽培グッズです。

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私はCR雪あかりというカブとベビーリーフのオガタミックス、かいわれ大根の三種類を育てます!カブは時間がかかるとのことでもらったその日に種をまき、栽培をスタートしました。芽が生えてくるかとても心配だったのでカブは植木鉢に4つシャーレに4つ種をまき様子を見ることにしました!ベビーリーフは湿らせた土の上にパラパラと捲き、かいわれ大根はティッシュペーパー4,5枚を湿らせて透明コップに敷き詰めその上にかなり多めに種をまいてみました。(ちょっと多すぎたなと後で反省しております...)アルミホイルを巻いて光が当たらないようにしました。

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現在栽培3日目!なんとシャーレの種はすべて芽を出しています♪早いものは種をまいた次の朝には芽が見えていました!シャーレのある室内の温度は20℃より2,3℃高めで発芽適温よりは少し高いですが植木鉢より先に発芽が見られました。まだ根っこは見られないため移植にはもう少し時間がかかりそうです。そして、ベビーリーフも発芽していました!植木鉢を少し遠目に見ても薄い緑が目に入ります。近くで観察すると撒いた種のほとんどが発芽していて、小さい種は緑、大きい種の方は赤い芽だということがわかるようになってきました。二日目にはかいわれ大根も発芽していました。カブやベビーリーフに比べると撒いた種の数の割に発芽しているものが少なかったです。原因として考えられることは種が多すぎたことと、ティッシュペーパーが予想以上に乾きやすく水が足りないことです。とりあえずは水を足して観察を続けたところ今朝にはぎっしり芽が出ておりました。20201012194932-88883213ab4239a8be4f33739ef7e696eb1ee103.JPG

20201012194956-428999b8425949eec5177eb75b0d143281d9e48a.JPG余談ですが昨日スーパーマーケットに行ったときベビーリーフを見つけて、こんなふうに育つといいなと思いとても楽しみになりました。しかし、これからどんどんと寒くなっていくのでベランダで栽培をするには寒さ対策が必要だなと思い、現在がんばって策を練っています。

まだまだなれない部分が多いですが初投稿を読んでくださりありがとうございました!

コメント

川口さんこんにちは

 高校の教室に観葉植物があるというのも珍しいですが、更に「パキラ係り」なるものまで設定されているんですね! 全教室でそれをやっているとも思われず、その担任に遊び心があったのでしょうか。まあ、植物を育てるのは教育的にいいのかな、と思います。

 さて、この展開ゼミを受講して頂いてありがとうございます。この受講は当研究室HP画面を見ても分かる通り、過去のものがずっと保存され、見ることができます。つまり自分の書いたものをいつでも見ることができ、その点、試験の答案用紙のようにどこに行ったか分からなくなるものではありません。さあ、この大学一年生という時期の足跡を付け、記念にするためにも頑張りましょう。特に今年は大学生活に思い出が極端に少なくなってしまった年でもありますから、こういうゼミでも記念になります。

 記事はさっそくスタートを切った様子が描かれています。

 カイワレはそんなに急ぐ必要もないのですが、しっかり始められていますね。

 先ず下敷きに関してはオッケーでしょう。種の密度もこんな感じ、いやむしろこれでも少ないかと思います。画像の拡大ができないのですが、水はちょうどいいでしょうか。遮光もしっかりしています。一つ言うと、アルミホイルをきっちり巻き過ぎで、種子の呼吸のための酸素が供給されないかもしれません。コップの縁をあまり押し付けず隙間を設けて下さい。どのみち水の追加のためにホイルを何度か開けると思いますから、その時にやって下さい。

 水やりは、根が出ていない時には種子がわずか水に浸るように、根が出た後では根が半分水に浸るようにするのが基本です。過去の受講生では水にカビが生えたりして洗浄の必要が出る場合もあったのですが、観察していて変わったことがあればお知らせ下さい。種子は発芽の時に周囲に大量の有機物を発散します。それの生態的意義は未だはっきりせず、微生物的環境を整えるためかもしれないと想像するばかりです。ともあれ、市販のモヤシが開封後、驚くほど早くダメになるのはこのためです。よく観察していて下さい。

 ベビーリーフもうまく発芽していますね! このまま光の当たる場所に置いて下さい。この播種密度では、本葉が出るか出ないかくらいから間引きが必要かな、と思います。それから次回は鉢受けの様子も画像で見せて下さい。栽培の環境をこちらが知るためです。

 記事の全般のレイアウトも、初回はこれで充分です。まあ、同時期の他の人のも見てみて下さい。温度をしっかり表示することなど参考になるでしょう。一回一回の記事は植物全てについて全てのことを述べる必要はありません。

 さて、メインのコカブ(品種ユキアカリ)ですが、ペトリ皿の方が鉢よりも早く発芽しましたか。水環境などをしっかりアジャストして、そして置く温度がよかったのかもしれませんね。そして写真を見るとこれは既に播き時になっています! もう子葉も根も出ています。これ以上置くと根の根毛がろ紙に貼り付いてしまいますし、植物もエネルギーを消費し切ってしまいます。早い所植木鉢に移して下さい。出来るなら、鉢に直接播いたものと場所を区別して分かるようにした方がいいですね。その後の比較ができますから。そして今の内は鉢に八株くらい生えてもいいのです。後から成長に従い間引いていきますので。

 次回も、その後の様子を期待してます。

20201013130850-05b283c7d4a16abba0ab22ccfa0d07e233f2f83b.JPGラボスタッフ・オガタ