東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【1】趣味の園芸(?)はじまり(工:佐々木ひなた)

2020年10月13日 (火)

 こんにちは!はじめまして、工学部材料科学総合学科1年の佐々木ひなたです。
 第一発目の記事投稿が少々出遅れてしまいました、申し訳ございません。書こうと思ったことをうまくまとめることができず、あっという間に時間が過ぎていました。

 トップの画像はちくわです。それ以上でもそれ以下でもありません。

◎自己紹介

 では、まずは少し、自己紹介をさせていただきます。出身校は仙台一高で、20年弱は仙台に住んでいます。小中学校では吹奏楽、高校では弓道をしていました。これと言った趣味はないのですが、実家で飼っている犬と猫に日々癒されています...。特に猫はまだ小さいのでお世話は楽ではありませんし、引っかかれたりなんだりでイラっとすることも多々あるのですが、甘えてすり寄ってこられたらもうそんな苦労も吹き飛んでしまいます(笑)

◎準備物

 まずこちらが研究室から頂いたものです。20201014233311-e3781ab10c22731ae5da43a201fc27f0d1fc531e.JPG

①植木鉢(5号)
②植木鉢(3.5号、2個)
③プラカップ
④土
⑤肥料
⑥底に敷く網
⑦種子  画像左から、ベビーリーフ(ミックス種子、オガタミックス)、CR雪あかり、広瀬ちぢみ菜、カイワレダイコン
⑧シャーレ 2個
⑨鉢用の名札 3枚

 

 種子のセレクトですが、葉物野菜と根菜をどちらも育ててみたかったので各1種類ずつ選びました。CR雪あかりは、極早生のコカブで肉質緻密で甘みがあり、広瀬ちぢみ菜は、葉肉は厚くその名の通り葉がちりめん状に縮むそうです。売り物のようにはならなくとも、最後まで愛情もって育てたいと思います。

◎種子の観察と種まき


 1回目にして文章量が大変なことになってしまったので、今回はカイワレダイコン以外について書いていきます。カイワレさまは次回にまとめて投稿します!(他の受講生のブログを見ながら順調に育っています、多分)

・ベビーリーフ

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 ちぢみ小松菜、ビタミン菜、広瀬ちぢみ菜、赤房の4種類のミックスです。後述のカイワレダイコンの種子に似ているものが赤房だと思われますが、他の3種類は赤みのあるものと黒色のものとの違いが見られるだけでどれがどれだかよく分かりません。

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 こちらの種子は3.5号鉢にパラパラと蒔き、軽く土をかぶせました。その後は、日中は十分に日が当たり、風が直接当たらない玄関の段差の陰に置きました。地面はコンクリートです。


・CR雪あかり

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 種子の大きさは約1.5mmです。着色されており種子の細部まで見ることはできませんが、どの種子もきれいな丸型ではなく角のようなものがあります。


・広瀬ちぢみ菜

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 種子の大きさは約1.8mmです。こちらも着色されています。CR雪あかりよりも角張った形状しています。


・カイワレダイコン

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 大小ばらつきはあるものの、大きさは約4mmです。色は少し赤みと黄みの入った茶色で、黒っぽくなっているものや白っぽくなっているものがありました。側面には筋が入っています。また、よく見てみると、小さく角が立っています。


・CR雪あかり・広瀬ちぢみ菜の種まき

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 CR雪あかりと広瀬ちぢみ菜は、ろ紙を2枚重ねて水で湿らせたシャーレに乗せました。水量は、前年度までの受講生の方々の記事を参考にしながら、シャーレを傾けたときに少し水が溜まるぐらいにしました。


 

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 雪あかりは、種子を蒔いてから約1日でほぼすべての殻が割れ、根が見えてきました。広瀬ちぢみ菜も、いくつか根が見えています。


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 種子を蒔いてからおよそ32時間後です。どちらの種子も殻が割れ、根が伸びてきました。


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 種子を蒔いてから約1日半後、両方とも鉢に植え替えました。説明書きを読むと、15㎝間隔で植えるようにと書いてありましたが、さすがに1つだけ厳選して育てるのはいかがなものかと思いつつ、どれぐらい一つの鉢に植えて良いのか分からなかったので、CR雪あかりを5号鉢に4つ、広瀬ちぢみ菜を3.5号鉢に5つ植えてみました。調整の効かないことかもしれませんが多いか少ないかや、間引きのタイミングなどアドバイスをいただきたいです。先生!


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 植え替えた後の様子です。


◎終わりに

 分量のわりに中身が伴っていない気がしますが、今回はここら辺で終わりたいと思います。次回はカイワレダイコンについてを中心に書いていこうと思います。読んでいただきありがとうございました、そしてこれからよろしくお願いします!

コメント

佐々木さんこんにちは

 のっけからの写真ですが、チクワは練り物の中では安く、スーパーでは百円以下で売っているお財布に優しい食べ物です。食べ方もいくつかありますが、最大美味しい食べ方はチクワの形状を活かして中にキュウリの細切りを入れたものだと思います。

 というかチクワそのものよりも佐々木さんが多少変わっていることが伝わりました。

 さて材料配布時に弓道部ということは聞いていたのですが、それ以前は吹奏楽部でしたか。あれもなかなか大変ですね。実は私もそうでした。楽器はコルネット、自分では嫌い(目立つ楽器はしたくなかった)だったのですが。ついでにうちの娘もずーーっと吹奏楽部でクラリネットを続け、今の大学(弘前大)の吹奏楽団までやってます。

 関係ない話を続けます。うちの娘がある時プロ音楽家のセミナーに参加したことがあって、私も親の見学可ということで見ていました。するとその音楽家の言うには、「楽器なんだから音が出るのは当たり前だ」といって吹き方の話は一切せず、「楽器は歌うものである」「一日5分でいいから正しい方向へ行け」と繰り返すばかり、合計10時間もその語りだけで終わりました。それには非常に感銘を受けましたね。目先の適当な努力、周囲への同調ではなく、絶対的に正しい方向を見失うな、ということですから。何の分野・職業でも当てはまるような気がします。

 弓道ということで、日本の和弓は非常に大きく、しかも上下非対称の世界的に珍しいもののようですね。弓は世界各地で発展し、それぞれ進化しています。和弓は張力曲線で見る力学的エネルギー効率は劣るのですが、精度はいいようです。60m先でも有効ですから。有名なエドワード黒太子のイギリス長弓は連射性に優れ、トルコ弓などはエネルギー効率に優れ、お国柄ですね。

 さて植物の話は、そうコメントを付けることはないようです。

 プレゼンの仕方は面白いですね。分かりやすい手書きがいい味を出しています。クローズアップの仕方もいいですね。写真を並べて配置するのも見やすいものです。

 鉢土の量は適切、湿り方もいいようです。しかし鉢受けは必要かと思います。確実に鉢底から水が出てきているかの確認と、冬に入った時にコンクリートの冷気が鉢に伝わるのを防ぐためです。それと日中に充分陽が当たるとありますが、それは大半直射日光の元にいられるということでしょうか。

 温度について今はまだ暖かくていいですね。室温がやや高めのようですが、これは人によって大いに違うところです。北国の人間は部屋の温度を高めにする傾向があるようです。人間が快適と感じるのは服の下、つまり皮膚表面の気温が32℃らしいですね。こまめに服で調整しましょう。

 コカブ等の芽出しもいい感じです。鉢に移した種子以外の種子はどこへ...... 最も良いポイントは過去記事を参考にして、ペトリ皿の水の量を適正にしたことですね。そのように分からないポイントがあれば、情報を仕入れ、確実にこなしていくのが何より良い姿勢です。

 鉢への移動もそれでよく、鉢の真ん中に集めて植える必要はありません。ただし間引き途中も収穫のうちですから、もう少し個数があってもよかったかもしれません。ちなみに間引くタイミングは「お互いの葉が重なり始め、明らかに光を競合している」状態になってからです。

 さて最後、ネコはアホでわがままな動物なんで私も苦労しています。特にネコ砂を綺麗にした瞬間にウンチをタレますね。エサもスーパーで売ってる中では最高級の「絶品懐石」しか食わず、ネコチュールも要求するので困ったものです。恐るべしイナバ食品、です。

20201015150616-3c1cd89d5364989feb0339184e8302091c0d2367.JPG 写真はデカくなり過ぎてネコトイレに入りきらなくなったネコです。

 ではまた次回記事も期待してます。

ラボスタッフ・オガタ