東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ミニ白菜の鉢移動(5)(工:北川桜子)

2020年11月13日 (金)

こんにちは。習ったこと感じたことをまとめて、ポスターを作る授業があり、やる気120%で色んなページを調べに調べながら作りこんでいたのにパソコンの再起動のせいでデータが跡形もなく消え去り、悲しいよりも絶望が先に来ている北川桜子です。やる気というやる気が全てなくなって茫然自失状態ですが、前回の投稿から一週間がたったので記事を書こうと思います。

今回は現状報告に併せ、ベビーリーフの収穫とミニ白菜の鉢移動について書きます。

1.ベビーリーフ収穫

ベビーリーフは自分のミスでいただいた鉢で一番大きいもので育てはじめてしまった上に、種の蒔く密度が大きすぎたせいか、全体的に細くなってしまいました。間引きのアドバイスをいただたので、間引きましたが全体的になよなよしていて、ここから回復しそうになかったのと、白菜を大きい鉢に植え替えたかったので収穫することにしました。

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5種類入っているため、葉っぱの成長具合とのびから上の5種類がそれぞれ違う葉っぱであると思いましたが、真相は謎のままです。

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この葉っぱだけは根が赤いのと他のより長いことからすぐに判断できたのですが、他のは葉の形も長さも似ていて判断が難しかったです。

食べました。自分でも驚いたのですが、料理したものを写真に撮っておらず...すみません。食べ方は洗ってそのまま。葉っぱの味がしました。売っているものよりもなよなよしていましたが、ピリッとした辛さの中に自分で育てたが故のおいしさがあって野菜を育てる醍醐味を感じました。いいね!!!

2.ミニ白菜鉢移動(11月8日)

これはそのままです。ベビーリーフを全て収穫したので、その鉢に本来大きな鉢で育てなければいけなかったミニ白菜愛姫をその鉢に移動しました。オンラインミーティングの時に、先生が白菜は鉢移動を嫌う、とおっしゃっていた気がしたのですが、大きい鉢が余ってるのもしゃくなので、植え替えました。手順は以下。

1.ミニ白菜の土を濡らす(普通に水やりをする)

2.(大きい鉢の高さ―小さい鉢の高さ)分の土を底に入れる

3.芽を指と指の間で挟んで(上手く挟めなかったものもありましたが、折れたりしなかったので良かったです)鉢をひっくり返す

4.大きい鉢に突っ込む

5.周りを土で埋める

6.いい感じに整える

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根が回っているのが分かります。青いネットは土が落ちないようにするためのやつです。黒いやつが鉢の底の穴より小さかったので、キッチンのネットを切って作りました。少し根をほぐして...

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どーんと突っ込んでいい感じに整えつつ土を補充。これで完成です。上手く成長するか心配でしたが、しっかり成長してくれています。↓(11月12日)

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葉が大きくなり、背丈も伸びてきました。このまま育てます。

3.ホウレンソウとカブ

観察するたびに、なぜか横に倒れているホウレンソウとカブ。なよなよしているし、成長が見られない...(11月8日)

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かなりのスパルタ教育をしていて、水を数日(4~5日)あげないことが多々ある(あげるタイミングがあまりわからない)ので、枯れる前兆なのかな、と思いながら見ていたのですが、どうやら原因は水不足ではなく、ここ2週間くらいの強風だったようです。山の上+寮の7階ということで天気も変わりやすいし、ベランダの風が強い強い。でも部屋の中に入れてあげることもできず(寒さの中で育つ野菜たちを、暖房が効いている部屋には適さないと思っているので)毎日大変だね、と心の中で話しかけながら育てていると、だんだん成長が目に見えてきました。(11月12日)

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20201112_083828.jpgこんなに寒いのに、野ざらしにされて、かわいそうで正直可哀想で可哀想で仕方ありませんが、彼らにはこの環境がいいんだろう、と自分を納得させて毎日観察していきます。

4.おわりに

最近本当に寒くなってきて、山を自転車で下るときに足と顔が感覚がなくなります。大変です。

昨日の天気アプリによれば朝1で1℃、と出ていて、これ以上寒くなったら土が凍らないのか(土、というよりもあげる水が凍らないのか)心配です。

でも生命力の強い植物のことなので、きっと元気に生きてくれるのだと思います。このままお世話頑張ります。ではまた。

コメント

北川さんこんにちは

 お気持ちはよくわかります

 誰でもデータ飛ばしは経験するもので早いか遅いかだけの差ですね。ショックが大きいほどこれから気をつけるようになるので、傍目から見ると今のタイミングでそうなるのは決して悪くないのではないかと。パソコンは突然落ちたり、とんでもない時に更新がかかったり、あるいは壊れたりします。業務用では自動保存とハードディスクのミラーリングは必須ですね。まあ今回のプレゼン消失は気を取り直していきましょう。

 しかし写真はわざわざその気持ちを表現するために撮ってもらったのでしょうか?

 さて本題のベビーリーフはかなり徒長してしまってますし、萎れてもいます。収穫もやむなしでしょうか。鉢土が乾燥している写真が続くとこちらも「水やりは?」という心配も出てきますので、数枚写真があるならきちんと水をやった写真を混ぜて下さい。それは一例なのですが、「見ている人が気を回して心配」しないようにあらかじめ取り計らって下さい。

 ミックスの判別は難しく、こちらもよく分かりません。まあとりあえず葉の味がしたということで。

 その空いた鉢にミニハクサイの移植、これは見事にされました。

 その各手順はプロ的なもので、これ以上はありません。できるかぎり根を痛めないのがこの場合のキモです。もちろん茎や葉を折ってもいけません。敢えて言えば、鉢の大きさに大差がないため、土を横に入れて隙間を埋めるのがやや難しかったのではないかと思います。また案外と作業は土が散らばるもので、それは仕方ないですね。

 移植を嫌う(根痛みが回復しにくい)植物はこういうやり方をするものです。ただし一般的な園芸では鉢土を下半分崩すのがデフォです。あるいは極端には古い土を敢えて残さないためにほとんど取り去る場合もあります。

 せっかく移植したので根の回り方を見られたのは良かったですね。見えている茎葉はこれくらいの大きさなのに根はかなり伸びているものです。そのため「肥料は鉢の縁でいい」というのが理解しやすいと思います。

 そろそろ間引きして3つ程度にしていいですね。そして水やりも油断せずに行って下さい。

 それほど大きく徒長しているわけではないのですが、やや子葉の下の胚軸部が伸びてしまっているので、土を足して安定するように取り計らって下さい。

 他の植物も強風で安定しないのでは成長が妨げられます。やはり土を増してあげた方がいいですね。陽当たりがそんなに良くはないのでどうしても軟弱ではあります。外に置いているのは良いことだと思います。

 最後に気温について、1℃?? もちろんそこは寒いと思うのですが凄い差ですね。下界は最低気温6℃くらいだと思うのですが...... 単なる標高差ならば100mで0.6℃下がるだけ(気体の断熱膨張で決まってる)なんですが、特殊なのかと思います。

 では引き続いて記事と中間報告もお願いします。

 ラボスタッフ・オガタ

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 これは私が娘の高校時代に作ってあげた弁当の一つです。最近「461個の弁当」という映画があるようですが、弁当のデコレーションというのは、親はフツーにやるものです。