東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

植物は強い 2回目 (農:五十嵐大眞)

2021年10月19日 (火)

こんにちは!農学部の五十嵐大眞です。

上の写真は先日釜房というところで見た虹の写真です。雨が降っては晴れて、降っては晴れてを繰り返していて、変な天気だなと思っていたら、外を見るとすぐ目の前から虹が生えていました。こんなにも間近から虹が生えているのは初めて見ました!それも逆さ虹まで!どうせなら虹の麓に行ってみたかった!でも麓にいるときは虹はどのように見えるのでしょうか。気になります。


目次



1.一週間の野菜の成長記録

2.水耕栽培

3.まとめ


1.一週間の野菜の成長記録


この一週間は急に気温が下がった一週間でした。ちょっと前までは半袖で外出していたのが、今はもう厚着をしないと出られません!日本の季節の移り変わりは本当に激しいなと思います。それでも、そのおかげで一年中四季折々の風景が楽しめるので、僕は四季っていいなと思います。

さて、この一週間、私は少し不安を抱えていました。部活の関係で家を5日間開けなければならなかったからです。5日間野菜達を見ないのは、野菜を育てるうえで、特に最初の方はかなりリスクが高いと思います。自分の場合、水不足が課題でした。でもしょうがない、できる限りのことをしました。

IMG_20211009_220739(1).jpgこれは以前にも紹介した、ペットンボトルを使って自動で給水ができる製品です。製品の下の方に小さく穴を開けて、それをペットボトルに着けて使います。しかし使って見たところ、思いのほか給水スピードが早く、わずか2時間で300㎖くらいの水を出し切ってしまいました。これでは5日間はもちません。どうしようかと考えていたところ、100円ショップで似ている商品を見つけました。IMG_20211012_164015.jpgIMG_20211019_213044.jpgこれは一見さっきの製品と同じに見えますが、ちょっとした機能がありました。それは、土の水分を自動で調整してくれる機能です。土が十分水を含んでいるときは水は出ず、水が足りていないときに水が出るようになっています。これは1つで100円なので、以前紹介したものより少し高いですが、試してみる価値はあると思い、3つ購入しました。そして家を出る前に使ってみました。

10月12日(火)  14℃ ‐ 18℃ <ミニ白菜、すみれかぶ>栽培7日目 <ヘルシーミックス>栽培5日目

IMG_20211012_215359.jpgのサムネイル画像IMG_20211012_215405.jpgIMG_20211012_215352.jpgのサムネイル画像こんな感じで3つの植木鉢にそれぞれ設置しました。水は300mlぐらい入れました。まだ全部葉っぱは小さいです。帰ってきたときに大きく育ってくれていることを願って、行ってきます!

10月19日(火) 9℃ ‐ 15℃ <ミニ白菜、すみれかぶ>栽培14日目 <ヘルシーミックス>栽培12日目

家に帰ってきました。久しぶりの対面。野菜達はどうなっているでしょうか?IMG_20211018_165600.jpgのサムネイル画像IMG_20211018_165555.jpgのサムネイル画像

IMG_20211019_095732.jpg枯れることなく順調に育ってくれました!ペットボトルの水もあまり減っていませんでした。雨が降ったから少ない量で足りたのでしょうか。なんにせよ、無事に育ってくれていて安心しました。

ミニ白菜

2枚の葉っぱ(子葉?)の間に小さな葉っぱがちょこっと出てきていました。白菜の形に似ているような気がします。ここからどのように変化していくか楽しみです。ちょっと密集しているので、後で間引きが必要になるかなと思います。

すみれかぶ

子葉が大きくなっていました。葉っぱの形はハート形で、ミニ白菜と似ています。また、根っこ(茎)が赤くなっていました。

ヘルシーミックス

葉っぱの形は他の2つに似ていますが、少し薄めでサラダに入ってる葉っぱみたい?な感じです。ちょっと植える位置が偏っていたようです。

3つとも、土が少なくて根っこが出てきてしまいそうだったので、少し土を増やして根っこを固定しました。これからもしっかり水をやって育てていきたいです。

また、今度は肥料がいつ必要になるのかなどを調べていきたいです。


2.水耕栽培


IMG_20211018_114627.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像

今回は、自分が夏休みの暇なときにちゃっかり水耕栽培をしていた野菜を紹介したいと思います。本当に今年の夏休みは暇でした。最初のうちは部活動も活動制限がかかっていたので、家にいてテレビを見たり、買い物をしたりとほぼ何もしない日々を送っていました。そんな時、偶然youtubeで水耕栽培の動画を見て、前々から自分で野菜を育てて食費を減らしたいという野望をもっていたこともあり、「暇だしやってみるか」と軽い気持ちで始めました。IMG_20211018_114659.jpgIMG_20211018_114752.jpgIMG_20211018_114730.jpg上から、バジル、ベビーリーフ、モロヘイヤです。3種類とも8月末くらいから育てています。種はDAISOで買って、容器はペットボトルを切って作りました。種はスポンジに切れ込みを入れてそこに植えました。1週間に1度以上は水もしくはハイポニカ液体肥料を入れ替えています。2か月くらいたっている割にあまり大きくなっていないのは、途中水を入れ替え忘れたまま放置していたことが何回かあったりと、管理がずさんだったからです。(モロヘイヤが極端に小さいのもそのせいです。モロヘイヤごめん。)それでも一部が育ってくれていることには感謝しています。生き残っているものをこれからも大事にしていきたいです。

水耕栽培のいい点は、水を毎日やる必要がないことだと思います。土で育てる場合と違って、水は不足しにくく、腐らないようにたまに入れ替えるだけで大丈夫です。めんどくさがり+忘れがちな自分でも育てられているのはそのせいだと思います。だから水耕栽培はそんな人におすすめです。

バジルなんかは鼻を近づけるともうかなり強く香りがします。もう少し大きくなったら食べてみようと思います。


3.まとめ


長時間野菜を見ていなかったので心配でしたが、育ってくれていて安心しました。植物の生命力の強さを感じました。引き続き、しっかり管理していこうと思います。また、このごろ急に寒くなってきて、ぎりぎり暖かいうちに種を蒔いておいてよかったと思いました。これから野菜達には寒さに耐えて大きく育ってもらいたいと思います。次からは肥料についても考えていきたいです。

ではまた!

コメント

農学部・五十嵐さん

急に気温が下がり、生長スピードが落ちてきたのではないでしょうか。部活があり、その間、自動で水やりをする装置がよかったのか、何がよかったのか、徒長が起きてないのがよいことです。だからといって、放置してみているだけというのはないように。他の受講生の皆さん、放置すればこんな風によくなる。ということではないことをくれぐれも。

1つよかったと思えることは、適度な水やりだったのでしょうか。他の受講生のみなさん、水やりをしすぎてないでしょうか。先週よりずいぶん、気温が下がっているので、土からの水の蒸発、葉っぱからの蒸散量も減ります。なので、水やりを控えて下さい。徒長が起きやすくなります。

毎日しっかり観察すること、それがこの講義の大事なことです。飛び飛びの記事にはなりますが、毎日観察をして下さい。あと、夏場からの水耕栽培、よいですね。今回の種子を使っての実験もwelcomeです。是非、トライしてみて下さい。もちろん、他の受講生の皆さんも。この記事を参考したら十分できるかと思います。

それから写真はくれぐれも自分で撮影したものを使って下さい。他の人が撮影したもの、どこかにあったものを使うことは、この講義では認めません。くれぐれも注意して下さい。


わたなべしるす