ハクサイ実験3(理:山田和輝)
2021年11月24日 (水)

こんにちは。
ダイコンやミックスを成長具合があまりよくなかったので間引きしました。この写真は、間引きした葉を入れた
キムチ鍋です。ダイコンの葉はシュウ酸が含まれていて、多量摂取すると尿路結石になりやすくなるというのを聞
いて少し怖くなりましたがこれくらいなら大丈夫でしょう。また、シュウ酸は熱に弱いそうなので眺めに煮込みま
した。肝心の味ですが、長く煮込みすぎたせいで、テロテロになり味も無でした。ミックスの方も同じく味はわか
りませんでした。鍋が強すぎました。しっかり育てている方は植物を主として料理したいですね。。
本日の内容
- 結果と考察及び今後の実験。
結果と考察及び今後の実験
まずは、前回やり方を失敗した葉序から確認していきましょう。下の写真をご覧ください。
↓ ↓
この長い線が描かれている葉の次に短い線が描かれている葉が生えました。この葉同士の角度が葉序です。
144°までとはいきませんが、それに近い値になっています。つづいて3つの葉の葉序を観察した写真です。
赤と青の線はそれぞれの葉の組で葉序を示しています。赤い方はほぼ144°ですね。一方青いほうは144°までとは生
きません。やはり理論上の話であって実際はそうきれいにはいかないのでしょうか。
次は、葉が曲がった現象についての実験を行った結果を発表します。実験は以下の写真のように行いました。
なかなか割り箸を立てるスペースがなくて大変でした。。そして光はこの写真の上の方向から入ってくるように起
きました。写真の下の方向に部屋がある状態でベランダに置いたということです。この向きは1週間変えずに行い
ました。気になる結果ですが、対象の葉を見ていきましょう。
あれ?何も変わっていません。水やりの度に確認していたのですが「おかしいなあ」と毎日思っていました。
光の量は一応減衰されていた...はず。考えられる原因は何個かあります。
1.単純に光の量があまり変わらなかった。(実験装置のミス)
2.そもそも光で、曲がった訳ではない。
実験装置については少し改良するべきだなと思いました。今回は2のそもそも光のせいでないという所に着目した
いと思います。前回のブログで、例の曲がった葉を見せましたが、あれは確かに別の葉で光が制御されていたかも
しれませんが、もう一つ、曲がった葉(葉1としておきます。)と、影を作った葉(要は葉1の邪魔になった葉。葉
2とします。)に関係がありました。それは葉1と葉2がくっついていたということです。葉1が本来は伸びる方向に
葉2がある様子が見て取れます。つまり、そのまま伸びることは出来ないから、曲がったということです。葉1が葉
2から物理的な刺激を受け、何らかの植物ホルモンが働き曲がったかもしれないということです。
ということで今回から行う実験は、光の遮断(葉には触れない。)と壁を作って葉の成長方向の矯正です。
この2つの実験を行って、葉1がまがった原因を解明したいと思います。
光の遮断の方は、もう少し高性能な物を作らなければなりません。これが今回の実験の様子です。
光の遮断の方は前回よりも覆う感じで行います。具体的に使うものは以下の写真で示します。
続いて壁なのですが、壁を作らずとも、葉が触れている組がありました。それが上の写真で青く丸で囲ってあると
ころです。この組は両方とも伸長方向に邪魔な葉がある状態ので、これらのはを観察することで実験を行います。
良い結果がでてくれれば良いなと思います。仮に出なかったとしたら、実験が上手く行えていないか、その葉が統
計的に見れば特異的な葉か、また、別の原因があるか、なのでとりあえずは観察を続けていきたいと思います。
コメント
理学部・山田さん
ダイコンの葉っぱ、確かにシュウ酸はあると思いますが、普通の量であれば大丈夫です。鍋、味噌汁の上に浮かべて加熱する程度で、大丈夫と思いますので、是非、また、やってみてください。
葉序についてはうまくいっているようですね。継続的に測定して、どのようにグラフ化するのがよいかというのがありますが、工夫してプレゼンするとおもしろいと思います。考えて見て下さい。葉っぱが曲がる方の実験ですが、前の記事を読まないと分からないですね。これでは。なので、どんなことを目的として、何をやろうとしているのかを最初に改めて、記す方がよいと思います。次回の実験の結果を示すときに改めて、考えて見て下さい。また、葉っぱが曲がることについては、書かれているように植物ホルモンなど様々な要因が考えられます。なので、実験系を単純化して、結論に結びつくように考えて見て下さい。最初の想定を簡単にしないと、結論に結びつかないので、そこの工夫が必要ですね。
展開ゼミを通じて、実験系を構築するとはどういうことなのか、改めて考えるきっかけになれば、教養、学部、その先での実験につながると思いますので。次のチャレンジ、そのプレゼンを楽しみにしています。
わたなべしるす
PS. 中間発表もあと25hrを切っています。お忘れなく。