東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

1. はじめまして(農:鹿股とほこ)

2022年10月15日 (土)

目次

1. 自己紹介

2. 栽培で用いる道具紹介

3. 種子紹介①(葉物篇)

4. 種子紹介②(ミックス種篇)

5. 種子紹介③(スプラウト篇)

6. 終わりに

 1. 自己紹介

 はじめまして。農学部1年の鹿股とほこと申します。

 出身は宮城県村田町で、高校は宮城県仙台第一高等学校(上の写真は、偶然校舎に2本の虹がかかった様子)に通っていました。田舎出身ということもあって、最初は仙台のキラキラした雰囲気になじめなかったのですが、4年目にしてやっと慣れてきました。また、今年のこの講義は例年よりも大学のある宮城県出身の学生が多いという話を聞いており、ぜひ交流してみたいと思っております(1回目の授業で交流できたはずなのですが、私はこの講義を受けることができないと思っており、他の方と対面でお会いしていないのです...)。高校時代は生物部に入っており、顧問の先生からの勧めで参加させていただいた「科学者の卵養成講座」で渡辺先生と出会いました。このことが今回の講義を受けるきっかけにもなっています。

 高校生の時に仙台に引っ越してきてから、ずっと自分の部屋で植物を育ててみたいという願望があったものの、受験や新しい生活などいろんな理由から、育てることをさぼっていました。しかし、先輩方のブログを見て私もやってみたいという気持ちがやはり消えなかったので、今回挑戦してみることにしました。

 野菜が大好きなので、たくさん野菜を食べられるように頑張りたいと思います。

 2. 栽培で用いる道具紹介

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①3.5号鉢(ミックス種用)

②5号鉢(葉物用)

③プラスチック製の透明コップ(スプラウト用)

④栽培用の土

⑤名札×3

⑥シャーレ×2(種子を発芽させるのに使います。)

⑦ろ紙×4(各シャーレに2枚ずつ)

⑧肥料

⑨鉢底ネット(鉢の下の穴をふさぐ用。)

・種子3種類(葉物、ミックス種、スプラウト。下に掲載しています。)

栽培にあたって必要なものはこれから足していきたいと思います。

3. 種子紹介(葉物篇)

 まずは一番の大物、葉物について紹介します!

 私は「シティ」という名前のキャベツを選びました。決め手となったのは、先生から「キャベツを丸くするのが難しい」という話を伺ったことです。難しいことに挑戦することが好きということもありますが、丸くならなかったらどのような形になるのか、丸くなったものと比べてどのようなメリット、デメリットが存在するかを目で見て考察したいと考えたことが選んだ理由です。

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 種子は赤茶色で、2mm弱くらいの大きさです。円形をしていて、全体的にそろっている印象を受けました。種子が入っていた袋によると、1.2kg程まで大きくなるようです。今回は畑ではなくポットの中で育てるのでそこまで大きくなるかわかりませんが、できるだけたくさん食べたいので半分の0.6kg以上に育ててみたいと思っています。

4. 種子紹介(ミックス種篇)

 ミックス種は「浅漬けミックス4」を選びました。中には、野沢菜、壬生菜(みぶな)、広島菜、小かぶが入っているそうです。野菜の中で一番好きなカブが入っていたことが決め手となりました。

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種子を観察してみると、灰色やこげ茶、赤茶、黄色みがかった茶色のものがあり、明確に区別できているかは怪しいですが、4種類の種子が存在しているように見えます。大きさは2mm弱で先ほどのキャベツよりも少し小さいようです。ほとんどの種子が円形をしています。種子が入っていた袋によると、室内でも栽培が簡単で、約25日ほどで収穫ができるそうです。簡単と書かれて栽培できなかったら種苗会社に怒られそうなので、怒られないように、そして小かぶをたくさん食べれるようにしたいです。

5. 種子紹介(スプラウト篇)

 最後にスプラウトは「レッドキャベツ」です!葉物のキャベツと被っているのですが、なんとこちらはキャベツというよりももやしのような形になるそうです。「レッド」と名前にあるので赤い葉になるのかと思いきや、できあがりの写真からは、葉がみどりで茎が赤いように見えます。実際に育ててみて確認したいです。

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 種子はこげ茶色でおおきさは1mmから2mm程と、最も大きさにばらつきがあります。また、形も楕円形のものから円形のものまでいろんな形が存在しています。種子が入っていた袋によると、1週間から10日ほどでできるとのことです。ミックスさんより早くできそうですね。また、インテリアになったり、ビタミンCがミカンと同じくらい含まれていたりと、大変オシャレな植物のようです。

6. 終わりに

 はじめてこのような形で植物の栽培、そしてブログの投稿を経験してみて、思っていたより楽しくできました。自分一人で植物を育てるだけよりも、他の人に結果を見てもらうことで、育てるモチベーションにもつながりますし、人に伝えるためにブログを書いていない時よりも観察しようとする気持ちが大きくなるのだろう思うと、それも嬉しいです。大好きなカブが美味しく育ち、キャベツが少しでも大きくなったらいいなと思いながら、愛情を込めて半年間育てていきたいです。栽培もブログも最初は不慣れなところが多いですが、私なりに植物と向き合ってみたいと考えています。これからよろしくお願いいたしします。

コメント

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鹿股さんこんにちは

 上の写真はうちのネコです。体重は10kgを越えました。頭と胴体の比率がおかしいとよく言われます。名前は「ドウブツ」、「アホネコ」、と改名してきて、現在は「フトリスギ」と呼んでいますが、ネコの方でも馬鹿にされていることは分かるようです。

 さて、校舎の虹はキレイですね! 仙台はあまり虹が多くない(乾燥してるから?)土地柄で、こんなにキレイに虹が出ることは稀な気がします。

 ついでに仙台のことですが、普段住んでいれば意識しないんですけれど、やはり人が多くて都会的なところはあります。私は長らく仙台を離れていて、20年前に倉敷市からようやく仙台に戻ってきました。その時にうちの子(当時3歳)が仙台の街で「人だよ! 人がいるよ!」と興奮していました。向こうでは人を見かけることがあまりないような辺鄙なところにいましたので......

 こうした余談ばかりしていますが、というのも今回の鹿又さんの記事ではあまり修正点が見つからないほど優秀だからですね。

 記事ではキレイに見出しを付け、目次も設定し、大変リーダーフレンドリーになっています。これは非常に重要な点で、やはり読者側の視点に立ってまとめることは何より必要です。

 今回の内容はスターターということで、使用材料の提示が主ですね。とても画像は見やすいですよ。特に種子について詳しく述べられています。これは過去記事をきちんと参照したせいでしょうか。

 種子を選んだ理由、そして形態観察も素晴らしいものです。定規をあてて大きさが分かるようにしているのがいいですね。

 そしてきちんと「種子袋の説明」を読んでいるんですね! もちろん種子袋は重要な情報源であり、リファレンスです。是非とも知っておくべきです。まあ工学部で機械を扱うにしろ、何にしてもリファレンスは大事でしょう。この場合、種子袋がそれに値します。

 さあ最後に栽培目標ですが、この季節からのスタートなので結構難易度高いところに設定されているかと思うのですが、頑張って下さい。

 記事も一度上げたらやり方が分かりますし、だんだん慣れてくるので軌道に乗ると思います。次は種子の発芽と植え替えの模様なのでしょうか、ただしそこで失敗するとリカバリーが難しく、時期を逃してしまいますので、是非早めに記事を上げて下さい!

 期待してお待ちします。

ラブスタッフ・オガタ