東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

小松菜の葉の形(農:高橋悠太)

2022年10月24日 (月)

こんにちは。高橋です。

最近はかなり冷え込んでもう冬だという感じがします。10月といえば芋煮会。この前ちょうど広瀬川で楽しんで来たところです。僕が小学校の頃住んでいた山形市では牛肉に醤油というスタイルでしたが、今回初めて豚肉に味噌というスタイルを食べてとてもおいしかったです。ということで本題に入ろうと思います。

1,小松菜間引きしました

 まず前回触れていなかった栽培環境について。小松菜の生育適温は20℃前後であるが、最近の福島市の気温は10℃前後と寒すぎるため、現在は屋内のよく日の当たる窓際にて20~23℃を保って栽培している。また、湿度は45%位で、水やりは土が乾き始めたら与えるといった頻度である。

 今週は双葉が開いたので、シャーレから植え替えた時以来2回目の間引きを行った。その時に葉を観察して感じたのは、我々がいつも食べる小松菜の葉の形と今の葉の形がかなり異なるということだ。調べてみると、現在の葉の形は倒心形というらしくハート型に近いが、これから葉の形がどう変化していくかはよく観察していきたいところである。生長具合は、ほぼ全てが2cm弱といったところで少し倒れかける個体がでてきたため、これから土寄せをしようと思う。

39639.jpg39641.jpg2,ちょい辛ミックスの生長

 前回に比べて双葉が開いたことによって違いが見えやすくなった。まず完全に葉が緑のものが2種あるのだが、双葉の次に出てきた葉がギザギザのものはサラダからし菜、丸みを帯びたものはちりめんからし菜だと考えられる。2つ目は、葉の根元部分が紫がかっているもの、これは三池高菜だと考えられる。3つ目は、葉が全体的に紫がかっているもの、これは紫高菜だと考えられる。

 品種に違いはあるものの、現在の生長具合は全体的に4cm程度である。今後さらに違いが明確になるのが楽しみである。

39640.jpg39643.jpg39642.jpg3,レッドキャベツの生長方向

 レッドキャベツが発芽してから4日程経ったとき、ある失敗に気付いた。この写真の生長方向を見ていただくとそれが分かる。完全に右方向に生長していっていることから、光がその方向にあったということだ。つまり、遮光していると思っていたのだが、どこかに漏れがあり、完全に遮光できていなかった。そのときから真っ暗な場所に保管したため、現在は上へと伸びている。生長具合は7~10cmと少しばらつきはあるが、このまま育てていきたい。

        下図:右方向への生長が分かる

39638.jpg39645.jpg4,最後に

今後は葉の形に特に注目して観察していきたい。また、その原産国や気候も調べ、次の記事に載せることで、その有利性を考察していけたらよい。

コメント

髙橋さんこんにちは

DSC_0158.JPG 芋煮会の肉といえば、仙台の旭ヶ丘というところにこのような有名なお肉屋さんがあります。ワニとカエルは美味しかったのですが、ウサギとクマは美味しくありませんでした...... 同時に食べ比べれば違いが歴然とします。

 芋煮会の内容についてよく議論がありますが、個人的には何でもいいんじゃないかな、と思います。要は「野外で煮炊きしても変じゃない」イベントであればいいのです。野外でみんなで食べるのであれば、仙台風であろうと山形風であろうと美味しいですね。なんとなれば鶏でも良いのではないかと。

 ......とここまで書いていたら、よく考えたら仙台風は煮詰まるのに弱いかもしれません。長時間置けば、ジャガイモは煮崩れしやすいですし、豚肉は硬くなります。うむむ、しかし単価を考えれば、仙台風は安いような気がします。これはやはり勝負つきませんね!

 さて記事の内容に入りますが、書き方が大きく改善されています。こちらの要望をきちんと聞き取り、それに沿っていますので、コメントをつけるのもやりがいがあります。写真もまとめかたもいいですね。

 コマツナについて水やりはその通りで構いません。こちらとしては写真で水多過ぎだったり、少な過ぎだったりすると心配になりますが、そういった管理をしているなら安心です。葉の形は調べた通りです。まあ、これは子葉ですからこれから本葉が出てきた時、形がどう変化するのかお楽しみです。ちなみに本葉になったら形が変化しないかといったらそうではなく、植物体がどういう成長時期にあるかによって形が違うものです。それもまたこれから観察していけばいいでしょう。

 一応、栽培環境としての温度や日照時間(何時間か、そして直射日光なのかどうか)を明示して下さい。栽培開始からの日数も重要です。記事では室内とありますが、原則は屋外に置くものです。徒長を防ぐためには日照の方が重要です。外に置きたくても場所がない、または風が強いなどのことがあれば教えて下さい。

 今年に限って言えば寒くなるのが早くて、栽培も難しい面があります。日照不足が顕著にならないギリギリまで室内で様子を見るのもアリなのかな、と思いますが、その見極めはなかなかできません。写真ではまだ徒長はしていませんが...... いったん徒長するとリカバーは難しく、増し土はあくまで対症療法なので、ここはやはり日照重視の方がいいですね。明るく見えても室内は屋外に比べれば酷く暗いものです。人間の目は優秀であり、明るさを自動調節してしまいます。ところが植物にとって光は感覚の問題ではなく、エネルギーそのものなので、絶対的な強度が必要です。

 間引きの時期としては適切でした。葉が重なりだしたら間引きで構いません。遅過ぎれば日照を奪い合いますし、早過ぎれば仲間のいない過疎でうまく育ちません。そして間引き株を食べれば......とも思うのですが、それはちょっと後にして下さい。種子にあらかじめ殺菌剤がコートされています。それは分解されるまで2、3週間かかります(種子会社は間引き株を食べることを想定していない)。その期間が過ぎれば、大いに間引き株を食べましょう。

 ちょい辛ミックスの中で種類をよく見分けましたね。写真のクローズアップなどを活かして見せて下さい。そして......いくらベビーリーフでも混み混みですね。ここから株数を減らすのもなかなか難しいことで、判断に迷います。日照を充分当てるのを前提にこのまま行くのもアリなのか......

 レッドキャベツのスプラウト、よく観察しました。その通り、「曲がり」は遮光が完全ではなかったということなのでしょう。種子ごとの生育もややバラツキがありますので、かすかな光が影響したのかもしれません。

 それと水は多過ぎです。種子が水没すると腐りやすくなります。ところで、スーパーなどのレッドキャベツスプラウトを見たことがあるでしょうか? スプラウトは種類ごとに大きさがまちまちであり、アルファルファやブロッコリーのスプラウトは小さくてせいぜい5㎝くらい、カイワレは逆に大きめの12㎝くらいで売られています。レッドキャベツならば8㎝程度ではないでしょうか。そのためぼちぼち収穫してしまってもいいと思います。大きさのバラツキがあったとしても、小さい株は普通に食べられます。しかし大きいものは種子のエネルギーを使い果たし、枯死する方向へ行きますのでその前に食べるべきでしょう。

 さあ、立ち上がりは上々、ここからしっかり管理していきましょう。次記事お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ