東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

発芽と鉢植えへの移動(医:大和田共笑)

2022年11月14日 (月)

お久しぶりになってしまいました、医学部保健学科の大和田共笑です。前回宣言したにも関わらず、投稿が遅れてしまった言い訳をさせてください(ごめんなさい)。前回の投稿をした次の週に自然科学総合実験(以下自科総)の提出締め切りがありました。初めての自科総だったのでどう手をつけて良いか分からず、一週間前まで放置していました。そして、その週に私がした実験はレポートが長くなるものであり、他の大きめの課題も重なり、この記事に手をつけられませんでした。ただ、このゼミには農学部の方もいるのでそんな言い訳は通じません。次回からは、自科総に負けず頑張りたいと思います。さて、話が逸れてしまいましたが、この忙しい週にもしっかり植物の観察はしていたので本編に入りたいと思います。

10月15日発芽の様子(上がブロッコリー、下がかぶ) カイワレ21日

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10月15日の夜家に帰ってくると、カイワレ・ブロッコリー・カブ全てで全ての種からの発芽が確認されました。水に浸しただけなのにすぐに変化が見られ植物の生命を感じました。カイワレの芽の部分がとてももやしの豆の部分に似ています。3種類共大きさは、1cmくらいで、未だ殻に着いているものと完全に殻から分離しているものがいます。これは、成長の速度の違いなのか、植物の種ごとの個性なのかとても気になりました。かぶ・カイワレともに使用が確認できましたが、まだまだ完全に二つに分かれていないものが多かったです。そして、これも成長過程の違いなのかカブの芽は他2つに比べて、緑色っぽさが少ないことに気がつきました。

10月16日発芽の様子(上がブロッコリー、下がかぶ)

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10月16日の夜やはり植物の成長は想像よりもはるかにはやく、1日後にはブロッコリーの芽は上に伸び始め、カブの芽もより緑色になりました。ろ紙が白色で見にくいですが、2つとも芽の成長よりも根がすごいスピードで成長していることが分かります。芽が伸びていたので、シャーレの蓋を開けました。ブロッコリーの根は、3〜4cmくらいで、カブは2〜3cmでした。ブロッコリーの方が若干成長が進んでいるのに何か理由はあるのでしょうか。想像よりはやく育ってしまったのですが、時間が遅すぎたため一旦シャーレの蓋を閉じ、次の日の朝についに鉢植えに移すことを決めました。

10月17日夜(鉢への移し替え)

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鉢の底にネットと鉢のかけらを入れて、いただいた土を鉢の上3センチほど余るように入れ、水で土を湿らせました。カブは種と芽が5つだったので、等間隔で5つに植えたかったのですが、ろ紙上で根が重なってしまったため2つずつ植えるような形になってしまいました。芽が出ていて、まだ茎がそれほど長くない状態で土に埋めるので個人的に難しかったです。正解が分からなかったので、根の部分を埋めて茎の部分が土につかないように植えました。ブロッコリーは種が多かったので、うまく分けられなかったものをもう一つの鉢にまとめて植えました。植えてみると、ろ紙にしか根がはっていないので、芽の安定感が足りない感じがしました。これから、しっかり根をはってくれることを期待します。

植物の育成と記録はとってあるので、これから投稿が追いつけるようにしていきたいです。次回は、鉢での成長の様子をお届けしたいと思います。これからは、外での生活になるので風や気温が心配ですが...。カイワレ大根についても次回しっかり書きたいと思います!また、記事にどのくらいの量や情報を書けば良いのかまだ完全には分かっていないので、コメントを参考にして記事を向上させていきたいと思います。

中間発表の記事の通り、一週間に一回より多く投稿していきつつ、中間発表に向けて軌道修正していきたいです。

コメント

医学部・大和田さん

最初の講義で話したように、みんなに平等にあるのは24hrという時間です。その時間をどのように配分するのか。他の講義に出ると、1.5hrは学習します。実験のレポートのようなものがあれば、そのあとに、多くの学習時間を求められます。この講義はそうしたものをまとめて、自己管理をする、自制心を養ってほしい、と言ったと思います。そのことを実感していると思いますが、改めて、しっかり対応して下さい。

1ヶ月近く前の状況なので、現状が分かりませんが、、ブロッコリーの名札がある最後の写真は徒長気味ですね。部屋の中で栽培していないでしょうか。農学部の鹿股さんの記事にも書いたように、気温が20oC以上で湿度が高く、弱光の室内で栽培すると「徒長」します。現在の状況を是非、投稿下さい。


わたなべしるす




大和田さんこんにちは

 自科総なるものがあるんですね。まあ、一年生からご苦労様です。学年が上がって来れば否が応でも「要領」というものが身に付くのですが...... きちんとするのは何よりです。

 冒頭の写真はキレイです! 公園のオブジェ?ハロウィンイベント?でしょうか。

 さて記事の内容はほぼ最初からの過程ですね。コカブやブロッコリーの発芽は素直にいったようです。鉢に移す時期としては遅かったのですが、うまく根を剥がして行えたようで何よりです。からまった根は無理に解かず、そのまま二株ごと植えたのはいい判断です。「最も重要なこと」を優先するのは大事なことであり、この場合は「植物を傷つけない」ことでした。

 植え方も悪くはありません。植物は多少の曲がりは「重力屈性」で補正しながら伸びていきます。根が土に入り、茎が出ていれば充分です。根が張ってくれば安定するでしょう。

 鉢の状態も指示通りです。例年、鉢に土を入れすぎる受講生が多いのですが、この場合はしっかり「水やりの時に水の張る部分(ウォータースペース)」が確保されています。また、それを活かして、「土寄せ」も今後していきましょう。ついでに言えば混んでくるところを間引きしましょう。

 といっても現時点(11/15)ではもうかなり成長しているかと思います。むしろ追肥の時期が近いですね。

 気温や風についてはどうでしょうか。他の受講生にもコメントしているのですが、「日付けよりも播種からの経過日数を表記」、「気温や日照時間、置き場といった生育条件のあらましを書き添える」、「生育状況が客観的に分かるように計測する」ようにして頂ければベターです。また、水やりの回数などの世話についての情報も欲しいところです(例年水のやりすぎが多い)。そして、「鉢受け(なんでもいい)」も使用して下さい。

 一応、栽培上の最重要ポイントについて、こちらの教授がコメントを付けていますが、それは徒長を防ぐために「日照を確保する」ことであり具体的には屋外に置き場を確保することです。

 さて記事の分量について、まあ長い方がいい(しっかり書けば長くなる)のですが、それよりもコンスタントに上げるほうが重要です。慣れればそんなに苦にならずにできるかと思います。記載は日記調ではなく、「観察点」や「考察」を書くべきです。要するに自分が伝えたいことに重点を置き、明示することですね。まあ、植物を見ていれば何かしら気が付くでしょう。そういったことは他の受講生の記事を見れば、ものすごく参考になるかと思います。

 次記事はカイワレのことも含まれるでしょうか。種子の数は少なめですが、今頃は収穫が終わり、実食していると思いますが。

 では、またお待ちします......

DSC_1267.JPG さて、これはヤマダ電機のチラシですが、どこが間違いでしょうか。こういったことはよくあるものです。

ラボスタッフ・オガタ