東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ひまじのカブ栽培日誌 第12回~越冬態勢へ~(工:田中大翔)

2023年12月28日 (木)

 皆さんこんにちは!ひまじです。まず、前回のコメントの返信ですが、前回の基盤は発注をかけたオリジナル基盤です。というのも、私はサークルでCasSatなるものを作っておりましてこれはマイコン(コンピュータ)とつなげて、モーターを制御したり、センサーを積んだりする基盤です。基盤の設計は別の人がやって、私ははんだを担当しているのです。(写真再褐)

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 さて今回の写真ですが、12月24日クリスマスイブの日に友人たちとスキーに行ってきました。私は今シーズン初スキーだったので、感覚を取り戻すのに時間がかかりましたが、何とか滑れました。私は東北でスキーをするのは初めてなのですが、上越よりも上手い人の割合が多い気がします。いつかはあんな風に滑れるようになりたいなあ......。

カイワレ料理

 さて、カイワレ料理第2弾です。前回の続きで今回もカイワレ大根の料理を上げたいと思います。前回はカイワレ大根のかき揚げでしたが。今回は前回のような奇抜なアイデアは浮かばなかったため、よりカイワレ大根らしく、肉料理の付け合わせとして使いました。

 これはポークソテーです偶々この間、スーパーでベビーリーフが2~3食分で100円で売っていたため、これとカイワレを混ぜて皿に敷き、更にポークソテーの上にカイワレを添えました。なんか彩がよくなったような気がします。味はやはり下処理からしっかりしただけあって柔らかく、揚げ焼きにしたので外はカリっとしていておいしいですね。S__38223890_0.jpg

 (オマケ)余っていたカイワレとかき揚げをうどんに乗っけて食べましたが。やはりかき揚げはうどんが一番合います。S__38223892_0.jpg

栽培記録

 カブに移りましょう。コメントで教えてもらった通り、外鉢は越冬態勢に入ったようで、葉の色は濃い緑色になっています。73日目、この日は第4回目の追肥日なので、追肥を行いました。本当は前回の計測からちょうど一週間なので、測りたかったのですが、忙しくてできず......。ということで翌日にすることにしました。(下は内鉢です)73日目外1.jpg73日目内.jpg

 74日目、計測を行いました。前回と同じ葉の長さを測ってみます。結果10.5cmでした。前回が9.5cmだったので、1cm伸びていますね。次に、根元の膨らみの計測です。前回が2.5cmでしたが、今回は2.8cmでした。少しずつ大きくなっていますね。74日外1.jpg74日外3.jpg

 内鉢はまだまだ成長するようで、見栄えは内鉢の方が遥かにいいです。内鉢は前回計測していないので成長度合いは分かりませんが今回、根元の太さだけ測ってみました。結果2.3cmでした。また時間があるときに測ってみます。74日目内1.jpg

 カブはあまり手がかからなくなりました。むしろ、この寒い中手を加えるとカブへの負担が大きいと思うので、風が強い日は風が当たらない場所に移動させる、水をやる、追肥する以外は基本的に放置しています。

帰省に向けて

 さて、ここからは皆さんが気にしているであろうこの講義の難所の一つ年末年始の帰省時に鉢をどうするか問題です。私もどうしようか過去の先輩方の記事を漁っていたのですが、やはり、市販や自作の自動給水機を買う又は作って土に刺す人が多いですね。ほとんどの人が失敗しているようでしたけど......。やはり安定なのは腰水のようです。

 私は先に小さい穴を開けてペットボトルとつなぐタイプの自動給水機は成功するイメージが全くわきません。私はこういう時、頭の中でうまくいく想像ができたらやるのですが、何度想像しても、数時間でペットボトルの水がなくなるか、全く水が出ないかの2パターンしか想像できなかったのでしないことにしました。

 さて、ここまで長々とあーだこーだ言って一体ひまじは何をするのかと言われますと............なんと! 何もしません‼ 実は私、帰省は12月30日から1月3日までの5日間なのです。実家は埼玉なのですが、12月30日の朝帰省して1月4日の朝戻ってくるため、実質水やりができないのは12月31日~1月3日の4日間だけ。その後、1月4,5日の授業を受けて1月6日にまた埼玉にとんぼ返り。私は1年時空が歪んでいるため、成人式に参加して1月9日にまた仙台に帰ってきます(まだ19歳です)。よってここも水やりができないのは1月7,8日の2日間のみ。これなら帰省直前に水やりをしておけばなんも対策を取らずとも問題ないと判断しました。1月前にもう新幹線の予約をしているため、実はかなり前からこうしようと決めていました。

2023ありがとうございました。

 今回の投稿は内容的に年末帰省前に投稿しないと意味がないため、期せずとも冬季休業中の投稿になってしまいました。今回の投稿が12月28日の木曜日。次回の投稿が来年1月4日の木曜日の予定なので、今回が2023年最後の投稿となります。この一年。今年から一人暮らしを始めたこともあり、様々な新鮮なことがありましたが、こうして一年を無事に終えられたことを嬉しく思います。読んでくださっている方々もこの一年お疲れ様でした。また来年お会いしましょう。

コメント

ひまじさんこんにちは

 前回画像の基盤は、何とオーダーメイドでしたか!! めちゃくちゃ驚きました。そういったものを設計できる......今はコンピューターの支援があるとはいえ、難しいことです。もはや企業レベルです。東北大にはかなり尖った才能を持つ人が時折いるものですね。惜しむらくは、才能が趣味方向へ傾いてしまい、実社会での活躍にはこだわらないというか欲がない例が多いものです。そこが東北大らしいところでもありますが。

 もちろんはんだ付けだけでも凄いですよ。案外と、確実に地味に仕事を完遂できる人は少ないですから。

 しかしま、今回はいったい何を制御するんだろう...... 何かこう、凄くどうでもいいことを超精密に制御しそうな気が(想像)...... スーパー全自動猫じゃらしとか......

 さあ話は本題に入りますが、先ずは実食レポの第二弾ですね。

 かなり本気な料理で、もはやカイワレの実食ということを忘れてしまいそうなインパクト、記事が別物になった感があります。ポークソテーといっても配色、盛り付け、そして下処理→揚げ焼きって...... 唸らされるばかりです。

 植木鉢のカブの方も順調ですね。

 葉の成長が1㎝「も」あったのはこの季節としてはかなり大きな数字です。管理が良い&暖冬のおかげでしょうか。根の肥大も順調です。まあ、最終報告までに市販のコカブほど大きくならないと思うのですが、実食は可能そうです。

 普通は最終報告時に収穫して根の張りまで観察するものですが、この場合は一部収穫して一部残し、もっと肥大させてもいいのかな、と思います。3月まで粘るとカブは根の肥大をやめ、花の形成の方に注力します。逆にいえば3月までは非常にゆっくりですが根の肥大が続きますから。

 もう一つ、報告では非常に興味深いところがあります。内鉢が良好な温度条件のためか成長旺盛なんですね。非常にいいことです。しかし、根の肥大は今のところ外鉢の方が勝っています。これは外鉢の方が先に越冬態勢に入っているので栄養分を成長ではなく蓄積に回している、もう本当に絵に描いたような図式に見て取れます。

 この先根の肥大も逆転するのかしないのか、興味が持てます。それもこれもひまじさんが比較実験に踏み切ったからそういいたことが分かるわけですね。

 さて最後に帰省時の水やりについて、確かに家を空けるのが4日間だけなら、さほど心配なさそうです。一応、異常に暖かくなることも考え、直前に水を大量に与え、特別な腰水容器は必要ないですがせめて今の鉢受けに水が残るくらいにはしておいて下さい。

 次記事の投稿予定日まで決めて下さり、ありがとうございます。帰省時には帰省時のやることがあると思いますので、無理のない記事内容量にして下さい。

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ラボスタッフ・オガタ