[91日目]前回の疑問点のまとめ(文:山田佳歩)
2016年1月 5日 (火)

新年、あけましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
年末年始は全国的にとても暖かく、過ごしやすかったようですね!それでも帰省から戻ってきた際、仙台の暖かさに驚きました。(泣)・・・いよいよ授業もスタートです!風邪などに気を付けて、頑張りましょう。
年末に更新した記事では、ハツカダイコンの生長の様子について報告しました。今回の記事では、以下の2つに関して述べたいと思います。よろしくお願いします!
- 前回の記事で挙げた疑問点、問題点についてのまとめ
- 今日のハツカダイコンの様子
◎前回の記事で挙げた疑問点、問題点についてのまとめ
(1) 子葉が枯れてしまった。
上図写真(2015.12.26撮影)のように、ハツカダイコンの子葉が枯れてしまいました。
前回の記事の渡辺先生のコメントや、インターネットで調べたことを踏まえて、子葉について分かったことを述べます。
- 子葉は基本的には播種してからの初期生長のためにある。(渡辺先生のコメントより)
- ダイコン(アブラナ科)は双子葉類型・地上子葉性の植物である。つまりハツカダイコンは、子葉が二枚で、かつ地上に子葉が生えるタイプの植物である。(福岡教育大学 福原准教授のHPより)
- 子葉の間にある分裂組織から新しい葉が出てくるまでは、子葉が栄養を与える。(同上より)
- 植物自身が光合成をできるようになると、子葉は役割を終え枯れてしまうのが普通であるが、光を当て、肥料をしっかり与えると、子葉が長く残ることがある。(渡辺先生のコメントより)
子葉には、子葉の間から新しい目が出るまで、植物に栄養を与えるという重要な役割があることがわかりました。同時に、子葉は条件が揃うと長く残るということも...。もしかしたら日光不足、肥料不足だったのかもしれません。(実があまり大きくなっていないこともあり...)
◆
(2) ハツカダイコンの収穫について。
ハツカダイコンの収穫時期や、収穫に向けての対策について調べてみました。
- 少し肥料不足なのでは?(渡辺先生のコメントより)→ハツカダイコンの栽培では、適切なタイミングで肥料を与えるのが大切。例として、液肥であれば週1で与える、など。(Kitchen Garden Textbook ラディッシュの育て方)
- 収穫が遅れると"す"が入ったり実が割れたりしてしまうため、早めに収穫してもよい。(Kitchen Garden Textbook ラディッシュの育て方)
以上を踏まえて、私が育てているハツカダイコンは、(1)でも述べたのですが、やはり肥料不足なのではないかと考えました。様子を見て、今日明日にでも、追肥を行いたいと思います。
1月4日 ハツカダイコン 室内温度:18℃ 室内湿度:60%
今日のハツカダイコンのようすです。(2015.01.05撮影)
先日の報告にて、収穫をそろそろ念頭におき栽培していきたいと述べました。根元から見える実の直径が2~3cm程度あれば、収穫に適しているとのことでした。
今現在3株あるハツカダイコンのうち、実が見え始めているものを図ってみました。以下、写真です。(2016.01.05撮影)
- 写真にある株の、見えている実の部分の長さ(直径)は1cm程度。→収穫するにはまだ早そうだった。
- 一方で、実の部分をよく見ると、薄い白い線が複数本入っていた。→実に何か問題や影響があるのか?
- 他、残り2株も合わせて、緑色の茎が集まった部分の横幅を計測。→3株ともに1cm。
- 同様に、3株の茎の数を計測(子葉は除く)。→既に実が見え始めているものは5本、他の2株はそれぞれ6本、7本。・・・●同じように栽培していても、茎の数に差異が出てしまうのはどうしてなのか?肥料や日光等の差異なのか、その種子に含まれる遺伝子の違いなのか。
今回の投稿では、前回の投稿で出た疑問点や問題点のまとめ、そしてハツカダイコンの生長について報告しました。
様子を見ながら、最後はハツカダイコンの収穫まで辿り着けるよう、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
コメント
文学部・山田さん
遺伝の渡辺でございます。コメントが遅くなっております。仙台も少し寒くなって、これで仙台の平年の気温ではないかなと。
子葉の枯れ上りについて、あれこれと調べてみたのはよいことだと思います。結論として、追肥をやることは、よいのではと言う気がします。観察、考察などから。
収穫のタイミングは難しいですね。みなさん、悩まれているようですので、他の受講生の記事を参考にして下さい。土を少し根元から寄せて、どうなっているかを観察しながら、というのもありではないかと思いますので。枯れて黄色くなった葉っぱは除いて、栽培環境をよくすることも収穫にたどり着く、大事なことですから。
わたなべしるす