【その11】白菜を食べてみました(理:藤井和樹)
2016年1月21日 (木)
こんばんは、藤井です。この記事を上げればやっと最終報告です。白菜を育てて3か月、名残惜しいですが白菜を食べてみました。アルファルファの時も思いましたが、ずっと一つ屋根の下で生活してきたものを食べるというのは、なんだか不思議な、自分 を食べているような背徳感があります。
さて、抜いて土を落とした時の写真です。やっぱり白菜というより青菜ですね。
裏返した時の写真です。間引きの時よりもだいぶ根がしっかりしていました。抜くときには細い根が広がり、そこに土がいっぱいついてきて落とすのが大変でした。裏返してみるとところどころ白い部分があって、少し白菜らしさが見ええました。
葉をちぎってみました。結構多いです。このまま生で食べてみたのですが、市販のキャベツを何倍も濃くしたような、強烈な青臭さと、恐怖を感じるようなものすごい塩辛さで、二枚目を食べるのが嫌になるような味でした。おいしくなかったです。肥料のカリウムが多かったのでしょうか。しかしカリウムに特有の苦みは感じなかったので、何とも言えません。
茹でてみました。濃い緑色です。食べてみると、生の時よりもずいぶん食べやすくなっていました。青臭さはありましたが、辛みはそんなに気にならない程度になっていました。しかし、白菜というよりも小松菜に近いような味でした。白菜も小松菜も、Burassica rapaというアブラナ科の植物の変種なので、うまく育たないと似た味になってしまうのかもしれません。
以上、白菜を食べてみた感想でした。はっきり言って、あんまりおいしくなかったです。特に生で食べるのは、嫌になるくらいダメでした。残念です。しかし、茹でてみるとまあまあ食べられる味でした。初めの願い通り鍋にするとよかったかもしれません。(けれど途中から愛着がわいて、単体で食べたくなってしまいました。)
ここまで白菜の報告でした。駆け足の報告になってしまい、残念です。また結球せず、しかも葉が青いままだったこと、味がよくなかったこと、水の量や肥料の量の記録が無いなど、課題の残る結果になりました。こまめな記録と調査、それから発表が大切だなと感じる3か月でした。しかし、課題も多いですが、枯れることなく育ってくれて嬉しかったです。また、最後にはしっかりと食べることもできて、満足しています。ありがとうございました。