東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

栽培開始!(農:開田有紗)

2016年10月 8日 (土)

はじめまして、農学部1年の開田有紗です。
帰り道の自転車のカゴの中でガタガタと鳴る植木鉢が不安でしたが、無事割らずに自宅まで持ち帰る事ができました。ひとまず安心です。

私はブロッコリーハツカダイコンカイワレダイコンを育てます。
育てるからにはどれも美味しく食べられるところまで育てられるよう頑張りたいです。継続力と文章力も磨きたいと思っています。
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種を観察するとそれぞれ特徴があることが分かります。

ブロッコリーの種は1.5〜2mmでハツカダイコンとカイワレダイコンの種に比べて小さいです。表面は青っぽく見えます。これは渡辺先生も仰っていた通りコーティングによるもののようです。
種子のコーティングは聞いたことはあったものの具体的にどういった効果があるのか知らなかったため調べてみました主に、
・種の保護
・発芽時の病害虫の防除
・発芽促進
といった効果があるようです。コーティング種子には野菜が多いことも分かりました。他の野菜の皆さんの種はどうなっているのでしょうか。気になるところです。

次に、ハツカダイコンの種。
ハツカダイコンの種は3〜4mmで楕円形です。種の色には灰色に近いものや茶色っぽいものなど色にばらつきが見られます。

最後に、カイワレダイコンの種。
これが貰ってきた種の中では1番大きく、4mm程度のものが多いです。これも茶色の濃さにばらつきがあるのが分かります。


講義で配布された資料でもWeb上で調べても、ブロッコリーとハツカダイコンは最適な播種時期を過ぎているようでした。今週末は忙しいのでできるだけ早めに播こうと思い、10/6(木)の夜に早速着手しました。

過去の先輩方のブログを見ながら、種子の間隔に気をつけてブロッコリーとハツカダイコンをそれぞれ7粒ずつシャーレに蒔きました。
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調べる中でハツカダイコンの種は嫌光性とあったのでシャーレはダンボールの中に入れています。芽が出るのが楽しみです。

資料には20度以上が望ましいとあったのですが、今の私の部屋には温度を測る道具がないことに気がつきました。今週末にでも温度計を買ってこようと思います。

そして、平岩さんの記事の先生のコメントにあったように土の準備をあらかじめしておきたいと思いました。ろ紙に鉛筆で書いてから、というのは蒔いた後に知ったため出来なかったのですが。先を見ながら育てること、他の方の記事を参考にすることの大切さを感じます。

早いうちにカイワレダイコンにも着手したいので下調べを頑張りたいです。
これからよろしくお願いします。

コメント

開田さん、さっそくの投稿ありがとうございます、ラボスタッフマスコです。

早速、種子の形態観察を進めており、発芽を進めていて素晴らしいと思います。特にブロッコリはスピード勝負、仰る通り、すぐ撒いても播種時期には遅いのです(寒くなると成育がぐんと遅くなるからです)。コーティングについてもご自分で調べられてて、いいですね。最近、朝晩寒いですので、ぜひ暖かくして頂き、無事の発芽をお祈りしています。

ハツカダイコンに関しては嫌光性ですが徒長に注意して、種皮が割れて根が出たな、くらいでの移植をおすすめします。徒長しすぎるとハツカダイコンにならずカイワレ大根になる可能性が高まります。

コーティングは農薬なので、生育期間が短く、種皮も生食する可能性があるスプラウト系にはついていません。ブロッコリやキャベツ等、初期成育が長いものについている場合が多いような感じがします。ハツカダイコンは比較的生育期間が短いからついてないのかもな、と個人的には思います。

では、今後も楽しんで頑張ってください!次の投稿もお待ちしています。

ラボスタッフマスコ