ブロッコリー集大成!いただきます!(農:開田有紗)
2017年2月23日 (木)
お久しぶりです。
仙台では雪が雨に変わってくる頃ですが、秋田に帰省するとまだ大粒の雪がのしのしと積もってゆく季節でした。トップの写真は、母とスキーに行った時のものです。曇天でしたが久しぶりのスキーは楽しく、この時ばかりは雪国に生まれて良かったなと思います。
さて、今回はついに!!
ついに!!!
念願のブロッコリーの収穫について書きたいと思います!
まずは前回の投稿からの過程を報告します。
1月25日に撮影した写真です。
比較の写真を撮り忘れてしまったのですが、二つの個体で花蕾の成長スピードに差がありました。
講義の初めにいただいた土で育てた鉢の方が比較的成長が早く、100円ショップで購入した土は遅かったです。
土の保水力などの違いが影響しているのかなとも考えました。
このときの花蕾の直径は大きい方が3cmほど、小さい方が2cmほどでした。
上の写真は3日後の1月31に撮影したものです。
手と比較するとこのくらいの大きさです。着々と成長しています。
日付は飛びますが、上の写真が2月16日に撮影したものです。
大きい個体の方は直径8cmほどになりました。
栽培の参考にしていたサイトでは10~15cmで収穫とあったのでもう少し大きくなるかなと様子を見ていたのですが、気付くと黄色くなっている蕾もあり、収穫することに決めました。
そして来たる2月17日の朝!ついに!
収穫!!!
大きい方の個体だけ収穫しました。大きさは手との比較からも分かると思いますが、スーパーに並んでいる物と比べるとかなり小ぶりです。定規と並べて撮ると...
このくらいの大きさです。手のひらよりも少し小さいくらい。
そして黄色くなっている蕾が目立ちます。下の方から花が咲くようですね。
蕾と蕾との間隔が少し開いてしまっていて、収穫適期をちょっと過ぎてしまった感じです。
収穫の時期の見極めもなかなか難しいですね。
しかし見た目は立派にブロッコリーで、収穫してからはしみじみ感動しました。
あんなに小さい種だったブロッコリーがここまで...!
収穫したのが帰省する日の朝だったので、採れたてブロッコリーとともに秋田へ帰省し、家族みんなでの夕食で美味しくいただきました。
レンジでチンして、ハンバーグのつけあわせに。
5人家族で分けると流石に一人分がかなり少なくなりましたが、味わって食べました。
見た目は蕾の間隔が開いているなと分かる感じでしたが、味も食感もスーパーのブロッコリーと変わらず!
美味しかったです。
茎が固かったりということも特にありませんでした。
家族と話す中で、「10月から栽培してこれが記念すべき1個目のブロッコリーなんだよ!」と伝えたらかなり驚かれました(笑)。ブロッコリーを育てていることは話していたのですが、何度か既に収穫していると思っていたようです。野菜を育てる手間とそれを行う農家さんに感謝する食卓となりました。
さて、まだ小さい方のブロッコリーも残っていました。
これを収穫したのは2月22日。最初に収穫したブロッコリーから5日後です。
こちらは蕾の黄色が目立つ前に収穫できたものの、やはり蕾の間隔が開いています。
上から見るとこんな感じ。
円というより楕円形で、もこもこしています。
今回はシチューに入れていただきました!
今回は一人で一個のブロッコリーを全部食べたので前回よりも沢山味わうことができました!
手間をかけただけ美味しく感じられました。
以上で、私のブロッコリー栽培は一区切りです。
美味しく食べるという目標まできっかり達成し、野菜を育てる大変さと楽しさを感じることのできる良い体験になりました。特にブロッコリーは一番収穫まで時間がかかったこともあり、達成感がひとしおです。自分の中でちょっと特別な野菜になりました。今日もスーパーに並ぶ直径15cmほどある立派なブロッコリーを見て内心「すごい...!!」と感心していました(笑)。
今後ですが、ブロッコリーは頂点の蕾を収穫した後も脇から小さな側花蕾が育つようなのでこのまま育てていってみようと思います。とはいいつつ実はSAPの出発日がついに明日、2月25日に迫っていまして、不在にする1ヶ月間は友達に預かってもらうことにしました。昨日預けてきたばかりです。
しばらく室内で育てていたので、ブロッコリーのいない部屋は広いですが少し寂しく感じます。
明日からアメリカ。1ヶ月頑張ってきたいと思います!
ありがとうブロッコリー!!ごちそうさまでした!
コメント
開田さんこんにちは。
ブロッコリー、見事に育てられましたね!やや小ぶりとのことですが、小さな鉢で育ててますので充分と思います。こちらの方も学生の皆さんに初期セットをお渡しして、その後無事に収穫できたかどうか、非常に気になっているところです。なので嬉しいところですね。
二つの大きさの違いは土によるものかどうかは分からないのですが(個体差というのはどうしても出るものですから。そのため実験では最低4つ、場合によっては数百も個体を使います。)、そういった考察をされるのは意義があります。
収穫の時期もよかったですね。なかなか見極めがつかなくて遅れてしまう例が多いのです。いい時期でした。味も確認できて、本当に良いことでした。この後、ブロッコリーは脇芽からの二度目の収穫にチャレンジですね。春からはまた生育環境が変わってきますので、水やり追肥やりをこまめにしないといけませんね。鉢が小さいですから。本当はブロッコリーであれば土が6Lは入る8号鉢(直径24cm)で育てるくらいの作物でしょう。
実は私はブロッコリーは一度しか栽培したことがありません。それは、害虫の発生が多くて、冬場はいいのですが暖かい季節ではなかなか難しかった記憶があります。どこからかアブラムシ、モンシロチョウが付きますね。それにもまた気をつけて頑張って下さい。
今後、もし植物を育てることがありましたら、是非今回の体験を生かして下さい。ブロッコリーが大丈夫ならもっと簡単なミニトマトなんかは余裕、と思います。
このコメント見るのはアメリカで、でしょうか。旅の無事もお祈りします。 ラボスタッフ オガタ