徒長対策をしました。(農:小笠原千夏)
2017年11月23日 (木)

こんにちは。農学部の小笠原千夏です。
雪が降るようになり、一段と寒くなってきましたね。昨晩は、自転車のサドルが凍っていました!
空気は随分と乾燥していて、土もすぐに乾いてしまいます。。。
11月9日 22時35分
キャベツ
ハツカダイコン暖房をつけることでさらに乾燥が進んでしまったのか、
いつもの間隔で水やりをしていたところ、気がつくと土はカラカラになり、植物はしんなりとしていました。
ハツカダイコンは全て倒れてしまっています!
動揺しながらも、急いで水をやり、部屋を暖め、盛り土をし、
次の日にはどうにか植物の元気を取り戻しました。
11月10日 21時47分
キャベツ
キャベツとハツカダイコン共に、土を足すことが必要とのコメントもいただきましたので、土を足しました。
それから、ハツカダイコンの徒長の対策として、根元を押さえるための土寄せを行いました。
また、ハツカダイコンは鉢が窮屈そうだったので、4個体のうち、特に徒長が激しかった2個体を間引きました。
11月22日 13時7分 16℃ 55%
キャベツ
ハツカダイコン
前回の記事を書いた11月8日までで、外に鉢を置くことはしていなかったのですが、
外に置くことでたくさんの日光を当てることが大事とのコメントをいただいたので、日中はなるべく外に鉢を出すことを心がけました。
しかし、最近は冷え込みが激しいので、夜遅くまで外に置いておけないことを考えると、ほとんど外に出せていません。
先日、温度計と湿度計をようやく入手できたので、これからは温度と湿度も記録しようと思います。
それではまた。近いうちに更新します。
コメント
小笠原さんこんにちは。
一度萎れたようですが、その早い対処のおかげで立ち直っていますね。よかったと思います。画像で見える土も湿っているようなので、今後は乾燥させずにいきましょう。
それと他の方にも言っていることですが、植物はペットの動物ではありませんので、寒い暑いの感覚は違います。植物というものは根を張って動きのとれない生物ですから、動物とは特性が違います。今の季節は人間にとって寒いですが、植物にとっては季節の変動の結果として当然の変化であると捉えています。見かけでもわかる変化は、茎の伸びが少ない、葉が厚いといったことですが、内部でも細胞レベルで対処しています。まだ氷点下でもないこの季節、あわてて暖房することはありません。もちろん日照を充分確保できて、乾燥させないならば温度は高い方がいいのですが、そうでなければ外の方が良いのです。特に夜間の高温は植物にダメージになります。
それをイメージして頂くには、例えば果物で有名な県はたいてい昼夜の気温差が激しい場所です。盆地などはその典型ですね。福島、山形、山梨などです。もちろん夏に雨が少なく実が腐れない、雪解けで水が確保できる、といった理由も付けられる場所でもありますが、果実の甘さなどに決定的なのは昼夜の温度差です。人間にとっては少々辛くとも植物には適しているのですね。
さて、中間報告も頑張って下さい。
ラボスタッフ・オガタ