はじめまして~自己紹介と申し訳程度の種子観察~(文:坂谷日向)
2018年10月 5日 (金)
みなさん、はじめまして。東北大学文学部1年の坂谷日向(さかやひなた)と申します。よく「酒屋」や「板谷」と間違えられますが、「坂」道に「谷」の「坂谷」ですので、お間違えなきよう...。
どうしても初日の熱意のまま当日に更新したい(書いているうちに日付が変わってしまいました...)と思ったので、自己紹介や意気込み等は充実してい(るつもりでおり)ますが、観察の内容は薄くなっております。2,3日後にさらに詳しい観察結果や下調べしたこと、種まきの様子について、アップロードする予定ですので、そちらも是非ご覧ください。
それでは初の投稿ということで、少し詳しい自己紹介をしたいと思います。出身は、今年の甲子園で大注目された金足農業高校の地元でもおなじみ、秋田県です。甲子園の時は大盛り上がりだったようですね。私も実家で応援したかった...! かくいう私も小学校では野球部、中学校ではソフトボール部に所属していた野球大好きっ子です。しかし、高校では一転、文芸部と演劇部に入りました。もともと創作活動が好きだったので、自由気ままに詩だの、俳句だの、短歌だの、小説だの、演劇台本だのを書き連ねていました。創作活動は今でも続けています。ひょんなことから着想を得ることもあるので、今回のこの講義でも何かを得られればいいなと思っています。というよりは、絶対に何かを見つけてやる、ぐらいの気持ちです(笑)
1.目標設定
自己紹介もすんだところで、この講義での目標をたてたいと思います。
① 三日坊主にならない
→私は何かすると決めて3日続いたためしがありません。ランニングしかり、日記しかり。しかし、今回はランニングや日記とは訳が違います。植物といえど1つの命です。私が栽培すると決めた時点でその植物の命を預かっていることになります。最後まで責任を持って育て上げたいと思います。
② 観察力、思考力、発想力を身につける・磨く
→過去の記録を読んでいると「そんなところに新たな発見があったなんて」「そういう対策があったのか」と驚かされることばかりでした。私も先輩方の記録を参考にして、自分なりにじっくり観察し、考え、新たな方法を模索していくつもりです。
2. 道具の紹介
続いて使用する道具を紹介します。とはいっても、まだ配布されたものだけなので、追々追加していく予定です。
せっかく笑点の付箋を使ったのに色くらいしか見えなかったので、番号をふりました。①が5号鉢、②が鉢用の名札、③が鉢の穴のところに敷くネット、④が袋に入った土、⑤がスプラウト用の透明コップ、⑥が肥料、⑦が種の発芽に使うシャーレ、⑧が2枚のろ紙です。まだ、ぱやっとではありますが、じょうろや鉢植えの下に敷く受け皿(新聞紙等)なども必要かなと考えています。
3. 育てる野菜の紹介と種子の観察
続いておまちかね、私が育てる野菜についてです。私が育てるのは「春のかほりSP(キャベツ)」と「かいわれ大根」です。名前をつけた方が愛着がわいて三日坊主防止に繋がるかなと思ったので、キャベツの方を「春くん」、かいわれ大根の方を「大ちゃん」と命名しました。これからも「春くん」と「大ちゃん」で通していくので、以後お見知りおきを。
そして、下の写真は春くんと大ちゃんの種子の様子です。
キャベツとかいわれ大根では、キャベツの方が圧倒的に大きいのに、種子はかいわれ大根の方が大きく驚きました。かいわれ大根はほぼ水と日光だけで育つのに対し、キャベツはそれに土や肥料も加わるので種子は小さくてもそこから栄養分を吸収して育つのかなと思いました。反対にかいわれ大根は種子そのものの中に栄養が詰まっている、ということなのでしょうか。次回までに調べてみたいと思います。
春くん(キャベツ)の方は消毒されているため、青色でコーティングされています。先輩方も成分等を調べられていましたが、私も調べてみようと思います。大きさは直径1㎜~1.5㎜くらいで、イメージとしては新品の青ボールペンの先についてくるゴムの塊(ただしもっと固い)のような感じです。押しつぶすと案外簡単に割れ、中から黄色の塊が出てきました。次回ルーペを使って詳しく調べたものをアップロードします。
大ちゃん(かいわれ大根)の方は、茶色や焦げ茶色で、直径3㎜~4㎜、厚みは1.5mm~2mm程度でした。厚さ1㎜くらいのところに線がいくつか入っており、ここから発芽するのかなと考えました。こちらも軽い力で割れ、中から黄色の塊が出てきました。こちらもにおいや、感触、写真など、次回詳しくアップロードします。
●今日の画像●
今回の記事の最初に使った画像は父がゆで卵と海苔、ご飯粒で作ったぐでたまです。これからもページの最初の画像を自炊の練習も兼ねて食べ物で自作したキャラクターにしていきたいと思っています(初回は父作でしたが...)。次回はご飯と海苔で、パンをモチーフにしたあのキャラクターを作ってみようと思います。お楽しみに!
★次回予告★
・室外の湿度と温度、室内の温度と湿度の調査
・新しい道具紹介
・種子の詳しい観察・調査結果
・種まきの様子
最後までご覧くださり、ありがとうございました。思っていたよりも長くなってしまいました。私の悪い癖です。次回からはもっと端的にまとめられるよう、がんばります。これから半年間、どうぞよろしくお願いします。
コメント
坂谷さんこんにちは
早速初日からアップのこと、大変嬉しく思います。こちらとしても毎年新しい学生さんを相手にしていて、今度の学生さんはどんな方々かな、どんな風に報告してくれるかな、と期待半分不安半分でいます。そこでこんなに反応が早いととても安心できます。
これから数ヶ月、植物の栽培を体験して頂き、それを科学の目線で見ることを学び、コンスタントに報告する訓練をしていきましょう。特に科学の目線ということは重要です。客観的な測定と創意工夫、仮説と検証をしっかり行うということです。中でも客観的な測定をしてものを言うことが求められます。例えば、「元気そうに見える」という言い方ではなく、「日数に対して伸長が指数的である」などという根拠を明示できる言い方が望ましいのです。
ただ安心できるのはのっけから種子の大きさを測定していたり、潰してみることなどされているからですね。今まで種子を潰している人を見たことがありません。ただ一つ要望を言えば、過去年の報告を読んでいることがこちらに分かればもっと安心できます。
さて、さすがに文学部、のっけから内容が盛沢山です。本当なら秋田についてなど返事をしたいのですが、重要なことからお返事します。
第一に報告の文書をおそらくワードで書いて貼り付けていますね。しかしそれでは文字情報も一緒に移動しますので、例えば書体が明朝になってしまいます。明朝で悪いということではなく、報告はゴシックに統一をお願いしていますので、文字情報無しでの報告をお願いします。具体的にはワード文書をプレーンテキスト化するために、一度テキスト形式を選んで別名保存したものを貼り付ければいいと思います。
第二に、褒めてあげたいことはきちんと用具を明示しているところです。科学論文を読んだことがあるのか分かりませんが、最初に用具・材料の説明をするものです。更に、種子をきちんとメジャーで計測しています。何気ないことですがこれで「自分が大きい種と思った」→「長径〇mmの種子である」という科学の言葉になりました。当たり前のことのようですが、過去の報告では、そこの意識が薄いためにメジャーが平行でなかったり目盛りが読みとれなかったりということが散見されましたので言い添えます。
図にきちんとオーバーテロップで分かりやすくしているのもいいですね。意気込みや、愛称付けも面白いことです。観察も細かくていいですね。
種子の大きさに関しての考察ですが、ちょっと言い方が難しいことです。もちろん植物は光・水・養分・温度などで育てます。それを基本として、スプラウトというのは栽培という範疇から若干はみ出たものです。種子を食べやすく、美味しく、しかも栄養豊富(植物は発芽時に急激に酵素をつくり、種子に含まれていないビタミンCなどを合成する)にするため芽出しだけする、ということです。そしてスプラウトに使える種類の条件として、美味しいこと、種子にある程度栄養分が蓄えられていること、などがあります。その条件に適っているのがダイコンというわけです。通常の栽培にはキャベツもダイコンもさほどの差はありません。
次回報告も楽しみにしています。もちろん、しっかりと準備を整え計画を立ててから行うべきものではありますが、今直ちにやることは種蒔きです。本来、もう種蒔きの時期からは遅れていて、寒くなると非常に影響が大きくなります。今の一日の遅れが最終収穫の一週間二週間の遅れにつながります。早く、20~25℃の暖かい場所で、昨年の報告を参考にしながら始めて下さい。
こちらの方も同時期に栽培スタートする予定です。それの記事を後で載せる(その通りに育てろということではなく参考までに)のですが、まだ初めていないので、今回だけでもつまらない写真を載せます。そちらは何と面白いぐでたまで驚きました。こちらも娘(現弘前大二年)の高校時代、毎日私がこうした弁当をつくってやっていました。
そちらも父親と仲良しそうでいいことです。というより、普通そうですよね!
ではまた ラボスタッフ オガタ