間引きと土寄せ(農:新谷紗也)
2019年11月11日 (月)
挨拶
皆さんこんにちは、農学部の新谷です。2セメの生活リズムに慣れず、観察の様子を投稿できないまま1ヶ月がたってしまいました。まとめて書く気も起こらず、どこから書けば良いのだろうと言う状態だったのですが、中間発表についてのお知らせをきっかけにきちんと記事を投稿しようと改めて思ったので、前回の様子とはかなり変わってしまいましたが、現在の植物たちの様子についてご報告させていただきたいと思います。
本題
各植物の現在の様子
観察日11月3日(播種から28日目(水菜は20日目))
ボールキャベツ(28日目)
以前植え替えのタイミングが遅すぎたとの指摘があり、慌てて植え替えを行ったのですが既に徒長がある程度進んでしまっていました。10月25日(19日目)にしてようやく日当たりの悪いベランダの床に直置きの状態から、高さのある台を購入して、毎日2時間ほどの直射日光(7:00~9:00)を確保することができました。日光に当たるようになってからは、本葉も大きく、茎も太くなってきたように思います。本葉は4.5cmくらいになっていました。5枚間の葉も生えてきて、光に当たる前よりは順調に育っていく植物を見ると、改めて日光の重要さを感じました。
倒れかけていたので土寄せを行いました。こんなに見た目が変わると思いませんでした。少し葉が重なってしまいました。
ふあふあミックス(28日目)
金井さんの記事と同じくらい種を植えすぎており、間引きしなきゃと思いながら時間を見つけられずにそのまま育てていた結果、成長してはいるものの、徒長気味だなという感じに育ってしまいました。そこで間引きを行いました。抜いてしまうとすべて一緒に抜けてしまうのではないか、ほかのものの根を傷つけてしまうのではないか、と思い、はさみで間引くものの根元部分を切っていきました。
まだたくさん生えていますがとりあえずこのくらい。そのあと土寄せしました。以前土が多いと指摘されていて、その時はそうなんだ、としか思っていなかったのですが、土寄せするタイミングで、最初の土の多さを後悔しました。これからは気を付けます。
土寄せすると倒れていたものが立ち上がり、間引く前と似たような密集度に...また今度時間を見つけて間引きたいと思います。
サラダ京水菜(20日目)
播種の内容についてまとめた記事は機会があったら載せたく思います。発芽後が最も植物の変化が豊富で見ていて楽しい時期なのに定期的にまとめることができなかったのは己の未熟さゆえですね...。水菜のほうも結構育ってきて、葉が重なってきていたので間引きました。少しぐらついていて、安定していなかったのでこちらも土寄せをすることに。
4本くらい間引きました。写真の向きがそろっていないのは次回以降気を付けます。
今回間引いたものはめんつゆをかけて食べました。野菜の味って感じがしました。少し苦み?えぐみ?を感じたのは生だったからでしょうか...?左写真の①~③がふあふあミックス、④はサラダ京水菜です。
観察日11月11日(播種から36日目(水菜は28日目))
ボールキャベツ(36日目)
大きいもので葉の大きさが長さ5~6㎝、幅3~4㎝位になっていました。重なっている部分が出てきているので、時間を見つけて近いうちに間引きをしたいと思います。そろそろ追肥とかも考えたほうがいいんでしょうか...?
ふあふあミックス(36日目)
まだ徒長気味な感じがします。葉も大きくはなっていると思うのですが、相変わらず密集度がすごいなぁと思うので、すぐにでも間引きに取り掛かりたいです。結構、葉ごとに色などの違いが現れてきたなと思います。葉の枚数は本葉が4~5枚ほどでしょうか。写真からは分かりづらくなってしまいました。茎がまっすぐではなく曲がりくねって伸びてしまっています。赤線で囲ったところから茎が伸びて曲がりくねっているのが分かります...。
サラダ京水菜(28日目)
葉が大きくなり、以前間引きはしたものの、また葉同士が重なってきているように思います。大きいものを残して間引きしたいです。本葉は5枚目が生えてきたくらいでしょうか、同じく写真が分かりづらくてすみません。葉の形が水菜そのもので、面白いなと思います。
前回のコメントに対する返信
さて、ブロッコリーのスプラウトなんですが、文章の意味がよく分かりません。あとで鉢に移すように10粒播いたのでしょうか?
⇒ブロッコリーのスプラウトに関してはコップ栽培のものだけで良かったのですね...とりあえずシャーレにて発芽させる必要があるのかと勘違いしていました。発芽に関しては「暗所、20度以上」という説明書きを見落としていました。
ともあれ今後の栽培は文章にある通り日当たりをしっかり確保しましょう。直射日光が何時間当たるのか、これを是非教えて頂ければそれに応じたコメントを付けられます。それは最需要なポイントになります。
⇒自分が住んでいる部屋のベランダが東向きで、朝の2~3時間ほどしか直射日光が差し込みません。また、ベランダの壁が高いのに対し鉢植えを床に置いていたため光が当たっていませんでした。10/25(19日目)に50cmほどの高さがある台を用意しました。以降は朝7:00~9:00の間は直射日光が当たるようになりました。
スプラウトは結局、正規のコップと、別枠でもう一つを並行されたということでしょうか。しっかり遮光をして成長を比べましょう。時折は見て、水の量、カビがないかなど確認して下さい。けっこう温度によっては乾きが早くなり、干からびてしまうことがあります。
⇒スプラウトに関してはそのまま二つの容器で育てました。思ったより順調に成長したと思います。次回収穫して食べたという内容を書きたいと思っています。
あ、不織布とありますが、これをする受講生は今までほとんどいません。そして不織布にもいろいろなものがありますので、それも教えて下さい。
⇒不織布に関しては購入後調べたところ、冬の時期の霜が降りるのを防ぐことに使えるようだったので、冬期の栽培で夜の間植物に掛けようかなと考えています。今の季節はなるべく光に当てたいと思ったのでしばらくは使わないことにしました。
感想
久々の投稿となったこと、深く反省します。中間発表までわずかですが、それまでの定期的な投稿はできるよう頑張りたいと思います。途中までまとめていた内容なども載せずじまいになってしまったことが、悔やまれるので、これ以上投稿頻度が少なくならないよう努力する所存です。また、科学的な観察もできているとはいえないので、意識していけたらとは思うのですが、とりあえず、「記事を上げる」ということを第一として観察を続けていこうと思います。投稿に間が開いてしまったこと、誠に申し訳ありませんでした。
ここ数日間の晴れた天気のおかげで、植物たちが一層元気に育っていくのをみると、これからの成長がますます楽しみです。ブロッコリーのスプラウトはおいしくいただいたので、その内容も次回あげたく思います。スプラウトの第2回も取り掛かりたいので、うまく時間を作れたらいいなと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回予告
1、間引き
2、スプラウト収穫・実食・2回目
コメント
新谷さんこんにちは
物事が増えすぎると手を付ける段階で心理的負荷が大きくなり、何もできないのに疲れるといったことがよくあります。まあ、小さく片付けるしかないですね。
学生時代までは思考の「瞬発力」というものが大事なのですが、社会人以降はそれよりも、心理的負荷をはねのけて地味にやり遂げるという「継続力」の方が大事になってきます。仕事をためないのが大切です。
さて植物は鉢に移した段階からだいぶ回復しましたね。毎日二時間の日光でも多少足らないかな、とは思うのですが、わざわざ台を買ってまで環境を整えたとのこと、お疲れ様でした。土寄せした後の感じもいいですね。
ふあふあミックスも成長が進み、間引きをされていますが、もっともっと間引いてもいいですね。これほど多いと一本一本間引くのではなく数本エリアごと引き抜いてもいいかと思います。そして後の写真を見ますと、ミックスは形態の違いによって三種に判別できたようですね。
ミズナも同様ですけれど間引き株は順次食用にできます。食レポはシンプルにめんつゆですか。ドレッシングやマヨネーズでないのは個性ですね。全然関係ない話なんですが、めんつゆは醤油・みりん・だし(粉末で充分、多い方がいい)をさっと沸騰させるだけで簡単に作れます。好みの味にできるのでマイめんつゆもいいものです。市販のめんつゆは塩味がきついものが多いですね。
報告の写真は真上のもよいのですが、たまには横のも欲しいところです。真上だけでは徒長具合や土の湿り具合が分かりにくいですから。
報告の最後にまた間引きと追肥について書かれています。どちらも適宜行えばよいのです。キャベツは2株残せば充分でしょう。追肥のやり方については他の受講生のコメントに載せた通りです。鉢縁に10粒3か所(計30粒)を10日に1回を基本として植物の状態に応じて変えます。ふあふあに感してはやりすぎるとえぐ味が強くなるのですが、全くやらないと緑が薄くなってこれまた味が悪くなります。といってもふあふあの栽培はもうわずかで終点ですね。
こちらのコメントに対する応答をきれいにまとめられていて、見やすくて助かります。その中で不織布のことですがこの時期はあまり害虫が付かず、またお渡しした品種は霜に負けるようなものはありません。その意味で必要性はないのですが、逆にいうと今までそういう試みはありませんから面白いですね。掛け方としては、夜だけかけても保温性はほぼありません。光をあまり遮らない種類のものでしたら日中もまとめてかけっぱなしでいいと思います。
さて次回、スプラウトの食レポも含めまして、報告お待ちします。
ラボスタッフ・オガタ