[10]肥料の効果・葉の光沢(工:吉田朱里)
2019年12月31日 (火)

やっと見つけた"ポケふた"。以前あおば通のシリウス前で看板を見てから気になっていたのですが、さすがに看板があるところのそばにありました。いつも気づかず素通りしていました...
ポケふたはどうやら全国の至る所に存在するらしく、ここいらでは他に北海道、岩手で見られるそうです。逆に関東は神奈川唯一1つとのことで意外でした。個人的にはラプラス(宮城の物には全て描かれています)もジラーチも好きなので見つけられて本当にうれしかったです!
私のポケモンはDPに始まりエメラルドに一度戻ってPt、HGSS、BW、BW2...そしてメルカリでORASへとつながっていました。途中時探、バトナ-ジも。(ポケモンオタクには通じそうな文章になりました)
さて脱線はこのくらいにして...
「ハツカダイコン(一回目&二回目)」
前回からの遅めのスタート施肥でしたが短期間でもその効果は抜群でした。今回はその成長を...
前回述べたように一回目の施肥から10日後の12月20日(77日目)に肥料を与えました。今回は一カ所に4~6粒ほどを何カ所かに。このときまでのの大きな変化は葉の色でしたが、この二回目の施肥後、食べるところである根(一部茎)のところにも大きな変化が出始めました。
以下の写真は20日(左)とその一週間後、27日(右)の地表部の茎の太さです。
20日は6mmだった物が27日には、細いところでおよそ7mm(割れのせいなどで太いところは大まかですがおよそ8mmに)どうにか最終発表までには収穫ができる可能性が上がってきました。
二回目の方はなんだか二つの小鉢で差が生じています。
見ていただいたらわかるように3つの株がある方はなんだか赤色がくすんでいます。大きな鉢の方ではちゃんと赤色がついているので2つの株の方は正常ということなのですが...こちらは最終発表までにどのくらい成長するのか...
「ふあふあミックス」
ふあふあミックスたちは地道にこつこつと成長しています。肥料を与えると苦くなるとのことで、気ままに収穫しながら育てたい私としては、最初に施肥して以降与えていないのですが...大きな変化がないのはそのせいでしょうか...?
(81日目)
とりあえず最近気づいたこととしては4種類でそれぞれ葉の光沢加減がだいぶ違うということです。以前は他の種類の株たちによってなかなか成長していなかった紫高菜も最近は足並みをそろえてきました。色はまだまだですがそのおかげでだいぶ比較しやすくなっています。
見た感じとしては
1位 紫高菜(右下)
2位小松菜(右上)
3位タイ?丸葉(左上)&春まき(左下)山東菜
ここで葉の光沢の差はなんなのか調べてみることにしました。
植物の葉の表皮は、簡単に言うと、蝋質のクチクラ層(撥水性)でコーティングされているそうです。
クチクラ層?となったので...
より詳しいサイトではこのように
表皮の細胞の空気に接する面では、細胞壁の外側にクチン[cutin](不飽和脂肪酸の重合体)とワックス(蝋:ろう)[wax](非水溶性の脂肪酸エステル)で出来た、クチクラ[cuticula]と呼ばれる透明で水を通さない層がある。クチクラの表面にはさらに細かいワックスの粒(形はいろいろ)が一面に分布している。葉や茎・果実・種子の表面が水を弾くのは、クチクラと表面のワックスのためで、雨水が内部に侵入したり、雨水に細胞内の水溶性物質がしみ出したり、また乾燥したときに水分が蒸発したりするのを防ぐはたらきがある。また、紫外線による障害や菌類・バクテリア・ウイルスの侵入を防ぐことにも役立っているらしい。
つまりはあの光沢は植物が寒さや乾燥といった環境的要因から身を守るための物のようです。そして光沢の差はおそらくワックスの形状の差で、各々の種類が進化して育ってきた環境の差で量と形状が異なるのではないかと思いました。(完全な推測ですが...熱帯雨林やツンドラなどの針葉樹など、厳しい環境、病原菌の発生しやすそうなところでは葉が固く、逆に日本など温帯湿潤などでは柔らかい葉の種類が多い気がしたので...)
温室?について
以前書いたように温室?を活用し始めました。?の理由としては暖かさはあまり確保できておらず、メインの目的が強風よけとなっているからです。ただでさえ日当たりの悪いところなので光量も求めた(なるべく光を遮らないようにした)ところこのような感じに。
一応湿度温度計を置いていますがまああまり外気と変わらなさそうです。
それでも強風のしのぎは効果絶大で、表面の土の乾燥とそれによる削れ(以前はハツカダイコンの根元付近の土が飛ばされてしまうことが多かったです)はなくなり、土の乾きもだいぶ減りました。
コメントに関して...
施肥については順当です。葉の色(特に下葉の色)を見て加減しましょう。
次回は参考にしてみます!(今回は帰省前に与えるか悩んだのですが、水を与える回数が少なめで前回のがだいぶ残っており与えませんでした。)
(1615文字+引用)
大学生になってからも年末年始は地元に帰っています。そして毎年のように高校時代の部活のメンバーで忘年会をして...本当に最高のメンバーだなと思いました!
それが一昨日で昨日は家族でスキーに。今日は宿題だらけの一日でしたが、とても充実した2019年の年末でした。
やや投稿は遅れましたが...
皆さん、良いお年を!
コメント
吉田さんこんにちは
なるほど、ポケフタなるものがあるんですね! これを見つけるのはファンにとり非常に楽しそうです。個人的にはポケモンには詳しくなく、映画を数回見に行ったくらいです。果たしてサトシ君はポケモンマスターになれたのでしょうか? 苦節30年、ニートと指さされながらも歯を食いしばってきたサトシ君、報われる日が来るのか......
うちの娘もことさらマニアではありませんがポケモンをゲームとしてやってたものですね。「効果は、ばつぐんだ!」などと言ってました。そういえば子供の記憶力は凄いもので、電話帳的なポケモンブックを丸暗記したりできます。というか子供に限らず誰でも「自分の好きなこと」は驚くほど記憶できます。ジャニヲタなどもそうなんでしょうね。
年を取ると、記憶を新たに追加することは難しく、記憶の保持が問題となります。面白いことに「自分の好きなこと、興味あること」は憶えていて、それ以外はさっぱり忘れてしまうものです。大学の授業でも何を習ったかはほとんど憶えていません。面白いくらいに忘れ去っています。しかし、自分が興味を惹かれたことだけは憶えています。
さてハツカダイコンの成長、こうして組み写真で比べるとよく分かります。写真をクローズアップにして、更に撮る角度や光が同一だと本当に比較しやすいですね。そういえば他受講生の報告で土寄せはダイコンの場合、その根の発達に大きく影響するとありましたのでしっかり土寄せしておきましょう。
後でスタートしたその二鉢の違いは何でしょうね。そんなに条件が違うとも思えなのですが。もう慣れると世話もそれほどの手間ではないでしょうから、気長に見てあげて下さい。
ふあふあミックスの生育と施肥について、実は最初の土の肥料分は急になくなるものではなく、ゆっくり流亡するものです。まあ、ベビーリーフで収穫するなら追肥は必須ではないですね。しかし、やはり施肥をすると植物はその窒素分でタンパク合成、リンサン分で核酸合成します。そして大きくなり日照をいっそう光合成に有効に使います。
施肥が多いと葉に蓄積して苦くなるのはその通りですが、ある程度の施肥は植物体を大きくして光合成を増やすことで甘みを出し味がよくなります。全く肥料分が無くて生育が悪いと逆に味が悪くなります。要はバランスですね。この場合も、ふあふあの葉の色を見て、黄色みが強くなり生育障害を起こすようなら施肥をした方がいいと思います。
ミックスでの種類と各葉の違い、特にワックス成分について調べましたか。その役割などは本当にその通りですね。しかし、実は生物として普通のことであり、動物でも皮膚には充分な油脂があります。グリセリンに脂肪鎖が3つ付いた中性脂肪や、スフィンゴシンに脂肪酸が一つ付いたセラミドなんかですね。これが雑菌からの防御に働き、一次免疫と呼ばれます。
地域の差と植物の葉の差とを考えるのは面白いですね。進化的に無意味にクチクラを発達させることはないので、自然条件で決まるのでしょう。そういった大きな自然条件と、各種動植物の形態をひっくるめて計算する分野が昨今の流行りでもあります。それはコンピュータの発達によっていわゆる「ビッグデータ解析」ができるようになった恩恵にもよります。
その温帯の話だけで言えば、実は日本の西部は照葉樹林帯に属します。それは葉のワックス、クチクラ層が発達して葉に「照りを出した」木々が多いという意味です。クヌギとかですね。日本の中央部は葉に「照りの少ない」温帯樹林です。ブナなどです。北部の針葉樹林ではおっしゃる通り、またワックスが多くなります。
植物の生存戦略により、いち早く葉を展開した方が有利な条件では葉の薄い方がよく、そうでなければしっかり防御を固めた方が良いのでしょうか。そう想像はできますが、実はまだ本質的なことは不明なのです。
さて温室が見えています。構造がこれだけでは分からないのですが、強度は大丈夫でしょうか。トラスなどを使えばいいですね。毎年温室を風で壊される受講生がいます。効果についてわずかでも温度の違いがあれば、今後の参考になりますので見て下さい。もちろん陽が照っている時のことです。(陽がなければ温度が変わるわけはありません。植物は熱を出しませんから)このくらいの施設で効果があるのかないのかはこちらも知りたいことです。
さて展開ゼミも残りわずか、次回記事お待ちします。
この写真は、津軽で撮ったものです。面白いですね。たぶんこの二階のドアは普段は(危なくて)使わないのでしょう。雪が降ると逆に一階のドアは埋もれて使えないので二階から出入りすると想像します。
ラボスタッフ・オガタ