しょっぱなからてんやわんや(1)(工:北川桜子)
2020年10月14日 (水)

こんにちは。窓から晴れた空を見ようと思ったらカナブンが網戸に大量発生していてげんなりした北川桜子です。過去の記事や同学年の記事のレベルの高さに慄き、記事を書くハードルが上がった結果、ここまで記事を上げるのが遅くなってしまいました。
自分なりのペースで定期的に記事を投稿出来たらな、と思います。自己紹介は今後、書くことがなくなった時のために残しておきます。半年間よろしくお願いします。
1.秋冬付き合っていく野菜たち
さて。同学年のみんなのように先生からいただいたもの全体で写真を撮ったりしなかったので、今回育てる野菜たちの紹介をします。
a.かいわれ大根
種は濃い茶色と薄い茶色の2色から成る大きさ5㎜くらい。
もらったプラスチックのコップに湿らしたティッシュを入れて種を蒔け、コップを日が当たらないよう工夫しろ、とのことでしたが、
「湿らす、って塩梅が分からん(料理の時、塩少々、の塩梅が分からないのと同じ感じ)」
「種の密度はどうすんねん」
「種がティッシュの下に行ってしまった」
「日が当たらないようにするにはどうすんねん」
など、分からないことだらけでしたが、失敗してもいいやー、の精神で「カイワレ大根植え方」とかるーく調べてとりあえず適当にやってみました。
みんなの記事を読んでいると「少し隙間を空けて途中経過を観察できるようにしました」「種びっしり蒔いてみました」...
私なんにも分かってないけどいいのかなぁ、なんて思ったり思わなかったり。まぁ、先生がカイワレ大根は失敗しないとおっしゃっていた気がするのでこのまま様子見です。
このペースで行くと長くなりすぎるので、短めに行きます。
b.ミニ白菜 愛姫(めごひめ)
生産地宮城県。種は緑で着色。名前が可愛くて好きです。丸まるように育てるのは大変らしいですが、丸くならなくても白菜だし、食べられればなんでもいいので、枯らさないようにだけ気を付けて大切に育てたいと思います。
ミニ、だからそこまで大きく育たないだろう、と思っていましたが、いただいた資料の中で「収穫適期で1球800gくらいになります」との記述が!!!家庭菜園のレベルだし、自分の栽培スキルが低いことも分かっているのでそこまで大きくなることはないですが、しっかり育てればそんなに大きくなるんだ、ということで驚きました。
あと、白菜って、単位「球」なんですね。「玉」だと思ってました。どうでもいいですが。
c.コカブ 健明二号
生産地徳島県。種は茶で着色。健明って何なんですかね、地名かな?二号ってことは一号があったんでしょうね。品種改良されたのでしょうか。
d.ホウレンソウ 朝霧
生産地デンマーク!!海外で種を生産?して輸入してるのかな。(株)渡辺採種場の敷地がデンマークにあるとは考えにくいので、どうなってるのかしら、と思いました。種は赤で着色。他二つに比べると種は大きめ。朝霧ってなんか源氏物語の登場人物で居た気がして調べてみたら、夕霧、の間違えでした。朝霧は(物語中では)宇治の川にかかる橋のことらしいです。言葉の意味としては「朝に立つ霧」の意。秋の季語だそう。なるほど。秋から育て始める野菜、という意味でも込められているのでしょうか。実際のことは知りませんが。
種3種類
鉢植えた状態
どの野菜をどの鉢に植えてあげればいいか分からず、とりあえず3つもらった一番小さい鉢に植えました。鉢受け、って言うんですかね、鉢の下に置く皿を買いに行こう行こうと思いながらも、青葉山の奥地に住んでいるのでなかなか行けず、手元になかったので、毎日飲んでいる2Lの水のペットボトルを切って代用しました。
一昨年就農した知り合いにこの上の写真(鉢3つの写真)送ったら「小さすぎん?カブとか育たないんじゃないの?(原文ママ)」と返ってきて、育つのか心配しています。このことに関しては、先生から何かしらのコメントをいただけたらと思います。よろしくお願いします。
e.ベビーリーフ ワタナベミックス
【仙台芭蕉奈、ちりめん葉からし菜、清国青菜、赤リアスからし菜、からいね赤】の混合。
最初、渡辺先生が作ったものなのかと思いました(名前がワタナベミックスだから)。教授ってそんなこともしてるんだ~、なんて思ってたら(株)渡辺採種場が作ったものなんですね。なるほど。
ベビーリーフって、どうして単数形なんでしょうかね。沢山あるから「ベビーリーブズ」の方がいいんじゃないんでしょうか。知らんけど。
この種群が5種類もの野菜から成ってるなんて思えません。種が小さすぎて、くしゃみしたら種が飛んでいきました。なんやねん。
これはいただいた鉢の中で一番大きいものに蒔きました。沢山食べられるのが楽しみです。
2.今回の事故について
今日は、とりあえず鉢に土を入れ、先日もらった種を蒔く作業をしました。作業中に事故が起きたので、記事にします。
勘違いかもしれませんが、先日研究室に行ったときに「種を蒔く前に水をドカッとかけて、そのあと種を蒔くとよい」という話を聞いたので、鉢に土を入れた後、水をドカッとかけに行こうと鉢3つを同時に水道までもっていったときのこと。
もう写真を見ていただいたほうが早いと思います。
はい、やらかしました。寮の共有スペースに土をぶちまけました。前途多難なスタートです。いただいた土には限りがあるので、この土を捨てるわけにもいかず、全部集めてまた鉢に入れました。共有スペースだから、床が汚くて、、土を集める中で髪の毛とか輪ゴムとかが土に混ざってしまったので自分の出来る範囲でごみを取り除きました。
鉢が割れなくてよかった、という安堵とリアルタイムの授業があと10分くらいで始まるため鉢を落とした自分に対する怒りがむくむく湧き上がってきました。
綺麗に片づけられたので良かったですが、今後は鉢を2つ以上(1つの手で1つの鉢、以上)は持たないようにします。
3.終わりに
今日(10/14)、いただいた種を全て蒔きました。本当はシャーレで根を出してから土に植えるべきなのですが、なかなかそんな時間もなくずっと後回しにしてしまっていたので、直接土に蒔きました。
今後どうなるのか、うまく育つのか、想像もつきませんが楽しんで野菜育てていけたらいいなと思います。
記事としてのレベルも追い求めつつ、書きたいことを書くスタンスで頑張ります。
編集中には改行がしっかりされるのに、プレビューで見ると改行されてないのを改善したいのにできません。やり方を教えて頂けたら嬉しいです。
次の記事は寮で授業とは関係なしに育てているアボカドとタマネギについて書こうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
コメント
北川さんこんにちは
冒頭で昭和風フォークシンガーなのは...... いやここは突っ込んだら負けなのでしょう。
そして青葉山名物カナブンは無視して下さい。黒い悪魔Gより良いと思います。
さて、こうして一回目の記事が上がれば、無事にブログアクセスができるということで一安心です。中身の書式についてはおいおい「見やすく」「必要な情報が伝わるように」整えていって下さい。そして時系列的に全てを記載する必要はなく、必要なこと以外は絞っていっても構いません。
始めはカイワレダイコンについてです。実は当方から客観的具体的方法についてはあまり伝えていません。それは項目が膨大に多くて伝えきれない(なぜかという理由を含めると凄い情報量になる)ことと、それらを自分で調べるのも展開ゼミの範囲内だと思うからです。
なかなか情報取得スキルが試されます。
今回、「湿らせる、その塩梅」について書いてあるのは興味深いですね。そう、人間のコミュニケーションは「ある程度の共通理解」があってはじめて成り立つことも多いのです。
ちなみにですが自然科学系の論文制作では、その逆に共通理解をなるべく排除し、客観的になるように書く(どこの国の何年後の人でも再現できるように)のが基本となります。
さて画像を見ると下敷きの厚さは適切、水は少し少ない(発芽までは種子が水に触れるくらいがよい。発芽後は半分に減らす)、密度は少ない(市販のカイワレはもっと密に播かれている)かな、と思います。まあ許容範囲です。あとは少なくとも二日に一回は見て、伸びるのを観察し、適宜水を追加して下さい。うっかり忘れるとカラカラになります。
それと温度の記載もあればよいですね。文体ではなぜか関西人なのですが、それは不思議です。
メイン作物はミニハクサイですか。ミニといってもそれくらいになるんですね。まるでミニブタ(けっこうデカくなるらしい)のようです。ただしそれでも結球まで持っていくのは大変であり、よほど初期生育を良くして葉の数を増やさないとそうなりません。そして栽培のタイムリミットは展開ゼミ終了してからそう長くはなく、三月半ばでエンドになります(花が咲いてしまう)。
まあ、ハクサイは結球しなくとも美味しく食べられます。成分にはグルタミン酸が含まれていて、これはトマトなどにも入ってますが植物性のうまみ成分です。鍋物でハクサイが加えられるのは理由があり、このグルタミン酸と、タラや肉の動物性うまみ成分イノシン酸とでうまみの相乗作用を起こすためです。この相乗作用はそれぞれ単独よりも27倍という膨大なうまみになります。
あ、どうでもいいですが愛姫というのは伊達政宗の妻です。仙台人にとっては可愛らしい姫ではなく女傑のイメージがありますね。そしてハクサイを「球」と呼ぶのは私も初めて知りました。確かにタマネギとは違います。が、普通は玉なのでは......
さて次はコカブです。健明とは何でしょうか。地名でもなさそうで、もしかして作った人? いえ知りません。一号もあるのかもしれませんね。ちなみに「しまじろう」は長男でも「じろう」なのですが、これは家族の闇があるわけではなく、お父さんが「しまたろう」のためらしいです。コカブは順調に育てれば小さくともカブとして収穫できますが、葉を食べても充分です。
ホウレンソウの種子生産国はデンマーク、委託生産品ですね。デンマークはホウレンソウを始めいくつか野菜の種子を生産しています。種子生産というのはかなり気をつかうことで、病害虫が無く、しかもしっかり品種ごとに隔離して育てなくてはいけません。そうでないと別の品種が混ざって使い物にならなくなります。ミニハクサイの種子は宮城県生産といっても、海に浮かぶ島で生産されることが多く、それは他と隔離するためです(虫が花粉を運べない距離)。
朝霧は秋の季語なのですか。この品種はラベルにある通り、秋に播いて寒さで甘く分厚い葉になる品種ですね。ちなみに夕霧はたしかに源氏物語です。といっても私も漫画「あさきゆめみし」で知った程度ですが。
さてこの植えている様子、鉢土に直播きでも結構です。しかし、芽が出るまでは決して乾かさないようにして下さい。芽が出れば逆に水をやり過ぎてはいけません。鉢受けの様子がよく分かりませんが、水がダバダバ貯まらないよう、しかし水をやった時には鉢から水が出ることを確認して下さい。
置き場は暖かい室内で芽生えをダッシュしてもいいですね。しかし芽が出たら子葉展開前に外に出してなるべく陽に当てて下さい。
鉢の大きさは、正直野菜栽培には小さいのです。まあこの展開ゼミは「盆栽野菜」です。しかし、収穫不可能なほど小さくはありません。大きい方の鉢で昨年当研究室でミニダイコンを3つも最終収穫することができました。ただし、妙に思ったのはベビーリーフの方を大きい鉢に播いたのですね。これは想定外です。なぜならベビーリーフは小さいうちに収穫するものであり、こっちこそ小さい鉢を使うべきものだからです。できたら入れ換えたら...... しかし間が悪いことにハクサイは野菜の中でも途中移植を嫌う作物でもあります。
ベビーリーフはどうして単数なんでしょうね。これもまた不思議です。ちなみにルーズリーフはルーズリーフです。そういえば往年のグループ歌手であるフォーリーブス、私は三十年くらいフォーリー・ブスだと思ってました。更にどうでもいいことですが、英語で単数複数の区別があるのは序の口で、スロベニア語では「単数・双数(つまり2)・それ以上の複数」で区別します。まあ、英語よりは簡単な言語だと思いますが(いや、英語が極度に難しい言語なだけ)。
さあ、鉢を落としたのは、やり場のない怒りだとは思いますが、悪運を落とした(物は言いよう)とでも思いましょう。しかし、寮の床が既にそんなに汚れてましたか......
次の記事も期待してます。改行については私もよくわかりませんので聞いておきます。実はこれも直接書き込んでいるのですが確かに改行スペースが無効になりますね。
あ、青葉山は下界より寒くて天気も悪いので、一年生は特に体調に気を付けて下さい。昨今は熱を出すと全ての人に避けられます。
画像はどうでもいいことですが「ハードディクス」になっているのを見つけたものです。本当にどうでもいいんですが。私はこういう小ネタをちまちま撮っておき(けっこう毎日何かはある)、現在大学四年の娘にメールしているので。
ラボスタッフ・オガタ