4️⃣食欲に唆されて...(理:関崇秀)
2020年12月14日 (月)

お久しぶりです。関です。時間はあっという間に過ぎ、気温もずいぶん低くなり冬の到来をしみじみと感じます。僕自身は停滞していたようにも感じますが、植物はきちんと育ってくれていたので頑張って記事を書こうと思います(汗)
さて今回もまず表題の画像からですが、これはオオセンチコガネという甲虫です。画像は光の当てかたが悪くて少しわかりにくいのですが、 メタリックで明るい赤ピンクと言った色合いをしています。この虫は生息地域的には珍しいものではなく日本各地で見られる虫で皆さんにも馴染みがあるかもしれません。一般には糞虫(ふんちゅう)としても有名であり、獣糞を探すと発見できる場合もあります。この虫の面白いところは色々あると思うのですが、一つには色の変異があると思います。写真の個体は泉区で取ったものですが、この色は宮城ではよく見るものらしいです。他の色としては、金緑色、銅緑色、金紫、奈良のあたり限定でいる瑠璃色などのバリエーションがあります。近似種にセンチコガネがいますが、オオセンチコガネというくらいでこちらの方が大きく、また色の変異も多様でよりメタリックな色彩をしている印象があります。意外にも飛ぶのが上手く光に対する集光性は強いです。ちょっとした公園でもいるところにはいるので、集めるのが比較的簡単で楽しいいい虫だなと思います。
さて、前回はかいわれ大根のスプラウトを頂いてその美味しさに驚きました。一人暮らしにおいては食材を多く買うのはコストが高くなるのでいつも同じ野菜を買っており、付け合わせ用の少量のスプラウトなんかは自分でわざわざ買ったことがなかったのでこれはいいぞと思いました。ただ、コップ一杯で10日で一食分はちょっと割りに合わないなと感じたので、プランターを買ってきて一度に大量に育てることにしました。
11日目(10月22日)
新たに以下の道具を百均( Can Do)で購入。
野菜用の土(肥料入り)
プランター
5号鉢
各種受け皿
そのままセッティングを行い、余っていた種を蒔いた。鉢植えの方にはちょっと成長が遅く心配だった白菜を、均等に10箇所程度蒔いた。プランターの方にはミックスを一面満遍なくかなりの密度で植えました。全部で大体7〜8ミリリットルの超高密度で蒔いたので、普通に野外で育ててもひょろひょろとスプラウトのように育つのでは無いかと思います。いろんな種類が入っているので育っていく順番や競争の様子、最後に残るものなどを観察したいと思います。そのため随時摘んで頂きつつ、最後まで一定量は残すつもりです。
最後にプランターミックスの芽生えまでの様子を見て今回は終わりとします。
5日目から6日目にかけて次々と発芽しているのがわかります。緑の子葉と紫の子葉の2種類が観察できます。一番種子の大きい大根は見当たらず、種子の小さい野菜から発芽していることが観察されます。
コメント
関さんこんにちは
報告書きかけの日付けが前の方にあると、なかなか遡って確認しないので見つけられませんでした。この報告が分かったのも教授がたまたま見つけたのです。済みません。そのためコメントといっても時期遅れで特に意味はありません。
冒頭のオオセンチコガネ? 色的には面白いですね。これも蝶の羽と同じく光の干渉を利用した構造色なんでしょうか。地域によりバリエーションがあるとのことですが、それはマニアにとってはたまらないものでしょう。虫にとっては何がしか意味があることで、各地の微妙な遺伝的隔離を反映しているものでしょうが。
この虫を実は見たことがありません。飛ぶのが上手いとありますので通り過ぎられたのかもしれませんね。人間にとってどちらかといえば益虫であり、色も綺麗なので捕まえることまでしませんが観察してみようと思います。
さて関さんといえば農地開拓です。アパート前に開拓した場所に置いた鉢はどうなったのでしょう。まあこの報告ではまた違うものについてのようです。百均でよくこんなに買い物をしました! 一つ一つは百円でも合計すると結構な金額になったのではないかと思います。
植え方は通法に準じたものであり、特に言うことはありません。この時期なので直播きでいいですね。土の色が茶色っぽいので分かりにくいにですが水は充分に湿るように与えているのでしょうか。最初は水を「弾く」のでなかなか土に水が行き渡りません。最初に充分与えて下さい。
プランターに播いたミックス種子は確かに高密度です。普通ならあり得ないことですが、この場合は敢えて徒長させるという意図があるんですね。つまりベビーリーフとスプラウトの中間にしようと。まあそれも上手くいくか分からない(半端に暗いため、ベビーリーフとしては生育が悪く、スプラウトとしては寸詰まりになる)のですが試みとしては面白いですね。
そして種類ごとの発芽の順番や競争力など見て行けば面白いと思います。
一つこちらが興味を持つのは「百均グッズ」であることです。先ずは土、これは過去の受講生もかなり百均の土で苦戦しています。コストダウンのためpHの調整が今一つなことと、未熟な有機物が多いことです。
それは理解できるとしても、今度は鉢に問題があります。この場合は奇しくも色の濃いものを選ばれているので問題ないと思いますが...... 実は百均の鉢は一般製品と比べてプラスチックの節約のため非常に薄く作られています。確かに強度はそれでもいいのですが、光が透過してしまいます。百均の鉢を光にかざすと分かります。植物の根は光に対して逃げるように屈曲しますから、鉢内で根が伸びきれないのではないかと想像します。
ともあれこれも含め、それぞれの成長を知りたいですね。
では今書きかけがあるようですからお待ちします。
ラボスタッフ・オガタ