カイワレ大根第2弾!(経:林瑞紀)
2021年12月 5日 (日)

こんにちは!
中間発表も終わり、とうとう12月になりましたね!
スーパーではみかんが多く並び始め、柿の販売スペースが小さくなってきましたが、私は懲りずに柿を買っています。前々回の記事でも書きましたが、私は柿が食べ物の中で1番好きです。
最近、柿を切っていたら種が入っていました。多くの柿は品種改良が進んで種が入っていないことが多いので少し興奮しました。そして、種の存在に気づかなかったので種も切ってしまったのですが、柿の種の中は半透明だということがわかりました!その様子が最初の写真です。
そして、半分に割った様子がこちらです。
大きさは縦2.3cm、横1.4cmと、果実の大きさの割には種が大きい印象です。胚が白色なのも面白いです。
この授業を受けていなかったら、柿の種の中をのぞこうなんて思いませんでした。1つの知識として柿の種の中は半透明ということが知れて良かったです!
今回もよろしくお願いします!
目次
1.中間発表を読んで
2.市販のカイワレ大根の本数を数えてみた!
3.カイワレ大根第2弾開始!
4.最後に
1.中間発表を読んで
まず、コカブに対してのコメントをいただきました。
>>一番最後の写真がもう少しアップになっているとよくわかりますが、真ん中がカブでしょうか。根っこが白く丸くなっています。
こちらが11月30日(栽培56日目)のコカブです。だいぶ形になってきました。直径4、5cmが食べごろということなので、慎重に収穫時期を見極めたいと思います。
また、データの扱い方にもコメントをいただきました。
>>dataをどうやって集めるかということもですが、それをどの様に解析して、理解することも学んで下さい。
他の受講生の方には葉の直径のデータを取ったり、葉序を調べたりしている方がいました。そして、データを取って終わりではなく、これからどうなるか予想したり、改善策を考えたりしていました。データの収集、解析、そして理解ということをセットでやっていきたいと思います。
他の受講生の記事を読んで、「自発的に取り組んでいく必要がある」、「こまめに取り組んでいく必要がある」というコメントが多かったような気がします。私には他の方に比べてまだまだこまめさが足りないと感じているので改善していきたいです。
2.市販のカイワレ大根の本数を数えてみた!
前回、カイワレ大根を栽培してみて
①カイワレ大根を密集させる
②根が張りやすい素材のものを下に敷く
③収穫時期を見極める
この3つについて気をつけようと思いました。
まず、①カイワレ大根を密集させるについてですが、なぜこのことについて気をつけようと思ったかというと、私のカイワレ大根と、他の受講生の方や市販のカイワレ大根を比べてみて、圧倒的に後者のほうがカイワレ大根の密度が高いことに気づいたからです。密集しているから「あそび」の空間が無く、まっすぐに育つのではないかと考えました。
そこで、どのくらい密集しているのかを知るために、市販のカイワレ大根の本数を数えてみました。
今回参考にしたカイワレ大根はこちらです。
縦5.5cm、横5.5cmの脱脂綿の上にみっちり生えています。
1束10本ずつにまとめ、最後は発芽が不十分なものも合わせて紙に並べました。
数えてみた結果...
210本ありました!!!
5.5cm × 5.5cm = 30.25cm² のなかに210本もあるなんてすごい密集率ですね。
1本あたり 30.25 ÷ 210 = 0.144...
約0.15cm² に1本は生えています。
第2弾はこの値を参考にして栽培しようと思います!
3.カイワレ大根第2弾開始!
3つの反省点のうち、②根が張りやすい素材のものを下に敷くについては、これも私が前回育てたものと市販のものを比べて考えたことです。私が育てたものは根がコットンを迂回して下に伸びているのに対し、市販のものはスポンジを突き抜けて下まで伸びていました。
(左:私が育てたカイワレ大根の根 右:市販のカイワレ大根の根)
そこでどんなものを土台にしたらカイワレ大根は根を張れるのかを知るためにいくつかの土台を用意しました。
今回用意したのは、目が粗い台所用スポンジ、メラミンスポンジ、コットン、ティッシュです。
メラミンスポンジは、根が張れるように大量の穴をつまようじであけておきました。
(左上:目が粗い台所用スポンジ 右上:メラミンスポンジ) (穴をあけたメラミンスポンジ)
(左下:コットン 右下:ティッシュ)
次に種をまきます。
【12月3日 (栽培1日目) 18:00 室温:23℃ 湿度:62% 】
コップの底の半径は 2.5cm だったのでコップの底の面積は
2.5 × 2.5 × 3.14 = 19.625 cm²
約20cm²として考えます。
市販のカイワレ大根のスポンジ約30cm²に210本生えていたことから、約20cm²の土台には140個の種が必要です。
よって、1つのコップに140個ずつ種をまきました。
(左からメラミンスポンジ、台所用スポンジ、ティッシュ、コットン)
農学部の小島さんがコップに長さを書き込んでいたのがわかりやすいと思ったので参考にしてみました。
そして前回と同じようにアルミホイルで光を遮断し、空気が入るように上部に穴をあけました。
これで第2弾の観察をしていきたいと思います!
4.最後に
3つめの反省③収穫時期を見極めるについては、前回の栽培では栽培13日目で収穫しましたが、辛みが強くなってしまいました。
前回、市販のカイワレ大根を食べてみて気づいたのですが、買ってすぐに食べた時は甘みを感じましたが、3、4日経つと辛さが強くなっていました。やはり、カイワレ大根はストレスが大きくなると辛みが強くなるようです。
私が育てたカイワレ大根は収穫時期が遅く、刺激が長い期間かかり、辛くなってしまったと考えられるので収穫時期をしっかり見極めていきたいと思います。
今回は以上です!ありがとうございました!
コメント
経済学部・林さん
カキのが好きというこだわりはよいことです。半分に割ってみるのもniceです。種子は上下が逆さまというか。白い棒状に見えるのが胚軸。その下の楕円が子葉です。周りの半透明のものが胚乳です。胚乳がある種子として、カキは有名ですね。単子葉のイネ、ムギの食べているところは同じく、胚乳です。
こちらからのコメントに何を考えたのかを記すというコーナーはよいですね。もちろん、それに合わせて、他の受講生から学んだことを記してあるのも。何を学んだのか、わかりますので。
カイワレダイコンを栽培するに当たり、自分の栽培と市販のものを比較すること。大事なポイントです。そのために、解剖する、つまり、ばらばらにして本数を数え、栽植密度を推定しているのは、よいideaですね。多くの種子が様々な素材の上に播種されているのがよくわかります。これからの観察をしっかりやって下さい。そこから学んだがたくさんあると思いますので。
わたなべしるす