第13回 最終報告 私と観察力と文章力と(経:佐藤暢輝)
2022年1月19日 (水)

第13回 最終報告 私と観察力と文章力と
いやー、とうとう最終報告の記事がやってきましたね。何か感慨深いです。これを書き終われば、この授業も終了かー。寂しさも少しあります。
今回は長編になりました。よろしくお願いします!!
今回のトプ画は、ジャンプショップに行ってきた時のルフィーです!
「ブログ王に俺はなる!!ドン!!」
なんつって。では本編はいりまーす。
1,植物を育てる上で、大変だったこと/上手くいったこと
1-1 難しかったこと①鉢の植え替え
大変だったことは、植物の植え替えです。(第4回)ブロッコリーを真ん中に植え替える作業が大変でした。土が柔らかかったのが、原因だと思います。ただ、今同じ作業をやっても、上手くできる気がしません。何か他に大事な要素があると思っています。
先輩の記事を参考にしようと思ったのですが、見つからず途中で諦めてしまいました。
ちょっと近い記事がこれかな。2018年の坂谷さんの記事です。これを読んで引っ越し先の鉢植えの準備が大事だと思いました。
自分の場合は同じ鉢植え間の移動だったので、もう一つ鉢を準備できていたら、違った写し方も考えられたのではないかと今は思っています。
1-2 難しかったこと②土作り
大変だったことというか、めんどくさくてやらなかった事なんですが、土の配分をやってみたかったです。渡辺先生からもらった土が切れ、せっかく土を自作できるチャンスだったのに、やりませんでした。そのため水はけが悪くなってしまいました。
これを読んでいる、未来のこの講義受講者の君!土が足らなくなった場合は、先生に相談するか、外部記事(育てる目的に合わせて土をブレンドする)を参考に作ってみましょう。
決して市販の土をただドバドバっと入れることがないように!!
1-3 上手くいったこと 植物の生長
植物の生長と非常に広い答えになってしまったんですが、実際その通りです。病気や苦難などで、植物の生長が止まったり、枯れてしまうことはなく、順調に育てることもできました。要因は2つだと思います。
一つ目は、植物の柔軟性と力強さに助けられたという点。中間報告の渡辺先生からのコメントに書いているのですが、植物は動けないからこそ、その場に適応できる柔軟性と厳しい環境でも生きていける力強さがあります。自分の植物たちもそのように生きてくれました。
二つ目は、時期に応じたコメントのおかげです。
徒長対策が必要なときには、徒長について、肥料が必要なときには肥料について書いてくださったので、すごく対処がし易かったです。
2,別授業への波及効果
授業の振り返りが一段階レベルアップ!!自分の成長速度が上がった!?
自分の取っている授業は、ファシリテーション(話し合いを促進させる技術)を学び、実戦する授業や、演劇を体験する授業、弓道やフットサルなどの実際にやってみて学ぶ、改善する授業が多いです。知識を学ぶだけではなく、実際にやってみて自分がどう感じたか、どうすれば実用できるかが大事です。そのためには振り返りが非常に重要で、言語化が求められます。
これらを行うときに、この授業で身についた観察することと、気づきを言語化することが授業の振り返りをよりよい物にすることに役立ちました。(身についたことは、3章で後述します)例えば、ファシリテーションの授業(授業名:学び合いの技法)では、振り返りの課題が毎週出されるのですが、自分の行為(反論を疑問に変えて話してみる)が相手にどのような影響を及ぼしたか(話しやすい雰囲気ができ、盛り上がったなど)を客観的に判断し、振り返ることで次に生かすことができるようになりました。
3,毎日の観察で身についたこと
3-1 見方を変える習慣
毎日の観察で身についたことは、見方・考え方を変える習慣がついたことです。毎日植物を見続けていると、だんだん飽きてきて、裏から植物を撮ったり、横からの画像を撮影したりするようになりました。(第11回記事)
日常生活でもやってみたら面白いのかなと思い、前記事にも書いたように光のページェントを植物の観点から見たり、否定って世間一般には悪いとされているけど議論の場においては必要なのではないかと考えたりと、物事の見方を違う方向から見るようになりました。
考えの幅が広がったと思います。
これからも続けていくつもりです!
3-2 細部を見る・客観的に見る
細かく見ることができるようになったとも思います。弓道で言えば肩の高さとか、姿勢の軸がぶれていないかをブログを書き始めた時よりも、注目するようになりました。
また、見たままの植物をその通りに書くので、以前よりも言語化能力が上がり、自分の状態を客観的に分析することができるようになったと感じています。
4,文章を書く関連での変化
文章を書く上で変化したことは2つです。結構、劇的な変化が起きたと思ってます。
4-1 苦手意識克服
1つ目は文章を書くことに苦手意識を感じなくなった点です。最初の頃は400字のレポートなどあると、やる気すら起きませんでした。ただ、今は同じようなレポートを出されても軽い準備運動だとしか思えません。また、積極的に文章を書く機会にチャレンジするようになりました。例えば、インターンでブログの記事を書くことに挑戦しました。今も書いています。
4-2 Readerーfriendlyに
二つ目は、相手を意識した文章を書くようになったことです。当初は文章を書く目的は宿題を出すためと言うことが多く、速さを重視していました。当時の自分は速さを重視するあまり他は適当で、主語がなかったり、画像の説明がなかったりと書き手しか分からないような文を書いてしまうことが間々ありました。しかし、この授業でReaderーfriendlyを意識した文章を書くことで、わかりやすい文章が書けるようになったと思います。また、それに付随して読み手を楽しませるために文章を書くことが好きになりました。これは自分にとってめっちゃ良い変化だなと思います。
5,自然科学的な物に対する見方に関しての習得と至らないこと
5-1 取得物~自然への畏敬の念と興味~
自分が身につけることができたと思う物は、自然科学に対しての興味です。今までは植物や、季節とか天気とかには全然興味がありませんでした。ただ、この授業を通して身の回りの自然事象を面白いと思うことができるようになりました。どうしてそうなるんだろうと思えるようになったのが収穫です。また、道ばたの植物を触って、どんな感触なのか確かめると言うことにも最近はまってます。自然に触れることは脳にも良いらしいですよ~
5-2 至らないこと~飽くなき探究心と継続力~
他の受講生と比べて足りないと思うのが、飽くなき探究心と粘り強さです。自分の場合は探求心があっても、めんどくささと探究心を天秤に掛けるとめんどくささの方が重くなっちゃって、実際に調べることが少ないです。この点は、ずんだを作った小島さんや、葉っぱの絵を描いていた人たちに比べると足りないのかなと思います。
粘り強さも似ていて、毎週きちんと植物を観察して、記事にまで落とすその継続力も自分にはまだまだだなと思います。
6,双方向性
授業のコメントについては感謝しかないです。自分の記事には、渡辺先生のみからのコメントしかありませんでした。渡辺先生のコメントには、植物の成長のための情報だけでなく、観察の仕方や人生を生きていくためについての示唆があり、非常に学ばせていただけることが多かったです。また、関係のない記事のトップ画に対してのコメントもあり、書いていてとても楽しかったです。
徒長と肥料、小島さんも中間報告に書いていたのですが、「上手く成長しています」と言う言葉は、自分にとってとても頼りになる言葉になりました。
渡辺先生のコメントで印象に残っている言葉は、第6回記事へのコメントの「取捨選択をやってください」です。
この記事では何度もこの言葉を紹介しているのですが、最終報告と言うことで個々でもこの言葉を紹介させていただきます。
第6回記事あたりを書いていた当時の自分はこれができていませんでしたが、やっと今、少しずつできるようになってきたと思います。
以上のことから、コメントがある授業形式はとてもためになったと考えています。
ただ、授業終盤の方は、記事をアップロードできずコメントにフォローできなかったのが悔やまれます。
7,中間報告の振り返り
7-1 中間報告後の目標の整理
まず、自分がどんな目標を立てていたのかを振り返っていきたいと思います。
目標は
計画的に記事を書く
ReaderーFriendlyな文章を書く
取捨選択をする
でした。今からこれらについて振り返っていきます。
7-2 計画的に書けなかった記事
記事ですが、計画的に余裕を持って書くことはできませんでした。佐藤暢輝の記事一覧を見ると、だんだん投稿頻度が落ちてきています。ただ、ギリギリこれまでに終わらせなければヤバいゾーンに入る前に、記事を書き始めて、終わらせることができたのは良かったと思います。時間内に終わらないよりはましなのかな。
この目標を設定した理由は2つあります。1つ目は、計画的に進めることで、この授業以外の活動にも余裕を持って取り組むためです。また、2つ目は、焦って適当な記事を書かないためです。
1つ目の観点から反省していきます。計画的に作業をしなかったために、今非常にこの作業に追い込まれています。
2つ目の観点から反省すると、記事を書く期限はまだ先です。そのため記事を書く上ではまだ余裕があり、読み手が読みやすい文章を書くことは意識できています。
目標は達成できなくても、本質的には間違っていない部分もあると思います。
ただ、他の活動も頑張りたいので、計画的に進めて行ければ良かったなと思っています。
なぜ達成できなかったかに関しては、先のことを考えなかった点が挙げられます。目先の楽しみにばかり気を取られ、大変な作業を後回しにしていたのが後悔されます。
この対策として、毎日やることを確認し、計画を立てることをこれから徹底したいと思います。
7-3 ReaderーFriendlyな文章を書く
これは概ね達成できたのではないかと考えています。
文章で言えば、強調をしたり、文の繋がりを考えたりしました。また、画像で言えば、写真の時系列をそろえたり、波の強調したいところをマークアップしたりすることが意識できました。
ただ、これらは、渡辺先生にコメントされてから意識するようになった物がほとんどだったので、自分なりの工夫ももっとしていきたかったです。
上手く書けているなと思っているのが第11回記事です。時系列とか、強調とか。
7-4 取捨選択をする
この目標は記事を書いている時は達成できていませんでした。ただ、最近自分にとって何が重要かを考えるようになり、優先順位や今やるべき事を考えるようになってきました。
やっと少しずつできるようになってきたと考えています。
7-5 総括
あんまり目標を達成できていませんでした。
これらの原因は、目標を立てただけで振り返ることができていなかったからだと思います。
8,これから
8-1 植物との関わり方
まだ実収穫のブロッコリー君と、すでに一度収穫したベビーリーフさん、二十日大根ちゃんが佐藤家のベランダには残っております。
育て続けようとは思っています。また、今まではブログや、他の課題もあり余裕がなかったのですが、過去の先輩達の記事を見ていると温室栽培なる物をやっているので、余裕があれば、春休み中にやってみたいと考えています。
最後まで優しく育てて、食べたいです。
8-2 文章を書き続けること
これからもReaderーFriendlyな文章を書いていくと言うことはもちろん。積極的に文章を書いていくという機会に挑戦していきたいと思います。
そして、読者を楽しませることができる文章を書けるようになりたいです。
8-3 計画を立てる・先を見る
先を見て計画を立てていくことが取捨選択をすることにもつながると思うので、これも目的に含めました。
この授業で一番自分に足りなかったのは計画性だと思います。このことは大学生活にも、社会人生活にも重要だと思うので意識して行きます!
9 最後に
ここまで、記事を読んでくださった皆さん。コメントしてくださった渡辺先生、受講生の皆さん、本当にありがとうございました。
植物を書いて、成長を記事に書く。自然界の事象への興味と文章力がつきました。
大変でしたが、楽しかったです。本当にありがとうございました。(5169字)
コメント
経済学部・佐藤さん
ジャンプショップなるものがあるのですか。渡辺が読んでいたのは1970-1990年代でしょうか。2000年代になったら読まなくなったような。ジャンプの関連誌に読んでいた頃のマンガあると読むことはありますが。。。と、こちらも前置きを書いてしまいましたが、最初の頃、徒長していて大変でしたが、ある程度以降は順調に観察して、栽培し、記録をuploadしていたと思っています。他の講義への波及効果として「振り返り」という言葉を使ったのは、佐藤さんが初めてのような気がしています。確かに言われるとおりです。何となく観察したりだと、あれ?どうだったのだろう?というのが、生じます。その時に、きちんとこうだったのだと、振り返ると定着がよくなります。その振り返りに機能するのが、「言語化」ということですね。来年からの専門の講義では「言語化」による「振り返り」を大事して、取り組んでもらえると、この講義が活きてくると思います。
文系であっても自然現象から学ぶことはあると思っています。その意味で、今回のことをきっかけに道ばたの植物に興味を持ったり、光のページェントを植物目線で見るようになったことは、これからの学習、さらには社会に出てからの活動にも新しい切り口で物事を見ることができるのではと思います。経済を生き物のように例えるのを見たことがあるので、今回のことをきっかけに理系的な切り口で経済を見ることができるようになってくれればと思います。その時、どこまで細部まで見ることができるようになるか、それは残されたテーマかもしれないですが、植物に興味を持ったことを続ける事でできるようになると思いますので。
文章力もしっかり身につけて、インターンでも文章力を増強しているというのはよいことです。ちゃんとしたというか、安定したというか、そんな文章力をつけるためにも、若いときにできるだけ長い文章を書くようにしておくのがよいと思います。もちろん、パソコンでキーボードを見ないで。そうすることで、考えていることをすぐに文章化でき、必要に応じてその文章を自由に校正できるのもよい点ですから。また、その文章を書くとき、読み手を意識するのは、大事なことです。大学の試験、つまり、講義をした教員に対しての文章なのか。あるいは、就職活動の中で、人事部の方を意識するのかで違ってくるはずです。誰が読むのかということをしっかり考えるようになったことは、これからも活かして下さい。
去年まではパートさんで植物に詳しい方がいたのですが、別の職に異動されたので、渡辺からだけになりましたが、報告をしたことに反応があるというのは大事なことです。その反応をもらうことで「がんばろう」という気持ちになったりするものです。これから先、コメントをする立場になることもあると思います。そんな時、この講義での双方向性のよかったことを思いだして下さい。計画性を持って行動すること、できそうでできないことです。これから先の大学、社会人を通じてしっかりと対応して下さい。また、残された植物も大事に育てて収穫して下さい。ハツカダイコンはあまり長く栽培すると、中が割れるようなことがあるかも知れないので、その当たりは観察しながら、収穫を。寒さが厳しいので、ブロッコリーはしばらくかかるかもしれないですが、その分大きくなると思いますので。ブロッコリーは上手に管理して、夏を越すことができれば、そのまま、何年でも収穫できますので。思っていた講義よりも大変だったと思いますが、最後まで達成できたことを励みにこれからもがんばって下さい。
わたなべしるす