4.まさかの、、、(農:鹿股とほこ)
2022年11月11日 (金)

実家のリフォームが終わり、引っ越しを行いました。ずっと窓にドン付けだったステンドグラスが窓のように壁におさまって綺麗になりました。
渡辺先生、オガタさん、コメントありがとうございます。
ミックスが徒長しすぎているとのご指摘を受けました。すごいですね、とあったので、少し褒められたような、いやそんなことはないような、不思議な気持ちになりました。
今回はスプラウトさん特集にしようと思ったのですが、ミックスさんとお別れかもしれないということで、ミックスさん特集をしたいと思います。
目次
1.ミックスさんの変化
2.ミックスさん観察
3.キャベツさんの成長
4.大キャベツさん
5.小キャベツさん
6.編集後記
1.ミックスさんの変化
ひとまず、こちらが17日目のミックスさんです。
先生方に徒長しすぎとコメントいただいたミックスさんです。
続いてこちらは現在(11月11日、25日目)のミックスさんです。
8日間の間に何があったのでしょうか。かろうじて薄緑色を保っていた茎は完全に白くなり、上ではなく横や斜めに茎が伸びています。実はお恥ずかしながら他の受講生のブログがどのような感じになっていて植物体がどのようになっているのかこれまでじっくり見ていなかったのですが、一番ブログを投稿されている山本さんの記事を拝見しましたところ、かなり植物が育っていて、もう収穫までしているとのことです。私は食べたい食べたい、植物かわいいとか言いながら実質的な進歩はまだ見られていません。さすがにこの様子にはびっくりしたので、もう一度ミックスさんをグループ分けせずに育ててみようと思います。種子を播く日は15日火曜日です。決めましたのでやります。
2.ミックスさん観察
悲しみに暮れていても仕方ないので、他の方とは違う私の植物たちの観察をしていきます。
まず植物をアップにして見てみると、植物によっては直線的に伸びているものもあれば、曲線的なものもあります。色は、茎の部分のみ白くて葉は緑色、葉の裏は薄緑色という個体がほとんどです。
長さについては、76㎜のものが最大でした。
他の個体を見てみますと、かなり植物体同士が絡まりそうなものもあります。きっと私が太陽の光をたくさんあげなかったせいで多くの光を求めてあっちだろうか、こっちだろうかと移動していたのだと思います。ごめんなさい。
そして、不思議な植物体も見つけました。
まず1つ目は、上の写真の左上の方の植物体です。こちらは、種子から出てきて間もなくという植物体なのですが、他の茎と違い、まだ茎が緑色をしています。こちらはもしかしたらこのまま育てても育ってくれるかもしれません。火曜日まで元気でしたら継続して観察を続けようと思います。
2つ目は上の写真の真ん中の植物体です。こちらは、種子から出てくる茎がほかの個体と比べてかなり細くなっています。また、その茎の様子が小刻みにギザギザしており、その点でも違いが見られました。かなりの栄養不足なのでしょうか。しかし、この個体だけこんなにひょろひょろしている点も気になります。
3.キャベツさんの成長
続いてキャベツさんの成長です。
11月11日(30日目)
ちょうど一カ月となりました。
朝に撮ったので、いつもよりいい感じに写真が取れた気がします。前回と比較し、7個体中4個体が、太陽の方向に向かって伸びていっているように感じます。そのため、少しくどいような伸び方をしている個体も見られます。
4.大キャベツさん
前回一番大きかったキャベツを大キャベツさんとしました。今回も7個体の中で一番大きく、66㎜でした。この長さって、あの徒長しすぎたミックスさんの一番長い個体より短いのです。いかにミックスさんが光を求めて行動していたかが感じられます。
大キャベツさんの方は順調というよりも反抗期のようにグネグネと成長しています。なんでこのような傾きになったのでしょう。こちらも光が足りないのでしょうか。やはり外に移した方がよさそうです。前回と比較すると葉の枚数が一枚増えています。5枚になりました。ちょうど真ん中の方に小さい葉が見えます。
5.小キャベツさん
大キャベツさんと同様に、前回一番小さかったキャベツを小キャベツさんとしました。前回と比較すると本葉の高さが使用の高さを超え、大きくなってきたように感じます。長さは37㎜でした。
6.編集後記
今回は、予定と反してミックスさん特集になってしまいました。次回はスプラウトさんとミックスさんの播種を行います。次回は外で育てたいと思います。
コメント
農学部・鹿股さん
最初の写真は暖かい光のステンドグラスですね。スプラウトとしての栽培でなくて、通常栽培で徒長しているのはよくないことです。ほめているわけではないので。さらな「徒長」。すごすぎです。ここまでのは見たことがありません。室温が20oCくらい、湿度が70%くらいで光量が少ないと、こうなりますね。グループ分けは必要ないですから、バラバラと播いて、厳しい環境で育てて下さい。「かわいい子には旅をさせよ」というのと同じです。
キャベツはよい感じですが、少し徒長気味ですね。「土よせ」という子葉の下の部分まで土を足して、根元を押さえて下さい。過去記事をserchしたら、やり方は出てきます。土が不足などは取りに来るか、DIYなどで補充して下さい。もちろん、定期的な記事の投稿を忘れないように。
わたなべしるす
鹿股さんこんにちは
ステンドグラスの写真がめちゃくちゃにお洒落でキレイですね! どこの王宮かと思います。本当、これほどのステンドグラスのある家は珍しいですね。
さて、記事は先ずベビーリーフ用のミックスの話でしょうか。徒長を続けていれば、やがて自身を支えられなくなって倒れるのは当たり前なのですが、そこを敢えて観察しているのがまた凄いです。これは褒め言葉です。研究や実験において、「学生実験では結果が順当に出て当たり前」なんですが、普通は「意外な結果になる方がむしろ多い」ものです。そこを簡単に捨て去るのではなく、しっかりと観察し、気付くことで思わぬ知見を得られるものです。そういう寓話は数えきれないほどありますね......
せっかくなので、今から発芽してきた株が育つか見てみるのはいいことです。その際、また徒長しないように「日光にしっかり当てて」下さい。
もう一つ、写真ではいずれも土が湿っています。水やりの直後なのかもしれませんが、こちらは水の多過ぎで徒長した可能性も考えてしまいますので、土が乾いているところの写真もたまには見せて下さい。
キャベツは日数に従って成長を続けているようです。まあ、この茎の細さでは若干の徒長の気配があります。この鉢もまた、たまには乾いている様子を見せて下さい。また教授が書いている通り、もう少ししたら倒れてくるかもしれません。なので土寄せの必要がありそうです。
ちなみに農学的には徒長で倒れることを「倒伏」といいます。もちろん野外栽培の場合は日照不足ではなく窒素肥料を充分に与えた結果そうなることがあります。というより、倒伏しないギリギリのところまで窒素肥料を多く与えて、生育を早めることが収量を増やすのに大事なテクニックなんですね。もう一つ言うと、品種改良の面においても、倒伏しないように改良されてきた歴史があります。ジベレリン生合成の酵素を働かなくした矮性品種がそれに当たります。こういった話はそのうち学年が上がれば、習すると思います。
中間発表の時期が近付いていますが、また次記事もお待ちします。
これは近くのパン屋でスライスしてもらった食パン...... 見事なまでにバラバラな厚みでどうなってるんだこれ......
ラボスタッフ・オガタ