東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

向こう1か月、気温、日照時間など平年より高めに推移の予定(11/13)(渡辺 正夫)

2023年11月13日 (月)

 1つ前の記事で、中間発表のお知らせをしています。そのイントロにも少し書きましたが、20oC近い秋とは思えないような最高気温が続いていましたが、最高気温が10oCを下回りそうな秋らしさなのか、初冬なのか。片平キャンパスの木々も紅葉をしてきました。落ち葉の回収が大変な時期になったというわけですが。

 オリエンテーションで話をした「継続性」「自制心」ということをどのようにして導き出すのかということに苦労されている方、よい感じにどうやってそれを発揮するかを身につけた方がはっきりしてくる頃です。最後まで講義を完遂することを目標とされている受講生は、ここでこれまで通りの取組をする、立て直すなど考えてください。

DSCN0438.JPG ラボスタッフの尾形君からのコメントにあったと思いますが、お渡しした土の中には一定の「肥料」成分が含まれています。ぼちぼち、欠乏し始める頃かなと思っています。一緒にお渡しした「粒状の肥料」をそれぞれの個体から数cm離して、5粒程度、おいてみて下さい。ホウレンソウ、カブなど栽培されている方は、本葉が数枚になっているので、今のタイミングだと思います。子葉が黄色くなり始めているというのは、種子が有している栄養も使い切っているということを意味しますので。

 スプラウトの栽培に苦労されている受講生も。実験をいきなりやるのももちろんですが、先達の記事を読んで如何するのかを考える。それよりも、市販されているスプラウトを購入して観察し、どのような部材が使われているのか、生長の目標はどれくらいなのかなど、あらかじめ観察しておいてから、実験という方法もありかと思います。もちろん、あとから反省、振り返りをするのもありですが。

DSCN0360.JPG さて、タイトルにある気温、日照などの推移ですが、向こう1か月は平年よりは暖かいようですが、季節は着実に冬に向かっており、気温は下がっています。先達の記事を見ると、少しでも防寒になるような温室のようなものを作っている方もいます。そうしたことにもチャレンジしてみてください。中間発表の記事を拝読できるのを楽しみにしています。


 わたなべしるす