現在メンターとして、科学者の卵養成講座に関わっているOB・OG(=ひよこ)のみなさん。
受講生だった当時のことを振り返って、お話を伺いました。
-
受講した当初は文系志望でしたが、医工学の分野に興味を持ち、今は理系の大学に進学しました
第7期(平成27年度)受講生
石井 美土里さん
仙台白百合学園高等学校 卒業
東京理科大学理学部科学科石井:受講した当初は文系志望でした。しかし科学者の卵を受講し、医工学の分野に興味を持ったことで「絶対理系に進もう」と決意して進路を変更しました。私は東北大学ではない別の大学に進学しましたが、高校生の時に、他の大学の先生の講義を受けたという経験は、とても価値があると感じています。また、毎月受講後に提出するレポートの作成を通して、わからないことがあっても投げ出さずに、持っている知識を総動員して取り組む粘り強さを培うことができ、現在の大学での学びにもとても役立っていると思います。
-
受講を契機に、生活の中の疑問を調べ、その知識がパズルのようにつながっていく感じを経験しました
第8期(平成28年度)受講生
山内 麻緒さん
岩手県立盛岡第三高等学校 卒業
東北大学工学部
電気情報物理工学科山内:英語サロンで、留学生の方とお話をする機会が楽しかったです。
最初はたどたどしい英語力でしたが、頑張って伝えようとすれば伝わるんだということが分かり、積極的に交流することができました。また、私は科学者の卵の特別講義を通じて、一番興味を持った分野を進路に決めました。東北大学の教授から、直接最先端の研究内容が効ける講義は、ものすごく貴重な機会です。受講をきっかけに、生活の中でもちょっとした疑問がどんどん出てくるようになって、それを調べていくうちに、次第に視野が広がり、知識がパズルのようにつながっていく感じを経験しました。 -
実現させようという意志と情熱を持つことができるようになったのは、受講したからだと感じています
第8期(平成28年度)受講生
山田 桂一さん
群馬県立前橋高等学校 卒業
東北大学農学部山田:受講を通して、論理的に考える力が身についたと思います。いろんな知識をつなげて考えることができるようになっていくことが、当時の自分のモチベーションにつながりました。毎回講義後に作成するレポートにも、講義の内容だけに留まらない、思考を広げるような設問が出されていたと思います。
毎月片道3時間かかって東北大へ通ったことは大変でしたが、いろんなことに挑戦したい、そして、だた挑戦するのではなく「実現させよう」という意志と情熱を持つことができるようになったのは、科学者の卵を受講したからだと感じています。 -
受講をきっかけに臨床だけでなく基礎研究にも携わりたいと考え、進路を決定しました
第7期(平成27年度)受講生
小川 裕美佳さん
秋田県立秋田高等学校 卒業
東北大学医学部医学科小川:科学者の卵は講義の種類が豊富です。最初は全然興味のない分野の講義でも、とても面白く感じて、自分の進路を迷ってしまうことも度々でした。最終的には元々考えていた医学の道に進むことに決めましたが、受講をきっかけに、臨床だけではなく、基礎研究にも携わりたいと考えるようになり、それが現在の進路決定の決め手となりました。また、受講を通じて科学が好きな志の高い友人たちを作ることができました。
このようなコミュニティが作れたのは、将来大きな宝になると思います。