6月29日(土)に、令和元年度 探求型「科学者の卵養成講座」(*)の開講式と第1回特別講義を開催いたしました。
開講式では本学の滝澤 博胤 理事・副学長(教育・学生支援担当)、また 長坂 徹也 工学研究科長より、参加高校生に皆さんに対する激励のお言葉をいただきました。
その後、本講座の主担当者の安藤 晃(工学研究科)からの講座の概要説明に続き、昨年度までに本講座を受講したOB・OGの中から選抜された先輩から、今回の受講生の皆さんに受講に当たってのメッセージが述べられました。本講座を受講することで得た知識、能力、考え方や物事への取り組み方など、端的に述べてくれました。きっと今年の受講生にとって大きな励ましになったことでしょう。
またこの様子はNHKニュースで放送していただいております。
開講式に引き続き、下記の講義が行われました。
講義 「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性
~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」
講師 渡辺 正夫(大学院生命科学研究科・教授)
講義後は途切れることなく質問がなされ、積極的な姿勢にこちらも驚きました。時間内にレポートを書き終えることは難しいことですが、早速、未完成にかかわらず容赦なく回収される洗礼にあっている受講生も多く見られました。これからの皆さんの成長が本当に楽しみです。
(*)探求型「科学者の卵養成講座」は、JSTグローバルサイエンス事業として、平成30年度から新しく4年間の事業が認められ、東北大学が高校1,2年生を対象に実施する理数系人材育成事業です。
大学、大学院レベルの講義を始め、サイエンスカフェや留学生との交流、研究者との議論や大学での研究活動などを通じ、領域横断的な発想力と試行錯誤の中で探求する「科学の眼」を育てることを目的とした探求型教育を実施します。