豆苗の収穫二回目(工:山口智香)
2016年1月11日 (月)
ご無沙汰しております。山口です。
中間報告報告で、こまめにブログを書くと言っておきながらだいぶ時間が空いてしまいました。口だけになってしまい、恥ずかしい限りです。
上の写真は、豆苗の二回目の栽培開始の時の写真です。詳しくは順を追って、この後、説明していきたいと思います。
ということで、今回は豆苗の二回目の収穫についてご報告したいと思います。
豆苗の収穫二回目
まずこの写真
豆苗に二回目の栽培開始時
11/2のものです。
左から、新しく育て始めるもの、ネット(二回目)、ティッシュ(二回目)、キッチンペーパー(二回目)、市販のもの(二回目)と並んでいます。(以前の記事を見ていただくとわかるように、私は、豆苗の下に敷くものを変えて育ててみました。)展開ゼミ最初の集まりで先生がおしゃっていたり、市販の豆苗のパッケージにも書いてある通り、豆苗はうまく育てれば、二回、三回と収穫ができるそうです。今回は、一回目に育てていたものプラス一回目の収穫と二回目の収穫のもので、味や成長具合はどう変わるのかを調べるために、新たに栽培を始める豆苗で、育成スタートです。
ただし、、、
比較実験のようなことを言っておきながら、新しく育てる豆苗は前回の反省を生かし、よりよく育つ工夫をしています。
①下に敷くものは一回目の栽培で一番よく育ったティッシュペーパーで
先ほども少しお話した以前の記事を見ていただくとわかると思うのですが、私が比べた三つの栽培方法の中で一番よく育っていたのは、ティッシュペーパーでした。そこで、今回は下に敷くものをティッシュペーパーにしました。(本当はまた、三つの方法すべってで、比較できればよかったのでしょうが、いただいた種もそこまでたくさんなかったため、今回はよく育ったもの一つに絞らせていただきました。)
②下にしくティッシュペーパーは以前よりも厚めに
これは、ブログでは触れていなかったことなのですが、一回目の豆苗を育てた際、敷いていたティッシュが薄かったようで、学校から帰ってくるとティッシュが乾いているといったことがありました。また、ティッシュが厚い方が根もよく張れると考え、前回よりもティッシュを厚めにしました。
③密度を高く
市販の豆苗は、種子が重なり合うようになっていました。また、どなたかの記事(探したのですが、わからなくなってしまいました。すみません。)のコメントで、スプラウトは密集して植えた方が互いに支え合え、倒れにくいというものも読みました。研究室の方も種を密集させて育てています。前回はあまり密集させるのはよくないのではないかと思い、隙間を開けましたが、今回は密集させて育てようということで、残りの種すべてを一気に育てました。
このようにして育て始めた、豆苗改良版と二回目の栽培のものたちの比較です。
上は11/13日の豆苗の写真です。前回の収穫から、二週間弱が経ちました。左から、市販もの(二回目)、ティッシュ(二回目)、ネット(二回目)、キッチンペーパー(二回目)、新しく育てたものとなっています。
二週間でだいぶ大きくなり、成長の差も見えてきました。やはり、一回目のものは茎も太くしっかり育っている印象です。一回目の時、育ちの悪かったネットやキッチンペーパーはやはり、二回目でも育ちは悪いです。ネットでの栽培で育ちが悪かったのは、根に空気がいかないからだと考えたので、ネットを少し持ち上げて、根に少し空気が当たるようにしましたが、あまり効果はなかったようです。やはり、水に酸素を含ませることが一番効率的なのでしょう。
そして、11/20に収穫したものがこちらになります。
収穫した豆苗
ひだりから、新しく育てたもの、ティッシュ(二回目)、キッチン(二回目)、ネット(二回目)、市販もの(二回目)となっています。市販ものは量が多かったので、適当な量を紙に乗せて比較しています。紙は、A4のものを横にしておいています。量の比較は、元の豆の数が違うので、適切では、ないと思い、それぞれの平均的に育っている一本を比べてみました。それが下の写真です。
全体的にみて、屋はrい一回目のものの方が、大きく育っていることがわかります。葉の大きさも大きいですし、色も濃いように感じます。また、二回目のもの同士を比べてみても、市販>ティッシュ>キッチン≒ネットとなっていて、一回目の結果と同じような結果になりました。
次に味を比べてみましょう。
上はゆでた豆苗の写真です。それぞれの味をコメントしていきたいと思います。
今回からそだてたものは、味も食感もしっかりとしていて豆苗らしかったです。
ティッシュ(二回目)は、一回目のものと比べると、味が薄くて、柔らかいようにかんじました。これは、もしかしたら、豆苗そのものの味が違うわけではなく、一回目のものよりも茎が細かったので、そう感じたのかもしれません。
キッチンペーパー(二回目)は味が比べられるほど収穫できませんでした。
ネット(二回目)もティッシュ(二回目)と同様に味が少し薄く感じました。
市販のもの(二回目)は、他の二回目のものと比べると味が濃く感じました。食感や味は全体的に一回目のものに近く、さすが、市販のものだなと思いました。
豆苗の二回目の収穫は以上のようになりました。次回は、豆苗の三回目の栽培についてもご報告できたらいいなと思います。
おまけ
市販のもの(二回目)の栽培ではたくさんの豆苗ができたので、少し料理をしてみました。とても簡単なので皆さんもぜひお試しください。(参考にしたサイト)
レシピ(市販の豆苗1パックに対し)
・すりごま 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・醤油 小さじ1/2
①三等分にきった豆苗をラップにくるみ、600Wのレンジで1分加熱する。
②上の調味料をまぜ、①にあえる
以上です。本当にとても簡単で、おいしかったので、ぜひやってみてください。
コメント
工学部・山口さん
遺伝の渡辺でございます。観察を継続すること、文章を書き続けることの大変さを、この講義で学んでもらえたら、きっと、他の講義での支えとなると思います。ここがひとがんばり。次の投稿をがんばって下さい。
さて、1回目の栽培を活かして、かつ、理系らしいと言うか、「対照実験区」を忘れずに考えて、設定したことは、とても大事なことです。niceですね。ティッシュを厚めにと言うのは、この時期、特に乾燥しているので。大事だと思いますよ。
実験結果が1回目と同じトレンドであったというのは、とてもしっかりした実験であることを意味していると思います。そのことの大事さというか、繰り返し実験で、同じようになることの意味を実感してもらえればと思います。2, 3回目の収穫というのは、この時期の気温でやりやすいのか、成長が遅くなる分、ちょっと厳しいような。いずれ、3回目の発表を楽しみにしています。
ちゃんとレシピというか、どうやって食べたか、その加工すること、実は、これもサイエンスですね。しっかりとした。次の投稿を楽しみにしています。
わたなべしるす