東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

[110日目]ハツカダイコンの収穫(文:山田佳歩)

2016年1月20日 (水)

お久しぶりです。いよいよ一月も半ば、仙台では雪が降りました。とても寒いですね。朝、窓の外を眺めたら真っ白になっていて驚きました。

植物は相変わらず窓辺でぬくぬく生活をしております。実が大きくなっているかどうか、やはり不安が募りますが...。土が乾燥したら、水やりをする、といった比較的ゆっくりめのサイクルで栽培をしています。

今回は、3株あるハツカダイコンのうち、1株を収穫したことを報告いたします。よろしくお願いします。


1月20日 ハツカダイコン 室内温度:18℃ 室内湿度:60%

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なかなか雪が降らないこともあり、仙台の冬は乾燥していると感じます。特にわたしの部屋では、暖房をつけていることもあり、洗濯物が一日足らずで乾いてしまうほどです。

その分、ハツカダイコンを植えている鉢の土も乾燥するスピード、水やりの頻度が高くなりました。

今回は、前回の投稿で実が見え始めていた1株を収穫しました。

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  • 実が見え始めている1株を収穫→1週間以上経過したものの、長さや太さに変化が見られなかったため。また、乾燥して実が割れるのを防ぐため。
  • 全長25cm。実の部分は6cm。

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  • 実は球体になっておらず、ダイコンのように縦長になる。
  • 根元の部分に白い色が残る。
  • 丁寧に洗い流すと、前回気になっていた実の部分の白い縦線は見えなくなる。

収穫後は初回で述べたように、ハツカダイコンの甘酢漬け、即席ピクルスを作りました。ダイコン独自の辛みを和らげるため、そのまま生で食べることは控えました。実際に市販のハツカダイコンも購入し、味を比較しようと思ったのですが、購入できず...次回の収穫報告で、できればと思います。

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  • 甘酢漬けであったが、程よい食感が残っていた。
  • 後味に少し辛みがあった。爽やかな味わいでよかった。

なんとか初めてハツカダイコンの収穫にたどり着くことができました。本当によかったです。きれいな形の野菜をつくる難しさを実感しました。

次回は最終報告になります。まだ二株ほど残っているハツカダイコンを、なんとか最終発表後も収穫まで報告することができればと思います。よろしくお願いいたします。

コメント

ラボスタッフマスコです。

美味しそうに食べてもらって、ダイコンも幸せだと思います。甘酢漬けは私もおススメの食べ方です。

葉の育ち方、良い感じです。このくらい大きくなれば、十分に根にも栄養がいきわたると思われます。

ダイコンが細長くなった要因のひとつとしては、隣の株との距離が近かった事が挙げられると思います。残った株が丸くなると良いですね。

葉の部分もおいしく頂けるので(うちでは、細かく刻んだものを日本酒と塩少々とゴマを加えて炒りつけ菜飯のもとにしたりします、ゴマ油をたらすのも良いですね)、ぜひ試してみてください。

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