東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

最終発表(農:竹本貴世子)

2016年1月21日 (木)

こんにちは。竹本です。朝のうちに授業評価アンケートを提出してきました。残すは最終報告のみです。それでは、ぎりぎりになってしまいましたが、早速最終発表を行いたいと思います。(1)~(5)まで一気に投稿します。少し長くなってしまい、見にくいかもしれませんがよろしくお願いします。


(1) 植物、作物の栽培を行って、最初に想像していたよりも、たいへんだったこと、逆に、以外とうまくいったなと言うこと、という栽培について、感じたことをこれまでの発表のHPを引用(link挿入)するなどして、説明して下さい。これまでのプレゼンに使ってないような写真があれば、それを掲載してもOKです。

最初に想像していたよりも大変だった感じたことは、観察することです。もちろん、毎日お世話しなければいけないことも大変だと感じましたが、これは想像の範囲内だったのでむしろなかなか楽しかったです。お世話より、しっかり観察することの方が大変だと感じました。ただ「見る」だけではダメなんですね。見て、そこから気づくことや考えつくことを頭を使って考えることも含めて観察なのではと思います。実際にこれをほぼ毎日するというのは正直大変でした。前半は比較的時間があったのでじっくりできたのですが、後半の忙しくなってきた時が一番大変だと感じました。今日くらいはいいかな、と悪い考えが浮かんだときもありましたが、自分が食べるものだと思うと頑張れました。単純な私にとってご褒美というか、未来に明確な目標があるのは大きかったです。

逆に以外とうまくいったなということはレッドキャベツ二世です。前々回にも報告した通り、光を当てる・当てないにメリハリをつけたことが功を奏したのかレッドキャベツ一世より濃い色の子たちができました。

もう一つうまくいったなと思うことがあります。それは自分の力で収穫できたことです。当たり前だと思いますが、三日坊主の私にとっては大きな進歩です。今までアサガオやミニトマトなど育てたことはあったものの、私だけでなく親や学校の先生の力も借りていました。それを大学生という、自分のことはすべて自分でやらなければいけない状況下で誰の力も借りずにやり抜けたことがうれしいです。もちろん渡辺先生からコメントをいただきながらですが、実際にやったのは自分です。始める前からとても不安だったので、無事に収穫できて、うまくいってよかったです。



(2) シラバスにも書いたように、植物の観察眼を養うことを目的としていましたが、それ以外の科目などへの波及効果もあったのではないかと思っています。どの様なところに波及効果があったかを実例を入れて説明して下さい。

個人的にはデータの大切さを学べたことが一番です。恥ずかしながらパソコンを壊してしまい、データがすべて消えてしまいました。実はこの最終発表も少し書いていたのですが、他のデータとともに消えました。これによる被害はこのゼミだけでなく、他の授業でも波及効果があり、さらには日常生活においてまで波及しました。こういう「波及」ではないですが、本当にデータって大切ですね。データの大切さを学べたことが波及効果です。バックアップを取っておくべきだったと後悔しても遅いですし、すべては自分の怠惰によるものです。この反省を踏まえ、外付けハードディスクにコピーを保存しようと決意しました。もちろん定期的にやります。それほどまで痛い思いをしました。しかし、学部1年のうちに失敗しておいてよかったのではという気持ちも少しあります。もし、この記事を読んでくださっている方でバックアップをとっていない方がいらっしゃるなら、私のような目に合わないためにも早めにコピーをとることをお勧めします。いつ、何が起こるか分かりませんよ。

もう一つあります。文章を書くときに、どうやったらより一層伝わる文章にできるか考えられるようになったことです。まだまだ、分かりやすい文章ではありませんが、完成!と思う前に一度読み返すようになりました。読み返してみると、意外と読みにくい部分があったり、文法や漢字ミスがあったりして、読み返してよかったと思うことが多いです。これももちろん、このゼミだけでなく他のレポートなどにおいてでも然りです。このゼミではインターネットを通じてしか自分の頑張りを見せる機会がありません。したがって頑張って分かりやすい文章を書かないと伝わらない可能性も大いにあります。きっかけはこのゼミでしたが、これ以降いろいろな場面でこれをやるようになりました。私もせっかく書くなら分かりやすい方が絶対にいいと思いますし、読み返すことで分かりやすさがアップするので、これはうれしい波及効果だと思います。



 (3) 他の展開ゼミとは異なり、実質、「毎日が展開ゼミ」ということでたいへんだったこともあると思いますが、逆に、毎日の観察をすると言うことで、どの様なことが身についたのか、感じたことなどを、まとめて下さい。これまでの発表のHPを参照してもOKです。

前にも書いた通り、観察することは大変だと感じました。しかし、毎日毎日観察することで「見る」ことと「考える」ことがセットでできるようになったのではないかと思います。見て、何か気づいたことがあれば、それは何でだろうと思うことができるようになったのではと感じます。また、毎日のように見ていてもなにかしら気づくことがあり、植物がいかに速いスピードで変化し大きくなっているかということが実感できました。ただ、大きくなってゆくだけでなく、生き延びるために頑張ろうとしているのを見るのは楽しかったです。根毛や単子葉・双子葉の違いは小学校で習っていることではありましたが、自分の目で見ることができるのとではやっぱり違うなあと感じました。そう考えると、実習がある授業はとても有意義なのではないかと思いました。余談ですが、私も高校時代に実習をする機会に恵まれていたのですが、それらの内容は未だにすべて覚えています。普通に受けた授業はあやふやなことの方が多いのですが...百聞は一見に如かずという言葉はその通りどと思いました。



 (4) 大学の講義の中でも、かなり、異端の講義形式になっていますが、このゼミ形式で文章を書いたり、それをいかにプレゼンするかと言うことも学んだのではないかと思います。それらを踏まえて、文章を書くという点で、ゼミ開始前とあとでどのような変化があったか、考察して下さい。

圧倒的に書ける文字数が増えました。これは本当にこの講義のおかげだと思います。依然としてやっぱり文章を書くのは得意ではないですし、伝えたいことを的確に文章にするのは難しいですが、ゼミ開始前より文章を書く機会が増えたことで何というか抵抗感が減りました。渡辺先生をはじめとするコメントをいただけたことも大きかったです。次はこう書いてみようと思わせてくださったり、こんな内容にしてみようと思えたりしたからです。きっと自分一人だけでずっと投稿していたとしたら、こんなにも書けるようになっていなかったと思います。たぶん、これまでの私は何を書けばよいのか分かっていなかったんだと思います。ゼミを始めて、コメントをいただいたり、他の方々の投稿を読んだりすることでだんだんとこう書けばいいんだなと分かってきたことで、書ける文字数が増えたんだと考えます。


また、前述のように完成させる前にもう一度振り返って読み返すことができるようになりました。一度読み返して、句読点を一つ増やすだけだったり、長い文章を2つに切るだけだったりで読みやすさが全然違うということを学びました。完成だと思う前に読み手の立場に立って読むということが分かりやすい文章を目指す上で大切なのではないかと考えます。なぜなら、最終的に読むのは自分ではない、他のさまざまな考えを持っていたり立場を持ったりしている人だと思うので。



 (5) 以上の(1)(4)を踏まえて、この展開ゼミで学んだことを、大学での活動を含めた日々の生活に対して、どの様に活かすことができるか。さらには、まだ、収穫していない作物を今後、どの様に管理したいかを記して下さい。

文章だけでなく、写真を載せる上での注意点も学びました。例えば、背景は被写体を邪魔しない単一色にする、物差しなどのスケールと一緒に撮る、なるべく同じ場所で撮る。またその写真を記事にアップするときは、写真に名前を付ける、大きさ・画質をそろえる、などです。文章についても、コメントや他の方々の記事を読んだり参考にさせてもらったりすることで、どのように書くと分かりやすいのかということを学べました。これらのことは大学生活におけるレポート作成時に大いに活かすことができると思います。渡辺先生がコメントで何度もおっしゃってくださったように、これらのことはレポート作成の基礎にあたる部分です。これからも、レポートを書く機会は必ずあると思いますし、むしろもっともっと増えると思います。この展開ゼミを通して栽培に関することも学びましたが、個人的にはこの形式での授業スタイルから学べたことの方が多く、有意義であったと感じます。文章力はレポートだけでなくメールやプレゼンでも活かせます。そういった意味では、いろいろな場面で活かせる基礎を学べたといえるのではないでしょうか。

まだ収穫していない作物については今後も大切に育て、おいしく食べたいと考えています。これから、もっと忙しくなってゆくと思いますが、へこたれずに頑張ります。また、栽培が終了した後の土や鉢などはいただけるということだったので栽培終了後は処理をしっかりと行い、機会とやる気とお金があれば2世を育ててみたいと考えていますがまだ分かりません。いずれにせよ、後片付けまで気を抜かずにやりきりたいと思います。


拙い文章ではありますが、以上を最終レポートとさせていただきます。よろしくお願いします。

コメント

農学部・竹本さん

 遺伝の渡辺でございます。2週間以上前に最終報告がuploadされたのに、コメントが遅くて、申し訳ありません。授業評価アンケートもしっかり提出してくれたことが書かれてあり、niceです。後半のパソコンのクラッシュでdataが飛んでしまい、topの植木鉢の絵を見るたびに、dataのback upの大切さを実感しています。渡辺自身も忘れないように。ちょうど出前講義先への手紙の返事の去年の例を探そうとして、何かの拍子になくなっていたのを見て、気をつけないといけないと。。。他の受講生にもdataのback upの重要性をこの記事を見て、思い出してもらえればと思うものでした。

 観察、つまり、見て、考えること。それは、網膜に写ったものを脳みそで考えると言うことですね。眺めているのとはちがうと言うこと。たいへんだったと思います。今日くらい葉という気持ちももちろんよくわかります。それを継続させたのが、食べることができるというのが、niceですね。また、収穫までをしっかり自分の力でやったことは、これからの農学部での生活で活かされることだと思いますので。パソコンのことは、上の通りで。文章を読み返す、これはできそうでできないこと。渡辺もHPによく誤字脱字があります。それをちゃんと見る習慣をつけたのはよいことだと思います。

 文章力がついたというのは、他の受講生もそうですが、是非、継続して、その力を維持して下さい。書かなくなると、右肩下がりで書くことが難しくなりますので。それはつまり、他のレポートなどで文章力を維持すると言うことでもOKだと思います。これら一連は、まさに、レポート、その先の論文を書くための第一歩だと思います。そのためにも、観察力、文章力をさらに磨いて、これからの大学生活、その先の社会人で活かして下さい。あと、未収穫のものについては、是非、できた時点で、HPに記事をお願いしますね。他の受講生も楽しみにしていると思いますので。その当たりは相互に切磋琢磨して。

 わたなべしるす

旧展開ゼミ