東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

コマツナ、鉢へ移動(農:平岩愛彩)

2016年10月 8日 (土)

 こんにちは。農学部1年の平岩愛彩です。

 前回の投稿で渡辺先生からコメントをいただいた通り、今日は発芽した種の植え替えをすることにしました。そこでまず、土の準備をしました。もらった土に肥料をふたつかみほど混ぜて、下から水が出るまで土に水を含ませました。水をかけると、土からはぷくぷくと気泡がでできました。土にそんな空気が含まれていたとは知りませんでした。驚きです。

DSC_0702.JPGのサムネイル画像

 これで土の準備はできました。次は種の観察です。

 昨日(7日)発芽し始めたコマツナたちですが、今日(8日)11:10に見てみると、5粒の種すべてが発芽していました。優秀です。

DSC_0706.JPGのサムネイル画像写真を撮る際の光の加減が難しく、また影がついてしまったり見えづらくなってしまいました。申し訳ないです。写真一枚撮るにも気を付けることがたくさんあり、難しいです。

 さて、このコマツナたちですが、出てきた根は最長で8㎜、最短で2㎜でした。

DSC_0704.JPGのサムネイル画像DSC_0705.JPGのサムネイル画像よく見てみると、一本太い根が出てきて、その根からふわふわとした細い根のようなものが羽のように生えています。写真ではうまく撮ることができませんでしたが、確かに生えています。最初はカビかと思いました。もしかして本当に実はカビなのかな。比較的よく根が伸びている2粒の種に見られました。

 そして、11:30、植え替え開始です。インターネットで調べたところ、種は条まきで1~1.5cm、点まきで5cm間隔でまくとよいと書いてありました。点まきは間引きや追肥が面倒らしいですが、鉢が丸いので私は点まき方式を取ろうと思います。植えたいところに1mmほどの穴をあけて、そこに発芽した種を植えました。

DSC_0707.JPG少し見にくいとは思いますが、黒い箸で種をつまみ、根が下になるようにして植えました。慎重にやさしくそっとしました。その上に軽く土をかけて終了です。11:35、植え替え完了しました。

 植え替えたはいいものの、今度は置き場所に困りました。調べたところ、コマツナの生育適温は20~25℃です。同時に、コマツナは寒さに強く-3℃でも枯れないと書いてありました。また、スマートフォンのアプリで「温湿度計」というものがあったので、インストールして気温を測ってみました。窓を開けていたので、室内と室外の気温はともに17℃でした。コマツナが寒さに強いとは言っても、まだその姿が確認できないうちは寒さにやられてしまわないか心配です。そこで、まだ芽がでないうちは室内で段ボールに入れて蓋はせず、窓際に置くことにしました。蓋をせずに窓際に置いた理由は、通常、コマツナは畑に直播して育てるようなので、今後は日光が必要だと考えたからです。

 芽が出るまでは土が乾くたびにこまめな水やりが必要なので、毎日土の湿り気を確認して、芽が出てくるのを楽しみにしようと思います。

2016.10.08 雨 気温17℃ 湿度98%(11:35時点)

追伸:昨日のことですが、少し衝撃的なことがありました。昨日になって初めて私は日本人が今年ノーベル賞をとったことを知ったのです。みなさんはご存じだったのでしょうか...。最近テレビを全く見ず、社会の情報がほとんど入ってこないのでこんな大事件も私は知りませんでした。さらに、先日台風が来ていたことも通り過ぎてから知りました。これでは大変ですね。もうすこし社会にも目を向けることにします。

コメント

農学部・平岩さん

 遺伝の渡辺でございます。無事、植木鉢への移動が終わりましたね。土の中に空気が含まれていること、実は、とても大事で、それがあるので、根っこは空気を吸うことができます。そんなことに気がつくこと、niceです。

 講義で話をした根っこからの根毛がずいぶん生えていますね。このあたりが限界です。種子をつまむには。これ以上放置すると、ろ紙に根毛がひっついて、どうしようもなくなります。他の受講生の方、是非、参考にしてみて下さい。どの様に種をまく、早速、Google先生に。先輩たちの記事も参考になりますが、それよりたくさんの情報がnetにあります。もちろん、図書館には、本があるはず。そうしたものを調べること。大事ですね。それによって、先輩たちとは異なるoriginarityが出てきますので。是非、大事にして下さい。あと、今の携帯端末には、色々あるのですね。今日はずいぶん湿度が高い、そんな時に、播種するのは、よいですね。少し寒いのが気になりますが。。。部屋の中が少しでも暖かいと、この連休で小さな子葉が展開すると思います。楽しみですね。

 ところで、種をどこの位置に置いたか、わかりますか。根っこの長さが長い方が、子葉の展開が速いのか、遅いのかなど、いろいろと調査することができますよ。そんな風に、色々な角度から考えるようにしてみて下さい。それから、最初の投稿から見ると、ずいぶん、長い文章を書けるようになったのは、よいことです。続けて下さい。


 わたなべしるす

 PS. ノーベル賞のことを知らないとは。。。台風通過も。。。しっかり社会に対してアンテナを張ること。それは、日々の観察も同じです。しっかりしましょう。他の受講生の方、大丈夫でしょうか。ノーベル賞関連では、渡辺が昨日HPに書いた出前講義の最後に、面白い記事を書いておきました。お時間のある方は、是非是非に。