東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

161008-161009 栽培開始!(文:村上敦哉)

2016年10月12日 (水)

皆さんこんにちは。文学部1年の村上敦哉です。
この展開ゼミのメンバーとして参加させていただきます。
記事の配信が遅れて申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします!


本題に入る前に、今回ゼミに参加した目的と、今後の目標を軽く言っておきます。

自分はサークル活動で震災復興の活動を行っています。
その中で農家さんとお話しする機会が多くあるわけですが、
本格的に独力で野菜を育てたことがなく、
農家さんがどんな感じで野菜を育てているのか、どんなところが大変なのかがいまいちイメージしにくかったのです。

そんな中で、この展開ゼミの存在を知りました。
昨年の様子を見てみると、サークルの先輩である畠山さんも参加していたことがわかりました。
これはやってみるしかない。
野菜を育てることの難しさを肌で感じたい。
そう思ってこのゼミを取ったわけです。

というわけで、今回の目標は
「野菜育ての感性を学び、サークル活動で行かせるような経験を得る」
ことです!!
学んだことをゼミだけで終わらせないようにして頑張っていきたいと思います。
もちろん、野菜作りも楽しみつつ。



では、私が育てる野菜3種類についてご紹介します。
野菜についても詳しく調べているのですが、それは時機を見て今後アップロードしたいと思います。


小松菜・極楽天

私とつながりのある農家さんが小松菜を育てていて、
その農家さんが小松菜を育てるのは結構簡単だというお話を伺ったので、
今回育ててみようかなと思いました。
種は赤みがかった黒色つるつるした球形。大きさは1.5mmほどでした。


カリフラワー白・スノードレス

Murakami-1008-02.JPGこちらは興味本位で育てようと決めました。
難易度が結構高いようなので、野菜育ての難しさをこのカリフラワーで学びたいと思います。
種子は茶色っぽい色味で、わずかに縞模様が入っているのが見て取れました。
こちらも大きさは1.5mmほどでした。

上記2品種については、忙しさもあり後日の播種となりました。
ちなみに現時点ではもうすでに栽培を開始しているのでご安心を。。
この様子は次回以降に回します。


豆苗

Murakami-1008-03.JPGこれを選んだ理由は、今まであまり接したことの野菜だったからです。
だからこそ、栽培する過程を楽しめたらなと思います。

種......ではなく、豆はこんな感じで、大きさは5~7mmといったところです。
気孔のような模様の近くで豆がへこんでいるものが多く見られます。
成長と何かしら関係があるのでしょうか...?
よく観察したいです。

こちらについては10月8日に栽培を始めました。

以前の参加者さんの観察の様子(昨年10月10日山口智香さん記事より)や、そこで紹介されていた豆苗の育て方のサイトを踏まえて、
私のほうでも豆を一昼夜水に浸すこととしました。

Murakami-1008-04.JPG14時40分に初回の講義でいただいたカップを利用して、水に浸す作業を始めました。
水かさは豆が水にかぶるくらいです。

そのままの状態で室温で置いておくこと約27時間。
翌日17時には、

Murakami-1009-01.JPG御覧のように水を吸収して豆が膨張しているのが見て取れました。

Murakami-1009-02.JPG直径にして8mmほど。ざっくりいえば倍ほどの大きさになったと言ってもいいでしょう。
その証拠に、浸しておいた水かさの水位が半分になったのが確認できました。


配布資料によれば、ここから先は、
「容器の底にスポンジやキッチンペーパー等を敷き、しっかり濡れるまで水を入れ、その上に種子が重ならないように蒔きます。」
とあります。
上の写真でも左の豆では発芽が見られることから、
ここからは配布資料に則って播種と栽培を行おうと思います。


今回は栽培にあたり、栽培パターンをいくつも設けました。
底に敷く素材をいろいろと変えてみたのです。
これらを続けて書いてしまうと長くなってしまうので、今回はこの辺りで。
どうか上手く栽培できますように。

【データ】
10月8日15時 
室温20.9℃、室内湿度60%

10月9日17時
室温22.0℃、室内湿度63%

コメント

村上さんこんにちは。
 きれいなupでいいですね。細かい観察と測定、それに気温などのデータも載せていて、とてもいいと思います。初めの目的ですが、ぜひともそのサークルにゼミの経験を生かして下さい。小さな一鉢でも経験が大事です。
 小松菜は比較的簡単ですがきちんと全ての葉が緑で瑞々しいものを育てるのは、注意が要りますよ。頑張って下さい。このゼミを通して農家の方々の思いを感じ取れるといいですね。
 豆苗の種子のへこみについてですか。今回配布した植物はみな双子葉植物に分類されます。これからも観察していって下さい。またお待ちしています。
ラボスタッフ・オガタ