東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ほうれん草 経過報告(文:渡辺義宣)

2016年10月21日 (金)

お久しぶりです。前回の投稿から1週間が経ちました。この期間に我がほうれん草にもさまざまな出来事が起こりました。まずは時系列に成長の経過を報告します。

10月15日23時:種子4個発芽確認。植木鉢に植え替え。

10月18日7時30分:5個中3個土の上に顔を出す。

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    17時30分:1個子葉確認。約1.5cm

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10月20日8時15分:一個発芽確認

10月21日7時30分:2個目子葉確認

ほうれん草は光を当てすぎるとよくないそうなので、昨年の富樫さんの投稿を参考に、夜間は段ボールで光を遮ることにしました。なえが地表の小石に当たって曲がりながら成長していたので、取り除いておきました。意外とデリケートな面もある我がほうれん草でした。20日に発芽した種子は今から植えてもほかの苗たちと大きく成長の差があるので、植え替えず、しばらくシャーレの中で観察することにしました。

コメント

渡辺さんこんにちは。

 写真のクローズアップ、いいですね。見せたいものを確実に相手に伝えることは大事です。さて、これは皆さんとも共通するのですが、根が出れば発芽としてのステージは充分だと思って下さい。もう一連のカスケードは始まっているのです。ですので嫌光性種子、好光性種子は本当のはじめのころだけの話です。植え替えたらできるだけ光に当てて下さい。

 夜間遮光というのも日長の関係?かもしれないのですが、あまりに夜間照明が当たるところに置いているのでなければ、今気にしなくてもかまいませんよ。小石など細かいところにまで気を使われているのは、いいなあと思います。

それではまた。ラボスタッフ・オガタ