東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ハツカダイコン、ついに収穫です!(農:開田有紗)

2016年12月 3日 (土)

さて、年明けの最終発表の時期になって紅葉の写真とは何事かとお思いの方がいらっしゃるかと思いますが、正直私も驚いています...。
投稿日は12月3日となっていますが、これは記事を書き始めた日の日付...。投稿日の今日は2017年1月13日です。ややこしくてすみません。
というのも、最終発表の原稿を書こうと編集画面を開いた際に下書きのまま公開していないこの記事を発見してしまったためでした。下書きを見る限り画像添付や文字加工まで済ませているのに...!

というわけで、今回の記事は少々時間を遡り、トップの写真の頃の話になります。
以下、主にハツカダイコンの収穫について記しています。




すっかり秋めき、紅葉が鮮やかですね。
トップの写真は川内南キャンパスにてスマホで撮影したものです。
青い空と赤い葉の対比が見事でした。自然の色はあざやかだと改めて感じます。

そしてついにこの時がやってきました...!

!!! 収穫 !!!

この時といいつつも前回の投稿からだいぶ時間が経過してしまったため、まずはハツカダイコンの成長過程を追っていきたいと思います。
トップの紅葉の写真を撮影したのが11月18日。それよりも少し時間を遡ったところから...

まずは11月8日の様子。

Kaita-0113-02.JPG
少し掘り下げてみると根元が膨らんでいるのが分かります。この時は膨らみの直径が1cm程度。葉は大きいもので6.5cmほどになりました。

続いて11月14日、朝9時半撮影の様子です。
葉の変化はあまり見られなくなってきたので根元部分にズームして撮影しました。

Kaita-0113-01.JPG
写真では分かりづらいのですが、3つの個体にはやや成長差がありました。
収穫時期を逃すとすが入るともあったので、この日に1番成長の早い1つを収穫することにしました!

ゆっくりと土から抜いて、洗ったものがこちら!!!

Kaita-0113-03.JPG直径2cm弱で、綺麗な赤色です。
本当は沼澤さんの記事を参考に重さも計測したかったのですが、はかりを持っていませんでした...
ともあれ成長度合いは写真から感じていただけると思います。

表面は思っていたよりざらざらしていて、片側には皮が剥けたような跡がありました。

上から撮影するとこんな感じです。
本葉は7枚。それぞれが重ならないようにうまく広がっていることが分かります。

Kaita-0113-04.JPG
いよいよ実食!
色が綺麗に出ると聞いたこともあり、浅漬けにすることに。
市販の浅漬けの素を買い、刻んだ白菜と共に袋に入れてしばらく置きました。
ハツカダイコンの葉も一緒に漬けました!

Kaita-0113-05.JPG
できあがったものがこちら。
Kaita-0113-06.JPG綺麗な色に漬かりました。
左の濃い緑の葉はハツカダイコンの葉です。かなり小さくなりました。

味は、辛みなく、いい食感でした。
小さくてもしっかりカブといった感じです。
葉は少しくせというか苦みがありましたが、これはこれでおいしいなという感じでした。


後日収穫した残りの2株はそれぞれ炒め物とスープにして食したのですが、私のお薦めはやはり浅漬けです。
炒め物は葉まで美味しく頂けないのと、カブ部分のみずみずしさが半減してしまうため。
スープは美味しかったですが赤色がかなり抜けてしまいました。

ハツカダイコン栽培中の皆さん、お薦めの食べ方があったらぜひ教えてください。
第二弾に挑戦したときには試してみたいと思います。

以上、ハツカダイコンの収穫についての報告でした。