東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

[97日目]The Last Shukaku (工:鈴木大貴)

2017年1月13日 (金)

あああああああああああああああああああああああああ 画像引用: http://www.nobee.com/red/samura.html

 こんばんは。

前回の投稿でほのめかした通り、昨晩全ての小松菜を収穫致しました。

まだまだニンジンも残っていますし、植物を育てるという点でも道半ばではありますが、とりあえず一区切りがつい

たということで、非常に清々しい気分です。

 最終レポートの前に一応ご報告させていただきます。


 早速収穫!! 

ということで、ハサミで茎の根元から切り取ってから面白いことに気がつきました。

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 上の写真からもわかるように、それぞれの葉が放射状に広がっているのです。

これを見て真っ先に思い出したのがタンポポでした。そっくりですね (笑)

プランターで栽培中はお互いに支えあっていたため、上に向かって伸びているように見えたのでしょう。

収穫するまで気がつきませんでした・・・

 お店で売っているものは上に重なるように整っています。この違いはどうして生じたのか?

色々インターネット等で調べて見たもののよくわからなかったので、自分なりに考察してみました。

 1つ目の原因として考えられるのは、各個体間の"間隔"の狭さです。大きくなった現状からみると少し狭すぎたと

思います。これによって各々が光を十分に得ようとして葉を可能な限り広げたために、このような姿になってしまっ

たのではないかと考えます。結果として、日射量としては十分になり、成長自体に大きな影響はなかったのではない

でしょうか。

 そしてもう一つ考えうる原因は、タンポポのそれと同じです。寒い大気からできるだけ逃れるために「ロゼット

葉」になったのだと考えました。ただ、小松菜がロゼットになる種の植物なのかは、残念ながらわかりませんでした。

植物も生きるのに必死なんだなぁと、なんか感動しました。

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 さて、ここから食レポ?です。

まず、包丁を用いて葉の一枚を切り取って長さを測定しました。

長さは!!!!!cm程度で深緑色、しっかりした感触です。

お店のものよりも少し硬い気がします。

 今回は友達から秋田名物「きりたんぽ」をいただいたこともあり、

「きりたんぽ鍋」を作りました。



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主役は"きりたんぽ"になってしまいましたが、我が小松菜もしっか

り存在感を醸し出しております (^^)

少し硬いと上で書きましたが、湯に通すことで全く気にならなくな

りました。味を染み込んで、とても美味しかったです!!

 どうしても、野菜が不足しがちな「一人暮らし」。

プランター菜園はとても良い解決作になるのではないでしょうか?

自分の作ったものをいただくと、通常以上の満足感が得られますね。

ああ


以上、「ラスト 収穫」 のご報告でした。

次回は最終レポートです。

コメント

工学部・鈴木さん

 遺伝の渡辺でございます。たくさんの記事を定期的にuploadできたのは、こちらから見ていてもよいことだなと。また、しっかり収穫、食レポも楽しませてもらいました。全部を収穫と言うことは、はさみで切ることはないのですが、はさみで切ったことで、葉っぱがロゼット状になっていることに気がついたのは、niceです。コマツナと同じ種で、亜種レベルで違うものになると思いますが、中国野菜に「タアサイ」と言うのがありますが、このようになるのが、植物にとっては基本形だと思います。栽培化・品種改良の過程で葉っぱが立ってくるものを選んだのだと思います。基本はロゼットの方が葉っぱが折れたりすることがないので、戦略的にはよいはずです。

 食レポは最後は、きりたんぽとの融合ですか。なかなかですね。全てを収穫したのか、残りがあるのか。いずれ、残りは、大事に食べてみて下さい。


 わたなべしるす