東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

コマツナの収穫(理:福島和紀)

2017年1月16日 (月)

今回の写真は収穫前のコマツナの様子です。良く育ちました。
最終発表の時期ですが、コマツナを収穫したのでまずはこちらの報告からです。
今回はいつもと雰囲気を変えてみます。


さて、思い出してみると最初に発芽したのは10個の種子でしたが今では2本だけになってしまいました。やっと、このコマツナを収穫する時が来たのかと喜びを感じて土から引き抜こうとしたのですが・・・

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茎が太くてなかなか抜けない・・・。測ってみると太さが1㎝もあるではないですか。
仕方ないのではさみで切って収穫しました。

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よく見てみると、内側の葉のほうが濃い緑色をしていますね。黄色い葉があったとしてもそれは外側のほう。

収穫してみて重さを測りたいと考えていたのですが、家には秤がなかった・・・。ということで今回は断念しました。
では、これからは料理コーナーです。
以前間引きをしたときは、炒め物として食べましたが、今回は違う方法で食べてみたいと思いました。そこで今回はうどんと一緒に食べることにしました。
食べ方は決めたものの実はうどんを作るのは初めて。どうせゆでるだけだし、作り方なんて調べなくても・・・。ということで適当に作りました。
以下、我流で作ったうどんです。
まず、鍋にを入れて沸騰させ・・・

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をゆで・・・

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しばらくして、コマツナをいれ・・・

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そしてまたしばらくして牛肉を入れ・・・

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牛肉の色が変わったら、試薬調味料を入れてだしを作って・・・完成!!

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作ってみると案外簡単ですね。ゆでるだけです。
食べてみると、おいしいです。自画自賛ですが。
コマツナは苦みがなく、新鮮味があっておいしかったです。黄色い葉も違和感はほとんどありませんでした。今回使ったコマツナは収穫してすぐのものを使いました。普通、スーパーで買った野菜なんかではここまで新鮮なものは使えないはずです。収穫したての野菜で料理できるのもこの展開ゼミの魅力なのでは。


それでは、これで今回の報告を終わります。
観察とはあまり関係がなかったのですが・・・。
次の投稿は最終発表になります。

コメント

福島さんこんにちは。

 いよいよ収穫しましたか。あの小さい種からここまで育ったこと、感慨深いですね。動物と違って動かないので変化がないように思いますが、目に見えてではないですが、着実に大きくなります。子育てと一緒です。私の方も、子供が幼児のころの記憶と被って妙な感じですが、昨日センター試験を受けるまでに大きくなった子供を見て感慨深いですね。

 さて、このゼミを通してサイエンスの物の見方がわかったでしょうか。客観的に見て、着目すべきところに気が付いて、結果からフィードバックして、また探求することです。難しいゼミだったと思いますが、必ず役に立つ時がきます。

 他の人にわかるように文章を書くだけでも充分練習になったことでしょう。将来仕事するなり個人でブログ書くなりするときの露払いになったでしょうか。

 さて内容ですが、コマツナの黄色いところまで味があってよかったですね。料理は上手に、そしてなんだか薄味の上品なように見えます。ちなみにですがうどんは、小麦粉から作るのが簡単です。小麦粉(実は強力薄力なんでもいい。麺はタンパクよりでんぷんの糊化を使うので)に水45%塩5%で適当にこねるだけです。一人用なら簡単です。

 もう一つ植物を育てるのに自信がついたでしょうか。部屋で鉢植えを置くなり庭でガーデニングをするなり、将来、やってみることもあると思います。人間、年をとるとなぜかそういうことを始める人が増えます。(年取ると土に還る準備を始めてるんだ、とか言われます)。食料危機の際にも自分はサバイバルできるんだ、という気構えもつきますね。隠れたアドバンテージになるかもしれません。

 これからも学生生活を謳歌して、楽しんで下さい。私もいくつも大学を経ていますが、どうも東北大の学生さんは地味です。はっちゃけすぎぐらいがいいですよ。

 私も娘には、「人生はたった一踊りだけのステージ、リハーサルもやり直しもない。人目を気にしてる余裕はない。止まってるヒマはない。」とつねがね言ってますから。

それでは、またいつか。 ラボスタッフ・オガタ