東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

1*初めまして&種観察&下調べ(農:岡田和花)

2017年10月 8日 (日)

初めまして。上の画像はじょうろがなかったけど買いに行くのもなんだかと思ったのでペットボトルにゴリゴリ穴をあけて簡易じょうろを作ったものです。変な姿勢で写真を撮ったのでめちゃくちゃ接写ですが...。


農学部一年の岡田和花と申します。約半年間、頑張っていこうと思います。よろしくお願いします。
頑張るというと漠然としすぎているなぁと思うのでもう少し具体的に3つの目標を立ててみました。

・HP更新を挫折しない
 これはHPの更新を放り投げないということもありますが、最後まで内容の改善や工夫をする努力をするという内容も含みます。この講義でパソコンスキルと文章力がUPしたらいいなぁ...。
・作物の管理の徹底
 どうせならおいしくて素敵なものが食べたいからです。
・栽培に必要な情報収集
 私の一番苦手なことは「下調べ」です。しかし、おいしい野菜を完成させるためには先人の知恵は必要不可欠だと思われます。この追い込まれた?状況で自分の苦手なことをクリアしていきたいです。

ざっと目標はこんなところでしょうか。栽培や観察を続けていくうちにもっと増えたり、もっと具体的になったりするかもしれませんが...。


続きまして、私が栽培する野菜の紹介です。ついでに種の観察もしていきます。

20171008okadawaka1.JPG

まず一番左の①、これが レッドキャベツスプラウトの種です。
種の色は濃い黄土色や濃いこげ茶色、赤みの強い茶色のものがあり(主観ですが)すべてが同じ色ではないです。大きさは1mm~2mmほど。丸みがあり、種の一箇所に小さな筋があります。ここから芽が出たりするのかなぁ...。栽培について調べると、温度管理がきちんとできれば時期はいつでもよさそう。しかも収穫までのスパンが短いそうなので他の二種の野菜のお世話が少し落ち着いたらスタートさせようと思います。

つぎに、真ん中の②、これは茎ブロッコリー(品種名スティックセニョール)の種です。青いのはおそらく農薬のコーティングと思われます。そのため、種はみなほとんど同じような色です。形も大きさもレッドキャベツとそんなに変わらないです。「あれ、もしかして...。」と思って調べてみると、やはりブロッコリーもレッドキャベツも同じアブラナ科でした。いわれてみればキャベツとブロッコリーって葉の雰囲気が似ているような。

そして一番左の③、これはミニニンジン(品種名ピッコロ)の種です。ほかの二つとは全く違い、ヒマワリの種に近いような形。幅1mmほどで長さは1mm~3mmほど。縦筋が何本か入っていて、色は赤みの少し強い茶色です。ニンジンの皮をかぴかぴに乾燥させたらこんな感じの色になるんじゃないかなぁ...。ちなみにニンジンはセリ科だそうです。


20171008okadawaka2.JPG

そういえば種の中身ってどうなっているんだろうと思い、一粒ずつカッターナイフで割ってみました。(種の上に数字を振るの忘れたので定規で座標を表します...凡ミス。)
先ほどと同様に左(2cm付近)がレッドキャベツ、真ん中(4.5cm付近)が茎ブロッコリー、右(6cm付近)がミニニンジンです。科が同じだけあって、やはりレッドキャベツと茎ブロッコリーは似ていました。表面はやや硬めでカリカリとしています。中身は黄色でレッドキャベツに比べ茎ブロッコリーのが少し緑がかっており、どちらも固さはあまり固くなく(ドングリの中身の固さに似ているような気がします。爪でつぶせるくらい。)、表面と中身は簡単に分離しました。一方、ミニニンジンの皮はあまりカリッとはしておらず、先ほどの二種のような固めの「殻」という感じではなく「皮」という印象を受けました。中身は少し透明感のある白でした。今回はもったいなくて一粒しか中身を見ていませんが、同じ品種の種一つ一つでも実際は中身の色が一つ一つ違っているのでしょうか。


さて、紹介も終わりましたところでスプラウト以外の二種の栽培を始めようと思います。栽培(発芽)方法を調べたところ、

・茎ブロッコリー【参照:VedetablesBeginnersGuide -スティックセニョール, サカタのタネ
  光発芽種子。発芽適温は10~15℃。生育温度は18~20℃。7月上旬か中旬までに種まき(寒冷地)。
・ミニニンジン【参照:VedetablesBeginnersGuide-ミニニンジン
  光発芽種子。発芽適温は15~25℃。生育温度は18~22℃。9月中旬までに種まき(寒冷地)。


えぇ...。両方とも種まきの時期終わってるじゃん...。ともかく私の家の辺りの気温は雨が降っていた10月7日の時点で18℃、8日はやや晴れて22℃だったのでなんとか発芽はしてくれそうです。配布されたシャーレ&ろ紙に水と種をセットして窓際に置きました。

20171008okadawaka3.JPG

あまり間引きしたくないのですが、発芽の失敗も考えて5号鉢に植え付け予定のミニニンジンは10粒、3.5号鉢に植え付け予定の茎ブロッコリーは3粒準備しました。(ニンジンは間引いた苗もおいしいらしいのですこし欲張っていますが...)
発芽が楽しみです。


余談なのですが、栽培方法を調べるときにはまず、ヒットするかどうかは別としてその種の販売元のHPを調べるといいことがわかりました。信頼性があることと自分の栽培するその特定の品種に向けて書かれていることからかなり有効なのではないかなと思います。

第一回の更新はこのくらいで...。

コメント

農学部・岡田さん

 遺伝の渡辺でございます。最初のジョウロがなくて、ペットボトルを工夫しているのは、とてもniceです。この展開ゼミの始まりは、5年前の基礎ゼミになります。その当時は、どれくらい経費がかかったかというのを計算してもらったこともありました。というか、このようなあるもので何とかするという工夫、これから先の研究等でとても大事になることです。是非、そんなことも学んで下さい。

 最初に目標を立てるというのは、よいですね。パソコンを使うこと、文章を書くこと、是非、習慣にして下さい。その時、キーボードをみない「ブラインドタッチ」でタイピングすることを覚えて下さい。頭に思ったことを文章にすることができるようになりますので。作物の管理。最初だけです。水をしっかりやるのは。子葉が展開する頃からは、水を控えること。先輩方の記事などを参考にして下さい。これから先は「情報戦」です。大学、社会人と。なので、この講義をきっかけに、色々な情報を集める。どんな手法でもよいので。そんなことを工夫して下さい。途中でどれくらいできているとか、是非、振り返りも。お願いします。種子の販売元のHPに行くと言うことに気がついたのは、よいですね。他の方々も、是非見てみて、linkを入れて下さい。相互に参考になると思いますよ。

 スプラウトがレッドキャベツですか。スーパーに行くと市販のものがあると思います。栽培の前に、市販のものを見てみるのは、参考になるかと思います。他の方も、是非、市販の豆苗、カイワレダイコンはどこでも見ることができると思います。レッドキャベツは少し大きなスーパーですかね。茎ブロッコリーとレッドキャベツは同じアブラナ科です。レッドキャベツを普通に栽培してみるのもよいかも知れないですよ。もちろん、種子に余裕があればですが。あと、シャーレの水はもう少し加えて下さい。斜めにして、水が浮いてこないのでは。種子が水を吸収しますし。それから、種子の中身を解剖しているのは、よいことですよ。意外なことに気がつきますので。吸水をさせたら、そこで、鉢に移動しなかった種子を割ってみるのもおもしろいかと。。。

 それから、通常の栽培時期をHPで調べたのは、すごいですというか。この時期ではすでに遅いと言うことに気がついているのが、たいしたものです。講義がもう少し早い時期から始めれば、問題ないのですが。。。その当たりは、一緒にコメントをしてくれるスタッフの尾形君が心配していました。まあ、去年の先輩方もしっかりやっていましたので、その当たりは、大丈夫です。仙台の場所が寒冷地の比較的、南に位置しますので。


 わたなべしるす