3*植え替え&スプラウト開始(農:岡田和花)
2017年10月21日 (土)
こんにちは。水やりを控えたり、晴れた日に出したりしたらだいぶ土が乾いたので第一回みずやりをしました。外に鉢を出すのはかなり効果があったので、以降もやっていきたいです。あと、写真からわかるように鉢を増やしました。(鉢と土はいただきました。)
というのも、茎ブロッコリーなのですが、
・徒長しすぎてて折れそうで怖い。
・種子に農薬が付いていたのでスプラウトとして食べたくない。
という理由から、もう少し深いところに植え直すついでに新しい鉢に植え替えて育てることにしました。まだ双葉状態ですし、植え替えや間引きにはちょっと早かったような気もしますが...。
植え替えする際に鉢から取り出したのでついでに観察しました。茎がのびのび。3つとも5cmくらいです。根は4cmほど。一番右のは植え替えの際に少し切れてしまいました。それでも元気に育ってくれるといいなぁ。
ちなみに植え替えにはコンビニのデザートを買ったときについてくるプラスチックのスプーンをスコップ代わりにしました。小さいので3.5号鉢をいじるのにかなり操作性がよかったです。植物の周りの土を崩してから鉢の底から苗をすくい上げるようにしたのですがそれでも根を傷つけてしまいました...。難しい。
それから、茎ブロッコリーの成長報告です。
双葉が出てから今日で約10日ですが、子葉の間にしっかり本葉が見えるようになってきました。まだ小さいですが。とりあえず少し安心です。
ミニニンジンのほうですが、前回のコメントを読みまして、最低限折れなさそうなくらいまでは土寄せをし、あとはそのまま見守ることにしました。
それで、土寄せをしたときに...
ミニニンジンの茎部分の色が赤っぽいもの(写真上)と白っぽいもの(写真下)の二種類があることに気が付きました。
現在8つ発芽しているのですがそのうち3つが赤っぽく、残り5つが白っぽいです。赤矢印のところを見るとわかりやすいかと思います。
何が違うんだろう...。それぞれの芽は色以外の違いがないように見えます。とりあえずこれから何か違いが出てくるかもしれないので、いま赤っぽい芽がどれかは確認しておきました。
それからミニニンジンはまだ本葉が見当たりません。
先週に比べて今週はあまり変化がなくて書くことがないなぁ...。ということではじめに「落ち着いたら!」といっていたスプラウトの栽培を始めます!
しかしただ単に育てるだけだと面白くないなと思ったので、
密度を大幅に変えて栽培することにしました。左側には広げて30粒、右側には100粒を固めて蒔きました。それから、密度以外の条件を揃えるため、同じ容器に同じようにキッチンペーパーを敷き同じ場所で育てようと思います。
育て方を調べたときに暗いところに置けとの事だったので家の床下に設置しました。遠くにから外の光が入ってきていますが、暗さは十分なはず。
これで設置は完了しましたが、床下という見えにくいところに置いてしまったので毎日様子をチェックするのを忘れないように気を付けます。密度がどんな影響を及ぼすのか(はたまた及ぼさないのか)楽しみです。
三回目の更新はこのくらいで。
コメント
農学部・岡田さん
遺伝の渡辺でございます。忙しい中で、材料を取りに来たのはniceです。そんなところまでがんばることも大事です。今週は渡辺は出張ですが、研究室のスタッフには受講生が取りに来るもしれないといってありますので。。来る日程・時間などお知らせ下さい。外に出す効果について身をもって実感してもらえたのはよかったです。是非、他の受講生の方もせめて、日中は外に置いて下さい。太陽光・直射光の威力は大きいですから。3枚目の写真、とてもよい感じで管理されていますね。これくらいに土寄せをするのがよいと思います。他の受講生の方、是非、この記事を読んで、写真を参考にして下さい。1回目の水やりというのも、この秋の長雨だと、妥当な線だと思いますので。
ニンジンももう少し土寄せしてよいですよ。茎ブロッコリーのように。。。ニンジンも子葉の真ん中から本葉が展開してきますので。観察してみて下さい。ニンジンの生長は意外とかかりますので。あと、根っこの部分の赤色、白色、何でしょうか。。。渡辺もよくわかりません。
スプラウトで密度を変える仕掛け、おもしろいですね。身の回りのもの活かしているのもniceです。暗いところというので、簡単なのはアルミホイルを播くのですが、床下というのがおもしろいですね。湿度も高いでしょうから。毎日のcheckを忘れないように。記事にあるように。
わたなべしるす
-----------------
こんにちは、ラボスタッフマスコです。
ミニニンジンの胚軸の赤いの白いのについて、補足します。
種子は明所で発芽すると、葉緑体とストレス応答色素でアントシアニンの分化が起こります。胚軸にはアントシアニンが溜まり、同時に胚軸の伸長が抑えられます。これを光形態形成といいます。
暗所で発芽すると胚軸にアントシアニンが蓄積せず、伸長も抑えられないため、もやし的になります。これを暗所形態形成といいます。
シロイヌナズナでは起こる現象で、参考はこちら。
全ての植物で同様に起こるのかはちょっと分からなかったので、ニンジン、子葉でグーグル検索してみました。胚軸が赤くどっしりしているのが多いように個人的には感じまして、芽生えにおける明所形態形成がニンジンでも同様に起こるのでは、と思いました。
ブロッコリーもブロッコリー、子葉でグーグル検索すると、根本が赤くなってる画像がありました。でも赤くなってなさそうなのもあったりしてよくわからないなあ。
余談ですが、ダイコンはあんまり胚軸が赤くなってるのを見ないような気がします、植物の中でも、そういう反応が顕著なものとそうでないものがあるのかも。ハツカダイコンは赤くなったりするのを見るけど。。。ダイコンは胚軸も太るので(ダイコンのつるっとした上部分は胚軸、下のひげ根があるところは根らしいです)、白いダイコンが赤くなったら困るからかな。
というわけで、岡田さんのミニニンジンは赤白半々なので、半分徒長気味なのが原因にあるんではないかなあって思いました。とはいえ、しっかり土寄せして光にあててやれば、全然問題ないかと思います。ご参考までに。
ラボスタッフマスコ