東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

間引きと成長(工:井野塲遼馬)

2017年10月29日 (日)

こんにちは,最近台風が多いので少し困惑しております。

育てている植物にも多少の影響が出始めてしまいました。

というわけで,最近の様子を紹介したいと思います。


10月26日(木)

この数日前に台風21号が直撃しました。

これまでは徒長防止のためにも植木鉢を外に置いていましたが,さすがに風や雨が怖かったので部屋の中に入れていました。その結果が下の写真です(ミニダイコン)。

20171029220744-745114ae392eb03a56f061ce4f0faebe304d49b1.jpg

また見事に徒長してしまいました。それに加え窓のある方に株が傾いていき,ついには2本倒れてしまいました。

この日は数日ぶりの水やりだったので,水のやりすぎによる徒長ではないと思います。

それとシュンギクも徒長気味だったので,これを機に間引きと土寄せをすることにしました。

20171029221602-426278c687453bf2c93adc2be15e8e2651e22a75.jpg20171029221643-b0c3cf78e394f6c0b53659d9562bdf1077ed236c.jpgこちらは間引きし土寄せした後の様子で,一枚目がミニダイコン,二枚目がシュンギクです。

シュンギクに加えてミニダイコンにも本葉がでてきました。シュンギクの本葉は先日より大きくなっており,シュンギクの葉特有のギザギザした形となっておりました。現在,高さはミニダイコンは約6cm,シュンギクが約3cmほどです。

成長するとは何ともうれしいものです。

ところで,間引いたものをただ捨てるのももったいないと感じたので食べてみることにしてみました。

20171029223141-99c5e2ae7a843863358d6a996418e382b8b76314.jpg前回食べたカイワレ大根と化したミニダイコンと比較したかったので,今回も生で食しました。

まずはミニダイコン。味は前回のものよりピリ辛度が増しており,少し筋っぽく硬い印象を受けました。そして何より一番異なっていたのが青臭さ。カイワレ大根の時には全く感じなかった青臭さがこのときにはありました。ここまで成長したら火を通したほうがおいしく食べられそうです。

続いてシュンギク。こちらも特に理由は有りませんが生でそのまま食べました。口に入れてしばらく噛むと,シュンギクのあの独特な香りが鼻を刺激しました。こんなに小さくてもしっかりとシュンギクなんだなと少し感動してしまいました。多少の青臭さはあったもののミニダイコンよりは食べやすかったです。

こんな感じに,今は食べることを楽しみにして栽培しております。


10月29日(日)

明日30日は台風22号通過による影響で風が強いとの予報だったので,この日の夜に鉢を家の中に入れました。

どうにか徒長しないように気を付けたいです。

20171029225437-9fb8aa3730d3916c52c1ed1a3bf7fdd5d47fea63.jpg20171029225455-42c9f7b869ee6ce7a05aa92d30c603c63d4d9f11.jpgミニダイコンもシュンギクも,本葉のサイズが大きくなってきました。

ミニダイコンは1枚のみ大きくなっており,現在約3cmほど。シュンギクは2枚とも大きなっていて,現在約1.5cmほどです。

最近のお悩みはミニダイコンを鉢の真ん中に移植するかどうかです。今,鉢の端の方にあるので,今後根の成長に影響が出るのではないかと少し不安です。ただ正直移植するときに根っこに傷をつけるほうが怖いです。

もう少し調べてから結論を出したいと思います。

コメント

工学部・井野塲さん

 遺伝の渡辺でございます。台風は多いですね。昨日の台風は被害はなかったでしょうか。ダイコン、シュンギクとも、土寄せをしたり、工夫して、本葉が展開してきているので、水加減を理解できているのだなと思います。niceです。あとは、間引きしたものを食べてみること。大事ですね。青臭さ、多分、葉緑体などの緑に関連する成分を作るときに余計なものができて、それが液胞にたまるのではと。。単純な予想ですが。植物は排出ができないので、基本。そこに、色々な老廃物をためる仕掛けなので、。。そのにおいなどだと思います。何れ、ちゃんとした植物になる方向に行っているのだと思いますよ。

 あとは、どうやって、ダイコンを真ん中に持って行くか。考えどころですね。去年の先輩方のものであったり、その前のを見てみて下さい。結構、上手にやっています。それが文章で残っていれば、やり方が分かりますね。あと、写真の撮り方は、斜めもよいですが、横と上からというのがあれば、分かりやすいですね。是非、他の方々の撮影した写真を参考にして下さい。

 


 わたなべしるす