東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

監視断念(工:田村秀人)

2017年12月28日 (木)

こんにちは工学部の田村です。

帰省の中の対策について書きたいと思います。

帰省に向けて今まであまり意識していなかった水やりの頻度について考えてみると今まではおおむね3日から4日くらいに一度水をあげていました。今回十分に鉢の下から水が出てくるくらい水をあげてみたところ、7日目ほど持ったので今回もそのくらいあげることとしました。帰省は12月29日から1月3日を予定。

20171228225919-961ecd0a7c4c6cef1e44b05f5d62c88b3addafff.jpg左が白菜で右がロマネスコ。


また、今回の帰省で創造工学研修で作っている自動植物観察機を活用しようと思い設置まではしたものの、20171228230711-26213799d54dbbf5b45c9dfb4755e20bc8df57a4.JPG

プログラムの不具合を解決しきれずに自動化に失敗しました。

こいつはこれからもっと頑張っていきたいと思います。

とりあえず今回の帰省は植物たちの身を案じながらの帰省になりそうです。

それではよいお年を。

コメント

田村さんこんにちは。

 水やりの頻度を考えて設定しましたか。もう出発している頃と思いますが、鉢受けに水を充分貯めておいて下さい。急に暖かくなることもあり得ますので。

 自動観察機とは面白いですね! 想像すると映像をトランスミッターで送る、あるいは一定時間ごとに撮影して変化が分かるようにしたものでしょうか。

 もしかして画像をリアルタイムでサーバーに落としてネット接続でしょうか・・・ さすがに工学部、やることが違いますね。

 昨今では、ラズベリーパイを使用した工作が流行ってるようです。しかしプログラミングが思ったより複雑で、なかなかスイスイとはいかないものです。まあ、今の人はコンピューターが身近にある環境で最初から育っていますから、やる気にさえなればクリアできるのでしょうね。そちらが工学部の何系統なのか知らないのですが、やっぱりそういう方面が得意なのでしょう。

 ここで全然関係ないですが、ロボコンが地味に盛り上がっているようです。そして毎年、なぜか不調になったり、転倒したりするものが出てきます。私の勝手な想像なんですが、工学部の各系統の人がもっとうまく連携すればな、と思います。例えば電気の人はつなぎさえすれば回路が完成して動作すると思いがちです。しかしロボットの動作では、各部材ごと張力・荷重・長さで固有の共振を起こします。各個の共振が重なってしまう条件になれば、しっかりして見えてもロボットは簡単に転倒してしまうでしょう。また例えば情報の人はプログラミングを観念で考えますので、実装時3GHzの電気が一波長進む距離はなんとたったの10cm、もし1mmずれただけでも3.6度位相が変わるということを忘れがちです。

 私などの時代は、真空管やゲルマニウムトランジスター(2SB56など)から始まり定番トランジスター(2SC372など)を使い、子供の科学や初歩のラジオを見てラジオを作ったり電子工作をしたものです。そこでシュミット回路、ダーリントン接続、ウィーン発振器などなど実際にやったりします。やがて無線と実験誌を見てオーディオアンプを作ったり、あるいはIC工作(定番のタイマーIC555、汎用ゲートIC4004など)に走ったりしました。

 そういう下地を持ち、やがてはコンピューター時代、8ビットパソコン(私は富士通FM7)で機械語やアセンブラをやり、大学でフォートランを習い、生物系の人はたいていマックを使ってプログラミングをしたり、マザーボード交換など工作をしたり・・・

 こんなことを長々書いたのも、興味を持って、技術の下地を覗いて頂ければ、と思ったからです。現代は誰もが知ってる一般的なことは誰もが知っている、しかし知らないことは誰も知らないものです。もちろん全方位知ることは不可能なのですが・・・ 例えばUSBを手軽に接続しますが、USBの4本線の電位やプロトコルはほぼ誰も知りませんし、ウブントゥを使う人でもそのファイル管理様式を知る人はいません。

 まあ、偉そうに言いましたが、私も今の技術にはついていけませんし、うちの娘もそうです。小学生の時、誕生日プレゼントに学研電子ブロック(今のブレッドボードのようなもの)を買ったのですが、その反応の薄いこと薄いこと・・

 などと言いながら、また年明けにアップお待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ


工学部・田村さん

 こんにちは、遺伝の渡辺でございます。ラボスタッフのオガタくんがずいぶん、細かなことを書いてくれているので、渡辺がコメントすることはあまりないのですが。。ただ、この講義と他の講義を連動させているというのは、高く評価ができると思います。すばらしいです。もちろん、動いてくれれば、最高ですが、なにより、領域融合的な発想で、物事をやっているのが、すばらしいです。この講義だけでなく、これから先の色々な講義でもそんな風に、講義という単位にしばられないで、考えるようにしてみて下さい。きっと、違った物事が見えてくると思いますので。

 そうそう、撮影装置に写っている植物体は、元気そうですね。これらが年末年始の休み明け、さらに、大きくなり、収穫できるのではと思いますので。


 わたなべしるす