東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

経過報告(農:平澤花織)

2018年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます。農学部の平澤です。2018年の残りの更新もコンスタントにしていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

前回の記事に書いたハーモニカの練習は順調で、いきものがかりの『ブルーバード』のリフがもう少しでマスターできそうです。


2017/12/31 天気: 曇り後晴れ 最高気温/最低気温: 4.9℃/-1.8℃ (参考: 気象庁)

【施肥】

ミズナ、ハクサイの全ての鉢に施肥をしました。各鉢21粒ずつ肥料を与えました。前回の記事で渡辺先生が「施肥の間隔をもう少し短くしても良い」とおっしゃっていたので、これから1週間に2回、水曜日と日曜日に施肥しようかと思います。これでは間隔が短すぎるでしょうか?

また、同じく前回の記事の渡辺先生のコメントで「同じ個体を時系列で並べて観察し、その間にあげた肥料の粒数を数える」ことを提案していただいたので、これからは同じ葉について成長を記録していこうと思います。

さらに今回、撮影時に鉢に対して横向きにスケールを入れるのを忘れてしまいました。申し訳ありません。次回以降気をつけたいと思います。

【ミズナ】

20180101161344-abb217a48355d049e220dbae11e9542feb9b2253.jpg

写真で赤く囲ってある葉の成長をこれから記録していこうと思います。今回は葉の付け根から先端までの長さが11.5cm、幅が一番大きいところで3cmです。どの株も葉は25枚ほどあります。

【ハクサイ】

20180101162028-b97fa7511075ce4bf743e70b1b50221445cdfa1b.jpgまず大きい方のハクサイです。写真で赤く囲ってある葉の成長をこれから記録していこうと思います。今回は葉の付け根から先端までの長さが7cm、幅が一番大きいところで7cmです。株全体で葉は18枚ほどあります。

20180101162154-125b6cccf165cb6dc5c81fba37459114271abdba.jpg次に小さい方のハクサイです。写真で赤く囲ってある葉の成長をこれから記録していこうと思います。今回は葉の付け根から先端までの長さが8cm、幅が一番大きいところで6.5cmです。株全体で葉は14枚ほどあります。

ミズナ、ハクサイ共に成長は順調で、今のところ特に不安な点はありません。


前回の記事でオガタさんが仰っていた「野菜は長期栽培・肥料過多で液胞内に青臭さの元となる物質を溜め込む」という話はとても興味深かったです。植物は必要な分ちょうどを体内に吸収しているイメージがありましたが、よく考えてみればそれはありえない話ですよね。人間も植物も余剰養分はある程度体内に溜め込んでしまうものなのですね。

このことや気候条件などを踏まえて施肥量を定量的に決定するのは難しそうな気がします。農家の方々はみなさん経験や勘で施肥量などを決めているのでしょうか。だとしたらそれは驚くべきことです。


今回の更新はここまでにしようと思います。引き続き栽培・観察に励みたいと思います。

コメント

平澤さんこんにちは。

 今年も展開ゼミ宜しくお願いします。

 さて、植物は本当に元気そうで、不安なく見ていられます。ミズナもまた葉が回復してきて、また収穫が楽しめること確実ですね。ハクサイも葉が増えてきて結球を始めても良さげな感じです。観察する葉を決めたことはいいことですが、きちんと目印つけて下さい。意外に分からなくなりますから。

 施肥について、週二日というのも多いかな、とは思ったのですが別に害がないのなら全然構わないと思います。妙に萎れていたり、葉の色が異常だったりすれば変えればいいだけで、そうでなければ多めでもいいでしょう。植物は一番肥料を欲しがる時期でもあります。結球後期になればそうでもないのですが。

 農家について、もちろん農家ごとに方法も熱意も違います。篤農家と呼ばれる人たちは経験と勘(無意識のうちに蓄えられるデータベース)、そして科学的手法を用いています。きちんと毎年記録を付けていて、生育、天候状況(気温・降水量等)、施肥、品種、生育法(株間、摘心、不織布等)、病虫害を把握しています。その上で貪欲に新品種や市場動向などの情報も取り入れます。

 この場合の施肥も見るべきポイントを押さえるものです。葉物野菜は生育と柔らかさ、色などで判定します。実物野菜でも例えばナスであればめしべ長さを見て把握しますし、スイカならば枝の立つ角度を見て判定します。いろいろあるのです。

 植物は動物と違って、老廃物を捨てる機構はあんまり無いです。なので、液胞に貯めて、落葉とともに捨てることをやるんですね。もちろん窒素などの成分をいったん貯蔵することもやります。

 さて、今年は皆さん一年生から二年生(高校生の方も)、果たして何が待ち受けているのか・・ 予測つかないのが面白いところですか。

 ではまた、アップお待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ


農学部・平澤さん

 あけましておめでとうございます。遺伝の渡辺でございます。残り少ない展開ゼミですが、がんばって下さい。ハーモニカですか。小学校の頃の1段でなくて、2段あるんですよね。1段のハーモニカさえ。。。。でしたので。すばらしいです。施肥はまずは、週2回くらいでやってみてはどうでしょうか。それで今までよりもある程度の生長が見られるようなら、効果があると判断して続けて見るのだと。。そんな風に、工夫を少しずつ考えて見ることですね。あと、ミズナ、上からの写真に加えて、横からの写真があると、生長量がよくわかるのではと思います。それをなにか簡単に計測して、全体の生長量が分かると、おもしろいですね。それを1枚の葉っぱとうまくlinkされることができると、全体が分かると、1部が分かる、1部から全体が分かるという仕掛けです。

 ハクサイはよいペースで結球していますね。ラボスタッフのオガタくんが書いてあるように、確かに、施肥の量によって、味が変わる、濃くなる可能性はありますね。植木ばちの場合、畑などと比べて、肥料などが拡散しにくくなっていますので。その分、植物細胞内の液胞に色々なものをためこむので、味が濃い感じになるのでしょう。ほとんど、同じようなことが、ラボスタッフのオガタくんが書いていましたね。なので、ラボスタッフのオガタくんのコメントも参考にして下さい。では、今年もがんばって下さい。投稿も楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす