東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

カイワレダイコンの成長(経:阿部遥太)

2018年10月18日 (木)

こんばんは。種まきから1週間と2日が経ちました。カイワレダイコンの成長について報告したいと思います。

IMG_1958.JPG写真は種まきの1日後。発芽して伸び始めています。こんなに早く伸び始めると思いませんでした。

IMG_1967.JPG.tkjgmgi.jpg2日後。さらに目が伸びて根毛も生えました。IMG_1985.JPG5日後(10/14 23:37 室温19度 湿度82%)。6本はすでに5cmを越していたので日光にあてて緑化さていきます。(※1、5~6cmほどに達したら、日光に当てる必要があるそうです)

まだ目安に満たない個体もありますが育っているものがダメになってしまってはかわいそうです。小さいもの達はまだ暗所にいたいかもしれませんが我慢してもらいます。

IMG_1992.JPG翌日(10/14 23:56 室温19度 湿度90%)。たった一日日光に当てただけで全個体の葉が緑化しました。葉が緑化すると一気にカイワレダイコンらしく見えます。

IMG_2021.JPGそして現在(10/18 23:56 室温19度 湿度79%)の様子です。コップの淵を超えたものはそろそろ収穫していきたいと思います。ただ、23本中の7本は未だ5cmにも満たない大きさです。緑化を始めたタイミングで短かったものは今でも短いままのようです。売り物ののカイワレダイコンはほぼ全てが同じ大きさに育っているのに、どうしてここまで個体差が出てしまったのでしょうか。調べてみましたが原因はわかりませんでしたので、わかり次第記載したいと思います。

 もう一つ気になったのが、一部(4本)の葉にある黒い斑点です。まだ短いものにあるので、写真は収穫後に載せたいと思います。病気か虫のせいで異状になったのかと思いましたが、そうではないようです。まいた種に傷がついていた場合起こるとのこと(※2)ですので、黒い斑点をもっているものもゆくゆくは食べたいと思います。

以上、カイワレダイコンの成長についてでした。収穫、タケノコハクサイについては近日中に報告したいと思います。

参考

※1 https://horti.jp/26082

※2 https://ameblo.jp/100en-saien/entry-11225507064.html

コメント

経済学部・阿部さん

 育種の渡辺でございます。この週末は、ラボスタッフのオガタくんが留守なので、渡辺がコメントします。時系列で写真があるのは、niceです。物差しがあるので、おおよその植物の大きさも分かりますよね。2日後のと頃で、根毛が見えたとありますが、この写真からは、分からないですよね。そんな時、拡大した写真を撮って、uploadして下さい。そうすると、何を見ているのか、他の受講生にも分かると思いますので。まだ、カイワレダイコンの種子は残っていると思いますので、是非、やってみて下さい。

 市販のものと、自分の栽培で、大きさに違いがあるということに、気がついたのもよいことです。先達の受講生も同じように困っています。是非、去年までの先輩のdataも見て、揃う条件を探してみて下さい。こんな風に「なぜ」ということを考えるのが大事なことで、この講義で身につけてほしいことですので。黒い点があると思いますが、多分、カビだと思いますが、食べる上で、影響がないようなものだと思いますので。

 次の報告で食レポがあるのを楽しみにしています。もちろん、植木ばちでの栽培の方がどうなっているかも。お待ちしております。そうそう、この講義の大事なこと、それは、長い文章を書くこと。写真への説明文をもう少し長いものにするようにしてみて下さい。


 わたなべしるす

ー 追記 ー

 スプラウトは成功裏に終わりそうです。

 光を当てると緑化して、逆に草丈の伸びはいったん止まります。ですので、収穫は一気に全部してしまっていいと思います。詳しく言いますと、暗所に置かれると、暗所で働く植物ホルモンの影響で細胞が縦に伸びますので非常に早く成長するように見えます。しかし細胞の数自体は増えていません。明るくするとむしろ細胞の数は増えるのですが、それぞれは縦にあまり伸びませんので成長は見かけ上抑えられます。

 まあ、おいしく調理して下さい。男子なのでマヨネーズオンリーでもいいと思います(とか言うと今はジェンダー教育でややこしいことになります)。

 出典のリンクがきちんと出されているのが良いポイントですね。

ではまた

ラボスタッフ オガタ