報告7(ルッコラの発芽~緑化まで;857文字)(文:鈴木亮祐)
2018年11月25日 (日)
中間報告のコメントを受けて、今までの記事の中で写真の方向がおかしいものは直していこうと思います。11月30日までにすべて直せるように頑張ります。今回は中間報告にかまけて投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
今回はルッコラの11月12日(栽培開始から10日目)~24日(栽培開始から22日目)の観察結果と感想を報告しようと思います。
① ルッコラの観察結果
11月12日(栽培開始から10日目)の午後10時58分にルッコラの根が伸びていました。この時はまだ短くクッキングペーパーの上を這っていました。また、まだ根が出ていないものもありました。
14日(12日目)の午前9時34分に観察するとクッキングペーパーやルッコラの上に青い部分や黒い部分があるのを確認しました。
17日(15日目)の午後9時5分に観察すると、もはやクッキングペーパーの上を這うものは少なく、上に向かって伸びていました。しかしまだまっすぐではなく少し曲がって、ひょろひょろしていました。
この時の室温は16,5度でした。
18日(16日目)の午後11時1分に観察しましたが変化はありませんでした。この時の室温は16,7度でした。
20日(18日目)の午後9時29分に観察すると一番長いものは4cmほどの長さになっていました。
22日(20日目)の午前9時46分に観察するとすべてのルッコラが伸びていました。最も長いもので4,5cmになっていました。前回は太陽光を当てなさ過ぎて失敗したため、ここでアルミをとって日に当てることにしました。
24日(22日目)の午後11時24分に観察するとルッコラが緑化していました。ルッコラの長さは最長で4,7cmでした。
② 感想
14日の観察で青い部分や黒い部分が出ていたのを見てカビかと思いました。そのあとの観察でもそれは消えず、そろそろ心配になってきました。しかし、ルッコラはぴんぴんしています。最初に見たときはひょろひょろだったため大丈夫かなと思いましたが、17日になって急に伸びていて驚きました。次回はハツカダイコンの観察結果について載せたいと思います。
今日の記事の文字数857文字。
コメント
鈴木さんこんにちは
過去の記事に遡って修正、とてもいい姿勢だと思います。何にでも通用する態度であり、社会人になってから周りに信頼されるでしょう。実際、それができる人はほとんどいません。分かる限り、誰が見ても見ていなくてもきちんとしておくのはそれほど良いことです。
よく文系でも理系でも卒業生の遺品のようなものが積まれている研究室があります。卒業時に自分の使ったノートや資料、あるいは単なる私物を置きっぱなしなんですね。酷いときには実験対象物や、調合した試薬まで片付けず、もはや誰のものか分からない状態になることも珍しくありません。こうしたところで人間性というものが表われてきます。鈴木さんはおそらく最後まできちんとされると思いますから安心です。
さて、今回の内容はルッコラのスプラウトについてですね。16.5℃というのはスプラウトにとって低い温度ですからゆっくりになるのは仕方ありません。今の居室の室温はそれくらいなんでしょうね。
青い部分というのは、この画像だけでは判定しにくいものです。普通に考えればカビや細菌によるものでしょうか。ただしそういう物でも植物に悪く働くものもあれば、別に支障ないものもあります。話は少しずれますが、植物はもちろん白血球などは持っていなくとも免疫というシステムがあります。動物と比較するのもなんですけれど複雑多岐なシステムがあり、その多様性もスピードも想像以上です。そのため、生きた植物はそうそうやられません。逆にいえば生きた細胞でも食物にできる一部のものが病原性微生物になりえるわけです。
そういえば最近興味があって調べたら、植物の根からは従来考えられていた以上に多量の有機物が放出されるもので、外国の研究ではそれを発電に使おうというアイデアまであるそうです。
話を戻しますと、ルッコラのコップ、こちらのコメント通りに水をやや足されたのでしょうか。最初の状態では水不足に見えましたので。面に雫が見えるところから、改善されたものと思います。
やや成長が遅かったものの、4cmにはなり、緑化もされました。ここから日を置くと枯死しますので、後は早めに収穫して下さい。
そしてルッコラとハツカダイコン、報告をきちっとするあまり、別々にアップされています。できれば双方向というこの単位の長所を生かし、並行してリアルタイムに近付けた方がより良いと思います。
ではまた
ラボスタッフ オガタ