東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

雪の中の冬野菜 ー成長経過ー(経:菅原みゆき)

2018年12月12日 (水)

こんばんは、経済学部1年の菅原です。先日、日曜日は今季初の積雪がありましたね。地元茨城でも同じくらい雪は降るのであまり衝撃を受けたりすることはありませんでしたが、ニュースなどをあまり見ていなくて、体感的にも雪が降るほどの寒さだとは思っていなかったので朝起きた時はびっくりしました。たまたま日曜の朝はサークル活動で大学に行ったので雪化粧をした川内キャンパスが望めました。


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野菜たちは外に置きっぱなしだったので少し心配でしたが大きな影響はなかったようです。ハクサイもダイコンももともと雪の中で育つ野菜ですしね。ただハクサイの方の外側の葉が雪の重みで少し破けてしまったみたいです、残念。まあ元気そうなので何よりです。


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まずハクサイの方、順調に成長しています。間引き直後は根元が少し不安定でしたが、今はしっかりと自立しているので前回の土寄せがうまく行ったようです。外側の葉(赤)が下がってきている一方で内側の葉(青)は上向きに伸びています。葉の枚数は前回より1枚増え、12枚になりました。また、1枚1枚の葉の厚みが増してきています。それと、葉に無数に生えているトゲ(画像では見えにくくなってしまいました)が気になったので調べたところ(参考サイト)、毛茸(もうじょう)というものだとわかりました。育ちきっていないのでなんとも語弊のある言い方になりますが、新鮮なハクサイである証となるようです。ただなんとなく、葉も開きっぱなしで硬くてトゲトゲしていて食べるのには美味しくなさそうなので、まだまだ収穫は程遠いという感じでしょうか・・・。これからも長い目で見ていきます。

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もう一つ気になったのは、子葉がかなり枯れてしまったことです。大きさは4センチほどで成長が止まっており、端の方からしおれてしまいました。役割を終えたものには栄養がいかなくなるということでしょうか?パッと見て「1枚枯れてる!?」と驚いたのですが。よく見ると本葉ではなく子葉だし、自然の性だろうと思い見逃すことにしました。現在の大きい葉の長さは18センチ、横幅は8センチ、中肋(前回渡辺先生に教えていただいた、葉っぱの真ん中の白い部分)は9センチでした。

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続いて、久しぶりのミニダイコンです。3号鉢で育てているのでハクサイメインのつもりでいてないがしろになっていたのですが、一応ちゃんと生きています。が、間引きのタイミングを逃しとんでもないジャングル状態に・・・。ハクサイと並べると一目瞭然ですが、ダイコンの本葉は変わった形をしています。葉自体が枝状に分かれていて、羽とか魚の骨とか、そのようなイメージです。葉について気になったことは、スーパーのダイコンの葉は茎の部分が細長く結構枝垂れているイメージがあったのですが、私のダイコンは葉がタンポポの葉のように根元から放射状に低く広がっているということです。ミニダイコンという品種の特徴なのか、とも思い他の受講生の写真を見てみると、昨年の中里さんの記事の写真では上から見たときの葉の生え方はほぼ私と同じで、葉の大きさ・広がりは違うなと感じました。単純に成長がまだ進んでいないこと、葉が重なってしまい育ち切れていないこと、の2つを理由として考えました。

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一方の子葉は顕著に形が異なりハート形をしていて、今ではすっかり黄色になってしまいました。このダイコンたちも以前のハクサイと同様、スペースがないせいで外へ外へと育とうとしています。根が少し見えていて、ダイコンの面影がしっかりと見て取れます。もっと早いうちに土寄せをしてまっすぐ下に育つようにしてあげれば良かったなあ、と後悔先に立たず。発芽させた時点から3つ等間隔で蒔いてしまったため、どれを抜けばいいのかわからず、成長に差が出てきたら間引こうと思ったもののドングリの背比べ・・・。手遅れかもしれませんが、間引きについて(あるいはいっそ強行突破すべきなのか)何か先生方からアドバイスがあればいただきたいです。

ハクサイの成長を見守りつつ、次回はダイコンの鉢環境の改善を試みたいと思います。本日もご覧いただきありがとうございました。(文字数:1650字)

コメント

菅原さんこんにちは

 雪写真きれいですね。しかしこの奥行き感、川内キャンパスとは思えないほどです。

 さてきちんと防寒しているでしょうか。昨日生協に行ったら、クリスマス用品と正月用品(えび紙など)が同時に売られていまして、思い出しましたが正月には福袋がありますね。まあ何の福袋(家電でも)いいものですが、若い人は服でしょうか。今はネットで福袋を予約して、正月に受け取るもののようです。昔はうちの娘と初売りでダイエーなどに行って選んだものでしたが。一昨年あたりから、娘はそういった福袋の予約をして、二人でパルコに行って受け取るだけの作業になりました。福袋はブランドショップの在庫処分と聞いたことがありますが、まあ縁起物ですから、気分がいいものです。娘は普段はGUなどで買い、そういった時だけブランドショップですね。でないと普通にはブランドショップの「私もこれ、実は自分でも色違い持ってるんですよー」とかいう店員がうっとおしいようです。まあブランドといっても昔はリズリサも着たものですが、今は地味なものです。

 そういえば、一年生の皆さんは一年後に向け、成人式の晴れ着を考え始めてもいい時期ですね。晴れ着は保存も厄介で、今はレンタルが主流のようです。早く決めるとレンタル店は同じ値段で長く貸し出すもので、何度か着ることを考えればお得です。関係ないですが、正月の寒いのに着物は大丈夫なものなのでしょうか。あのモフモフで暖かいんでしょうかね。

 さてさて、植物には雪が積もっています。このくらいで枯れたりしません。ただし害があるとすれば、鉢の中の土が凍結してしまい、根を持ち上げて切ってしまうことです。これについては対策といっても難しいですね。根が丈夫であれば、なんとかなるでしょう。むしろこれを恐れて水やりを控えるとあっという間に乾燥して枯れます。仙台の乾燥は茨城とたぶん同じだと思いますが強いのです。

 もう一つ、植物は温度変化にけっこうついていくものですが、さすがに凍結融解を繰り返せばダメージになります。たぶん今回測定のために、夜間だったので室内に入れたのだと思いますが、室外なら室外のままがいいですね。

 そしてエアコン室外機に上に直接ではなく何か(この際雑誌をビニール袋に入れたものでもいい)を介して置いてあげて下さい。

 報告では経過日数と温度などの基礎情報がありません。逆に今回矢印などのプレゼンの工夫がいいですね。順調に生育して、そして新しい葉が立ってきています。まだまだ結球をするような大きさではありませんが期待が持てます。逆に私としても、この盆栽スタイルで最小限何枚の葉で結球するものだろうか、という情報を持ってないのです。皆さんの栽培結果から知ることができるのを期待しています。

 葉のトゲは、煮て調理すれば全然気になりません。よく調べましたね。子葉について、他の受講生の例と同様に役割を終えて枯れてくる時期です。そういえば記載がありませんが追肥は順当にあげているでしょうか。

 さて次はミニダイコン、こちらも元気そうです。形態については観察された通りです。ダイコンは茎は伸びず、ほぼ同じところから横に葉が伸びます。基本は秋冬に育つ植物ですから光の競争よりも耐寒性(雪の下になれば比較的暖かい)、耐風性(背が高いと倒されやすい)を重視して低く低く成長します。春になって花が咲く時には同じ植物とは思えない程ぐんぐん背がのびていきますが。

 土寄せはもう土を足せるスペースがなく、また強く根を抑えれば折ってしまう可能性があるので、今からでは難易度高いですね。

 鉢が小さく、また3株もあるので混んでいます。とりあえず一つは除去しましょう。大きさが同じようなもので迷うということでしたら、逆にいえばどれでも同じです。あまり迷うことなく、決めてさくっと抜きましょう。迷うということについて、これは人によって非常に違うもので、迷いやすい人と迷わない人がいます。

 選ぶというのはそれだけでエネルギーを使うものです。全然関係ないですが、デートで彼氏が考えに考えて行く場所、食べるメニューを決めたのでしたらそれを尊重しましょう。店の中の座る席を決めるだけでも大変なので、混ぜっ返したりしないことです。そして「どれでもいい」「同じでいい」と言われると彼氏は大変困ります、というか嫌になります。突拍子もないものでなければ、主体的に決めましょう。もちろん、彼氏にお勧めのものがあるか確認してからです。その店で食べさせたい何かのものがあるかもしれません。そして思わぬものが出てきたら、それ自体を面白がることがいいですね。これは大変ポイントが高いことです。そしてシェアしましょう。

 特に、高学歴(東北大など)にモテるコツは天然系と大喰らいだと思って下さい。大量に食われると本当に気分がいいものです。そして支払いは基本、男が払うものですね。ワリカンにされると、男としては気を使ってしまい、次から自由に店を選べなくなってしまいます。ただこれには若干男の側の性格が出るもので、ワリカンも少しした方がいいこともあるので難しいところです。基本は言い張らない、ことですね。

 私などは学生時代、いきなり大量のバラの花束を買ってプレゼント、そして突然デートは新幹線のチケットを買っておいて遠く、なんことをしました。それをする自分というものに酔うのがいいんです。当然ワリカンなどは考えません。

 それと高学歴男を新鮮な驚きに巻き込むコツは、全く勉強とは対極にある世界でアピールできるものがあればいいですね。例えばバレエとか、キルトとかでしょうか。無駄に尊敬されるものです。

 もう一つ男を見るには、置き換えが有効かもしれません。なかなかグレードを見分けるのは難しいものなので。例えば部屋にジャンプしかない男であれば、それを置き換えて部屋にノンノしかない女子だと思って見ればそのグレードが分かると思います。

 こういうことを娘にレクチャーすることもあるのですが、それ以前に娘はモテないようですので無駄かもしれません。

 話を戻して、間引きは地際で切るのがいいのですが、ほんの小さなものでもダイコンですからもったいない気がしますね。もちろん葉の部分は食べられますので、何かに(鍋でも)入れて有効活用できます。根も一口ですが味はダイコンだと思います。

ではまた。あ、帰省時の水の対処について考えていて下さい。

ラボスタッフ オガタ