東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第九回報告(法:川崎陽)

2018年12月13日 (木)

どうも川崎です。

最近地元の友達が泊まりに来たりして、思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごせました。地元は埼玉なので東北にいると友人たちの現在の状況はSNS以外では全くもってわからないので、色々と地元の話が聞けてよかったです。意外な進路にしている人もおり、皆と同じように自分も頑張ろうと思いました。写真はその友人が来た日に自分が撮った雪の写真です。

では本題に入りたいと思います。


前回の報告への返信でオガタさんから教えていただいた、鉢の淵から注ぐという注ぎ方に変えたところ、水やりによって掘れてしまうということがなくなり、改善することができました。ありがとうございました。


ほうれん草について

日付:12月13日(木)

時刻:13時4分

室温:15.7度

全体の様子は下記の写真のようでした。

全体を見ると、遅れて発芽した2株に本葉が出てきており、後続組の成長雨の順調さを感じることができ、嬉しいです。それでは各々の株について報告したいともいます。

例によって前回と同じように、下記の写真の通りに紹介していきたいと思います。

① について

日照量不足が気になっていましたが序盤で申し上げた通り、本葉の成長が観られました。前回の報告の時には2枚であることが確認できないレベルであったものが、確認できるレベルにまで成長しました。オガタさんからの返信においてしようが丸まってしまうことはよくあることなのでそんなに気にしないで良いと教えていただきましたが、それでも一抹の不安がありました。そのため、現状無事に育っているので、よかったと思います。無事このまま育ってほしいと思います。

② について

こちらの本葉も育っています。前回の時と比べ、葉の分かれがより顕著になり、葉までの枝のような部分がより伸びていました。心配事として、日照量不足になると葉が小さくなりやすいと教えていただいたことから、あまり葉が大きくならず、枝のような部分(葉柄でいいのでしょうか?)ばかり大きくなってしまうことです。どうにかして日照量を増やしたいです。スタンドライトなど,

効果があるのかがわからないのですが、効果があるなら試してみたいと思います。

③ について

 

前回本葉の一枚が枯れてきたということを報告しましたが、その一枚が本格的に枯れてしまいました。また、もう一対の葉の方にも変色が見られました。オガタさんも謎とおっしゃっていたので、よく観察していき、他のところにも変化・影響があったら、報告したいと思います。

 

また、2枚の子葉は役目を終えたようで両方とも先から徐々に枯れていっています。しかし、剣葉の形質の強い後から出た葉は小さめなことを除いて順調で、新しい葉の続々と出てきています。前半部分のことが何か重大な疾患出なければ良いのですが、無事であることを祈っています。

④ について

 

こちらは目立った心配事はなく順調です。こちらも子葉は役目を終えたようです。しかし、枝のような部分や茎が③に比べ、細いような気がします。発芽のタイミングによる成長度の差があるのが関係しているのかわかりませんが、折れやすそうで心配です。これからの成長によってカバー出来る可能性もあると思うので、気をつけて栽培していきたと思います。

前回土の濡れた様子の写真を添えたらどうかとの返信をいただいたので、下記の写真にて、見ていただけると幸いです。


今日の報告は短めとなってしまいましたので、次回はより良い報告となるようにしたいです。

これで今回の報告を終わりにさせていただきます。

(文字数:1436)

コメント

川崎さんこんにちは

 旧知の人たちのその後が聞けてよかったですね。案外と時が過ぎると疎遠になり、会えばすぐに昔に返れるのに何年も会わずに過ぎてしまうことがあるものです。

 そして意外な進路とは何でしょうか。まあ、本当に様々な道があるものですね。私の同級生では、人間食べなくても生きていけるんだ!という世界に旅立った人もいます。そういうのは極端としても、人と違った道を行くのもよいのではないかと思います。私も娘には、他人と違った道を行くくらいがちょうどいい、どうせ他人は言うほど気にしちゃいない、と教えています。

 さてホウレンソウはゆっくりと成長しているようです。ですがこの葉柄の伸びといい日照不足は否めません。具体的にはどのくらいの日照が確保できているのでしょうか。補助的にライトをあてるのもいいのですが、日光とは比べ物にならないほどライトの光量は少ないものです。そして不都合なことに、ホウレンソウは長時間ライトを当てると、春になったと勘違いして花を付ける方向に行ってしまいます。

 ホウレンソウの品種によって花の付けやすさはかなり変わるのですが、実はこの弁天丸という品種についてどの程度のレベルの付けやすさか私も知りません。今年初めて栽培するものですから。種子袋には一応春播きも可能なように書いてありますから、そんなに花を付けないと思いますが、ライトを当てている条件下では分かりません。

 子葉が枯れてくることはおかしなことではないのですが、この段階で本葉まで枯れるのはおかしいですね。光量不足で力尽きたのでなければいいのですが。

 土に水がしっかり与えらえている写真を付けて頂いたことは、とてもありがたいことです。これで水不足ではないかという懸念が払拭されました。こういうようにコメントへのレスポンスがあると助かります。

 視野を広く持ちましょう。四年前でしょうか、東北大の学園祭にイッテQの武井が芸能人ゲストで来ました。そしてトークが始まったのですが、一番辛かったロケがシベリアのオイミャコンという場所の極寒ロケとのこと、ここで武井が聴衆に向かって、「オイミャコン、一番低い温度を記録したとこなんですが、どのくらいかわかりますかー」と聞きました。そうしたらなんと何百人もいる東北大生が下を向いてモジモジです。答えは北半球最低記録のー71.2℃です。これを皆知らなかったんですね。この知識が大事かどうかという問題ではなく、社会の地図帳に必ず載っているもので、皆は関心がないから見もしてないのですね。普通は世界で最も高い所低い所、長い川とか、温度が高い低い、どんなかと興味を持って地図帳を見るものだと思います。うちの娘でさえオイミャコンは知っていました。社会の地図帳を、勉強をして点数を取るための仕事の本として捉えるのは間違いで、本当に面白い読み物だと思ってもらいたいものです。特に東北大生には。

ではまた

ラボスタッフ オガタ