東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

雪(工:番場崚太郎)

2018年12月14日 (金)

おはようございます。お忘れかもしれませんが、私の所属しているハンググライダーサークルも雪のせいで今週が今シーズン最後の活動となりそうです。しかしこれからは土日もたいてい仙台に入れるので白菜たちにとってはおそらくいいことです。そして我が家もついにこたつを導入しました。こいつのせいで座ってできる作業しかやれなくなる予感がしています。とりあえず幸せです。

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どうでもいい報告は以上にして、白菜さんの話ですが、今週雪が降った時白菜に雪が積もっていました。上の写真は水曜日の朝に撮影したものですが、おそらく私が仙台にいなかった土日に降った雪ではもっと多くの雪が白菜に積もっていたんだろうと思います。触ってみた感じですがどこか葉が折れているという感じはなかったのでとりあえず大丈夫だとは思います。が、これから私がいないときに大雪が降っていつの間にか埋まってたみたいなことがあると嫌なので、部屋の窓際において育てたいと思います。まだ白菜が小さかった頃も室内で育てていましたが、ぎりぎり徒長することもなかったので日光の量は問題ないと思います。また暖房は基本つけないので、室内の温度が暖かすぎることもないと思います。というか息が白くなるくらい寒いです。というわけでしばらく室内に置きます。

さて、前回報告した黄色くなってしまっていた葉っぱですが、1週間ではそれほど変化はありませんでした。現状、アドバイスいただいた通り肥料を与える頻度を以前の2週間に1回から1週間に1回に増やして様子を見ます。

まだまだ白菜の話ですが、本命白菜のほうが最近水の吸収が遅いです。水を一気に与えると鉢からあふれてきてしまいます。これはと思い土をよくよく見てみると、根っこが上向きに生えてきていました。おそらく鉢の中は根っこでパンパンになっているのでしょう。相変わらずの成長ぶりにニヤニヤしてしまいます。二年前の沼澤さんも同じような時期に同じようなことになっていたので、立派に育てきった先輩の後をしっかり追えているようで、地震が出てきます。その沼澤さんの記事に対するコメントのあるように、白菜の根の空気供給のために、今まで以上に一気に水をやることを意識していきます。

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次、帰省中の水やりの件ですが勝手に水やりしてくれるグッズが売ってますよということだったので調べてみるとseriaにこんなものが売っていたので買ってきました。

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ペットボトルにつなげて土にさしておくだけで水を勝手に与えてくれる、らしいです。この小さい穴から水が徐々に出るらしいです。都合よく二つの鉢に対して、二つのキャップがついていたので良かったです。ひとまず一本だけにさしてどんなものか見ていきたいと思います。というわけで刺してから一晩、7時間経過してこれだけの水を供給したらしいです。上のほうの線はキャップをさした直後の水位、下のほうは次の日の朝の水位です。一気に減ったという感じもせず、オガタさんの言う使い物にならないものではないように感じます。もうしばらく使ってみていい感じなら、年末もこれでいこうと思います。

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今回の報告は以上です。鍋を食べながら描いたこの記事ですがやっぱり白菜はうまいです。改めて白菜をちゃんと育てきりたいと思いました。そのおかげでいつもより長めの記事になりました。もし室内での栽培に対するコメント等ありましたらよろしくお願いします。ご拝読ありがとうございました。(1411字)

コメント

番場さんこんにちは

 サークル活動がまだあったという方が驚きです。風のある山の方が体感温度はとても低いでしょうね。

 こたつはいいものです。まあ、私は横着して出さずに終わってしまいそうです。そういえば、仙台ではファンヒーター用こたつダクトなる商品があります。これは仙台では当たり前なのですが、あまり全国的に見られるものではありません。見かけたら写真を撮って京都の人に知らせてやればいいですよ。ファンヒーターの温風を有効活用、電気代なくこたつを利用できる優れモノです。夏には無用の長物ですが。

 さて、植物には雪が積もります。木でなければそんなに折れることはないかと思います。そして雪に埋もれている状態は植物にとって決して嫌なことではありません。畑では普通に埋もれています。

 なのでいきなり室内に入れるのは勧めません。これは何度も繰り返し言ってきたのですが、室内の光量が充分であるというのはそんなにあるケースではありません。幼少期に徒長しなかったのはいいことですが、今充分なのかは分かりません。この季節の入射角でも直射日光が三時間ないと成長は苦しくなります。

 温度的にも、もちろん急変は望ましくないことです。そして室内の温度の悪いところは、昼間と夜間の気温差が少ないことです。無加温で暖かくなり過ぎないことはいいのですが、それでも夜間10℃以上では呼吸で消耗してしまいます。当研究室の温室は現在最高気温23℃、最低温度-2℃ですが不都合ありません。室内なら具体的な温度をお知らせ下さい。

 根が張ってきて、吸水が悪くなったのは正にその通りですね。報告通りに水を一気に与えて下さい。

 セリアにあった潅水グッズ、面白いですね。

 何日で空になるのか、これは他の受講生にも大変役に立つ情報です。是非ともその結果を教えて下さい。帰省時に皆さん留守にしますから、それに役立つことです。数日かけて水を出す商品ならいいですね。鉢受けの腰水だけでは不足になる人(植物が大きく育った、あるいは置き場の温度が高い)もいるでしょうから。この帰省というのは展開ゼミの一つの難所でもあります。基本、帰省に植物を持ち帰ることは推奨していません。移動させるのは大変ですし、途中で鉢を割る人も多くいます。まあ、家族で話をするネタとして用いるならよいのですが。

 ハクサイは美味い植物ですね。水気だけではなく、けっこうな量の糖分と、うま味成分のグルタミン酸が入っています。トマトやハクサイのグルタミン酸は、カツオブシや肉のイノシン酸ととても相性がいいものです。

ではまた

ラボスタッフ オガタ