東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第十回報告(法:川崎陽)

2018年12月20日 (木)

どうも川崎です。写真は前回と同じように自分で撮ったものです。

先日買い物に出かけたところ、リンスが欲しかったはずなのですが、シャンプーを買ってしまいました。今更買い物初心者の様な失態を犯してしまったのでとても恥ずかしかったです。

それはさておき、もうすぐ冬休みということなので、帰省シーズンだと思います。一週間満たないほどの日程なのでさほど問題はないと思いますが、心配です。植木さんの記事の返信において水を受け皿にやると良いとあったので、そういった工夫等をしていきたいです。


この間の投稿時に教授の連絡を確認せずに投稿してしまったため、文字数が1500字以下となってしまいました。すみませんでした。やがて社会人になる身として、連絡等は確認すべきだと思いますので、お詫び申し上げます。


それでは本題に入らせていただきます。

日付:12月17日(月)

時刻:18時48分

室温:15度

全体の写真はこの様な感じでした。

前回の投稿において照明装置ではほうれん草に花が咲いてしまう可能性があるとオガタさんからアドバイスをもらいました。ですので、日向を探索しています。見つけ次第そこに移転するつもりです。

次に各々の株についてです。

毎度恒例になりましたが、過去に使用した下記の写真に振られている番号順に報告します。

① について

この株は前回と違ったところは見当たらず、本葉の成長度も視認できるレベルになっていませんでした。他のものと比べ、成長到達度が著しく低いので、早く成長してほしい思いでいっぱいです。

② について

本葉、子葉ともにとても順調です。高さが前回の投稿時には3cm程でしたが、5.5cmほどに成長しています。2組目の本葉の始まりも確認できました。このまま順調にいってほしいです。①にも④にも言えることなのですが、いずれ前からある③によって日光が遮られるという事態になるかもしれないので、気をつけていきたいです。

③ について

一番成長度の高い株なのですが、前回報告しました通り、本葉が枯れるという謎の現象が起こっています。このまま枯れていくのも嫌なので、自分なりの可能性を考えてみました。

  ⒈他の本葉の植木鉢に触れている部分が主に変色しているようなので、植

   木鉢の表面に何かがある。

  ⒉室内栽培のため、エアコンなどの空調設備による室温・湿度の上下が与

   えるストレス。

の2つです。一つ目から検証してみようと思い、中間発表で検討していた渡辺さんが行った、ほうれん草を輪で囲み自立させるという方法で植木鉢に葉がつかないように工夫しました。これで経過を見ていきたいと思います。対策を講じてから三日ほどたっていますが、葉の変色の進行は一応止まっているように見えています。続々と新しい葉ができているので、これ以上の異常が起きないよう対策が上手くいってほしいです。

 

④ について

こちらも本葉が枯れていました。なので③と同じような対策をして経過観察をしています。幸いなことに新しい葉は③と同じように出てきています。③と比べると剣葉の性質があまりなきように思えます。4組目の本葉が出ていますが見る限りは目立って尖っているという感じはないので5組目に期待しています。

本葉は長いもので13cm程にもなり、少しずつ成長していってはいるようなのですが、いかんせん日照量が少ないので、このままほうれん草らしい可食部分となるかどうか心配です。まだまだ成長するとは思いますが、スーパーに並んでいるほうれん草を見ると、葉が広く自分のよりも青々としていて羨ましいと思ってしまいます。ほうれん草らしくするためにも日光のより当たる場の探索をしていきたいです。


追記のようになりますが、枯れた本葉、子葉を出来うる限り切除しました。その中の本葉の一枚を観察すると、何かこべりついた白い粉のようなものを発見しました。前に報告したシュウ酸とは少し毛色のことなるものだったのでカビではないかと心配です。切除した中の一枚だけにあったものなのでなんなのか調べてみたいです。


以上で今回の報告を終わりにさせていただきます。

(文字数:1658)

コメント

川崎さんこんにちは

 シャンプーを間違うのは、人として普通だと思います。私は逆パターンで間違えたことがあります。

 さて帰省シーズンでそれに対する対策が必要になりますね。4日以内であれば、鉢受けに水を貯めておけば充分です。一週間程度なら、やや深めの洗面器やバケツに鉢を入れて腰水とすれば充分です。その場合、決して鉢の下1/3以上のところより上に水を入れないで下さい。水中で酸素不足になり、一気に根が腐って枯れます。

 あるいは今年の受講生でも吸水グッズを買っている人がいました。何日かけて水を出す装置か慎重に調べた上で(過去の受講生では一日持たずして水を全部出したグッズを買ってしまってた人もいます)使うのもいいですね。

 一週間をだいぶ超えるなら、もっと工夫がいるでしょうか。高いところに水を入れた洗面器を設置し、そこから下の鉢に向かい何かの布を使って毛細管にするとか、考えられます。過去の受講生にはそんな人がいました。ジャストに作動するものはあまりできなかったようですが。

 さて、今回のホウレンソウも見やすい報告でいいですね。新しい株の成長が遅いのは温度が低いので仕方ないかもしれませんね。

 光量の確保の上で、是非とも今より少しでもいい場所を探してあげて下さい。やはり光が足りないようです。それと今回は以前と同じで土が乾燥して見えますので、一度にたっぷりと与えて下さい。

 まだ大きさで言えば間引きのタイミングではありません。もう少し栽培し、しっかり生存していくのを見極めてからでも遅くありませんね。

 葉の変色について、よく考えて、そして検証をおこないました。可能性の仮説を立て、それを検証しています。方法論も面白いものです。私としては土に触ってというのも考えにくいのですが、紙を巻いてその要素を排除するというのは簡便で楽しく、理にかなっています。

 切除した葉、できれば物凄くアップで撮った写真があればよかったですね。今回の写真を見る限り、単に枯死して白くなったのか、病害なのかが分かりません。ホウレンソウには病害は少なく、更にこの季節には出にくいものです。しかし、葉を見ますとべと病の可能性もあります。何かで調べたら、見分けるための方法が検索できると思います。簡単に言えば、白色部の表面にカビ性の胞子の粉が存在しこすれば取れる、とかですね。ただし慣れないと難しいものです。生育が順調なら枯死するまで至らないものではありますので、先ずは日照と水に気を付けましょう。

ではまた

ラボスタッフ オガタ