東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

折れた...(工:番場崚太郎)

2018年12月22日 (土)

おはようございます。番場です。土日にハングができなくなって、最近は自然に親しむ会のほうの部室に入り浸っております。そこで割とアウトドア派の人たちと話をしていると、ロードバイクが欲しくてたまらなくなってきました。チャリで遠くのほうまで行きたい。あわよくばいいカメラも買っていい写真も撮りたい。今の野望です。そんな部室にいると梨本のブロッコリーももちろん毎日見ているわけで、冬でもどんどん育ってくれる白菜を選んで飽きっぽい私にとっては正解だったなと思っています。

最近、今年度のどんどん更新されていく記事をパラパラ見ていると木町桃香さんの記事で私の白菜が褒められているのを発見しました。褒められてるは言いすぎましたが、びっくりしたと書いてあって、前々からなかなかいい具合に育ってきているだろうなとは感じていましたが、はたから見てもやはりいい具合のようでうれしいです。ニヤニヤしています。その木町さんの記事の中によると、白菜は(おそらくほかの植物でもそうだとは思いますが)、寒いところのほうが、凍りやすい水分を糖質に変えやすくなるので結果収穫したときに甘くなる、、らしいです。私は前回、雪が降る植物に積もったり寒すぎたりしたらまずいだろうということで鉢を室内に入れましたが、そういうことなら別に外に出してもいいだろうと思い、結局再び屋外に出しました。オガタさんにもコメント頂いた通り、考えれば当たり前のことでしたが、畑などで育っている私達が食べている白菜も外で育って雪にもおそらくかぶって、それでもちゃんと私たちが食べられるとことまで育っていますしね。それに室内だとアクシデントが起こりうるので、、このアクシデントについては下のほうで書きますが、とりあえずまた室外に出しました。

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肝心の白菜についてです。写真内にうっすら見えるのは前と変わらず、18㎝定規です。肥料は週に一回のペースであげ続けています。先々週から言っている黄色くなってしまった2枚の葉っぱは調子が戻ってきたということもなく先のほうからしわしわになってきました。悲しいですが、この葉っぱはダメっぽいです。

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ほかに、先週から目に見えてわかる変化といえば、先週の時点では細い根っこがちょっと見えるかな、くらいでしたが今では探さなくてもわしゃわしゃに生えてきました。カビでも湧いてるんじゃないかと心配になるほどです。根っこだとしたら外にさらされているのはまずそうなので土を足して対応したいと思います。カビでないことを祈って、この調子で頑張っていってもらいたいです。

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白菜を外に出したのでもちろん置き場所は前と同じ室外機の上です。前までは、下に何も敷かずにおいていましたが、本当に寒くなってきていつ暖房をつけたくて仕方なくなるかもわからないので段ボールを敷きました一枚を折って2枚分です。多分大丈夫でしょう。

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次に、初めのほうで書いたアクシデントについてですが、室内に置き始めてすぐの1215日の晩、葉っぱを一枚折ってしまいました。できるだけ太陽に当てようと、窓際窓際に置いていたので窓を開けたとき、悪い具合に葉っぱに窓をこすりつけてしまったらしくその時折れてしまったんだと思います。本当に申し訳ない白菜。100%不注意でした。しかしそれからほぼ1週間たった12月21日現在、意外なことにその葉っぱが枯れてしまったということはありません。写真でもわかるように、本当にその葉っぱの中心の一番太い葉脈を折ってしまったので、少なくともこの葉っぱは枯れてしまうだろう、とあきらめてしまっていましたが頑張ってくれています。様子見です。

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今回の報告は以上です。来週の記事を投稿しているころにはもう実家に帰っていると思います。ですので来週の記事では来週の火曜日までの観察と一週間あけるのでその対策等を書くと思います。ご拝読ありがとうございました。番場(1571文字)

コメント

番場さんこんにちは

 チャリで遠くに行き、写真を撮る、明るい趣味でいいですね。

 そういえば私も学生時代、カメラ(銀塩フィルム)を持って広瀬川河畔で植物や自然の写真を撮っていたものでした。当時、夕方には近くの尚絅女学院(現尚絅学院)の生徒がレクリエーション授業で遊んでいることが多く、写真を撮ってあげたりもしましたね。今ならば不審者として通報案件です。

 さてブロッコリーとハクサイ、同じアブラナ科植物ですが、多少違います。ブロッコリーはキャベツなどと同じ仲間、ハクサイはダイコンなどと同じ仲間です。よくよく葉の手触りなどをイメージするとそんな気がするでしょう。今年、当研究室で試しに同時に植えると、寒い冬ではハクサイなどの方がブロッコリーよりも大きくなりやすいようです。

 それにしても大きく育ちました。何が良かったのかは分からないのですが、植物栽培では手を掛け過ぎても手をかけなくても良くないので、ちょうどよかったのでしょうか。

 葉が大きい分、根はもういっぱいいっぱいのはずです。表面に見えているのもそうですね。

 室外機に直接触れて冷気がこないよう、敷き物をしたのは良いことです。段ボール二枚とは適当ですが、下手に厚みがあると不安定になり鉢が風で倒れやすくなりますのでこの程度がいいでしょうか。

 さて葉を折ってしまっても枯れることがなかった、ということですね。葉脈が折られて水の経路が断たれても、別の迂回路から少しは葉の先まで届けられたので、なんとか踏ん張ったのでしょう。これは人間でも、多少動脈にダメージがあっても迂回路から血液が供給されて、直ちにその先の器官が壊死することはない、のに似ています。ちなみに普通の器官はそうなのですが、二つの器官はそうではありません。動脈に迂回路がなく、動脈へのダメージがそっくりそのまま細胞の壊死につながります。その二つとは脳と心臓です。この迂回路がない動脈を終末動脈と言います。よく脳梗塞とか心筋梗塞とかいう病気がありますね。これは動脈が詰まるとその先の脳神経などが死ぬことです。腕梗塞などという病気がないのは迂回路があるからです。若いうちから変な食生活などをして脂肪を取り過ぎて動脈を痛めたりしないようにしましょう。

 あ、話は戻りますが、帰省中の諸注意、もう一度しっかり確認して下さい。ここまできて水切れで枯らしてはいけません。

ではまた

ラボスタッフ オガタ