東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ハクサイの収穫(文:木町桃香)

2019年1月20日 (日)

 こんにちは。ぼんやりしていたら1月ももう後半ですね。時間が過ぎるのが早すぎて切ないです...。実は来月の頭からSAPでオーストラリアに短期研修に行くのですが、全く実感がわかず何も準備していません。色々現地について調べたり買い物に行ったりしなければいけないのに...。毎日を充実させるためにも行動力を身につけないとと最近思っています。

 ちなみにオーストラリアは農業大国で野菜の種類が豊富だそうです。日本では見ない野菜も多いようなので、スーパーに行ったら見てみようと思います。

 

前回のコメントについて

・葉がしなしななのは袋内の湿度が高く日中の高温と夜間の低温の差が大きすぎたことが原因とのことでしたが、袋を取ってからは状態が良くなりました。かなり危ないことをしていたようで、帰省後に葉が次々と枯れてしまったのもそのダメージの影響かなと思います。

・葉の白斑について、判断のポイントに関しては白い粉状でこすると落ち、葉脈に沿っているような気がします。ただ粉が広がっている様子はないので病気ではないのではないかと思っています。

 ハクサイの今の状況は以下の通りです。

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葉の枚数 前回16枚→17枚

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葉の枚数 前回14枚→14枚

1月20日 15:50 11度

茶色っぽく変色している葉が前回より増えてしまっています。黄色く変色してしまうのは肥料不足だというコメントがありましたが、茶色になってしまう原因は何なのでしょうか?帰省中の昼夜の気温差が大きかったことのダメージでしょうか。調べてみたのですがわからなかったのでコメントをいただけると嬉しいです。また、前回までと比較して、どちらの鉢も葉の増えるスピードが落ちています。もう成長しきってしまったのでしょうか。そもそもハクサイの成長の終わり、収穫時はいつなのでしょう。収穫時期について調べてみると「球の頭の方を手のひらで押さえて、硬くなっていたら収穫の適期入り」となっていました。...おそらく私のハクサイが結球するのは難しいので、適期を見極めることはできません。また、「結球を終えた株がかなり残った場合には、畑でそのままにしておくと厳しい霜や寒風にさらされて、球の頂部の柔らかな葉や外葉がカサカサになり」とあり、このまま栽培し続けると風にあたってより葉がガサガサになってしまうと思ったので、何枚か収穫してみることにしました。

 枯れていなくてつやのある、できるだけおいしそうなところをはさみで切って収穫しました。

大きさは11センチほどです。葉の表面は無臭ですが、茎の断面は植物のにおい(?)が少しします。

断面の写真を撮ったのですが

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ピントが合わないので描いてみました笑

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全体的に白いのですがいくつか黄緑色の点がありました。道管などかなと思いますがよくわかりません。

葉の表側は相変わらずとげとげが全体的にあり、葉の縁のとげは赤くなっています。食べたときの舌触りがどうなのか気になります...笑

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裏側は葉脈がはっきり浮き出ていて、とげはなくすべすべしています。

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収穫したハクサイは軽く茹でてポン酢で食べました。茹でると緑が鮮やかになり匂いが強くなりました。ちゃんとハクサイの香りがして、感動です!若干とげは気になりましたが、シャキシャキしていてとてもおいしかったです。枯れたりカサカサになったりしなしなになったりと、栽培失敗したなと思い正直期待していなかったのですが、想像以上にしっかりおいしいハクサイになっていたのでびっくりしています笑世話は少し大変でしたが収穫して食べる喜びを知って、農家さんの気持ちややりがいが少しだけわかった気がします...!

見た目が微妙でもゆでるとちゃんとおいしくなることがわかったので、もう少し育ててみて葉の枚数を増やし、目標にしていた鍋の材料にしようかなと思います!

今回の報告は以上です。

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コメント

木町さんこんにちは

 時間が早いというのは、とても幸せなことです。たいていの人がそう言います。よほど不幸な人は時間が経つのが遅く感じるのでしょうが。たいがい振り返ると短かく感じます。

 今の若い人は写真好きな場合が多いですね。昔と違い、手軽にデータで残しておけるということもあるでしょう。それについて批判的な人もいますが、私は悪いことだとは思いません。それを後で見ると、やっぱりその時のことが思い出されて時間の濃さを感じることができるためです。そうすれば時間が早い早いと思うのが、貯められた思い出によって緩和されるでしょう。

 まあ、さすがに花火の写真を皆で撮るのはダメですね。それはリアルで目に見るのが楽しみ方です。写真を送られた側も困るでしょう。

 あ、残しておくべきものですが、学生時代のノートや成績表がいいですね。案外と後で見て面白いと思います。それと写真もいいのですが、やはり「音」と「匂い」が一番記憶を呼び覚まします。まあ「匂い」を保存できないので、音、つまり動画をとっておくのがいいですね。

 写真は自分の写真は後であんまり見ません。ちなみに私は娘の写真ばっかりで自分の写真がほぼありません。私はこれでいいのですが...... 娘としては自分よりも親の若いころのを見たくなるかもしれませんね。

 そういや、私事では二年前に大学の同窓会を三十年ぶりに行いました。皆、見て分からない人はいなかったのですが、それにしても昔のイメージと変わらない人、凄く変わった人とバラバラです。別にアンチエイジングをしろとは言いませんが面白いものです。

 さてオーストラリア、イメージ浮かびませんが凄いですね。本当、積極的に学生時代を過ごそうという意欲が感じられます。現地の野菜は想像もつきませんが、面白いのがあるかもしれませんね。名前も英語なら面白そうです。ナスがエッグプラントとか、妙にイメージ変わってハイカラ(死語)だったりします。

 植物たちはやや下葉に元気がなさそうですが、回復しているようです。白い粉状のもの、何か分からないのですがウドンコ病でなくてよかったですね。

 葉が茶色になるのは、何のダメージなのかは特定付きません。人間でいえば疲れ、みたいなもので風邪なのかストレスなのか栄養不足なのか鑑別しにくいのと同じです。この場合も、袋の高温のせいか、逆に低温で凍ったのか、単なる防御反応なのか、肥料が極端に少なかったり多かったりしたのか...... こういう時には基本に立ち返って置き場所・水やり・追肥をスタンダードに戻すのがいいですね。特に肥料は、確かに少ないと下葉が枯れるのですが、これまで与えた量と水やりにも関係しますので順当に一ヶ所十~二十粒、三か所、週に一度がいいです。

 一つの手がかりとして、鉢土の少ない方が成長が悪いですね。するとやはり水や肥料の要因で生育が制限されているということでしょう。

 成長の鈍化は低温のためでしょう。そして収穫時期ですが、本当は葉の枚数がもっと多い状況で結球してからなのでしょうが、食べる分には早くても何も問題ありません。好みにもよりますが、ハクサイの薄い部分が好きな人はこの状態でも全然いいでしょうね。もちろん先ほどの大事なオーストラリア行きのことが念頭にありますから、その前に片付けてしまうのもありです。逆に残しておくとすると、三月下旬には花がついてしまいますのでそこがリミットです。

 葉を切って収穫もいいですね。株を残しておけばまた楽しみがあります。気の付かれた断面の筋は維管束です。葉をクローズアップしてよく観察しました。

 食レポも、少ないながら味を確認出来て、こちらとしてもほっとしますね。目的、曲がりなりにも達成です。味はハクサイ、匂いもそうですか。

 そういえば話は思いっきり戻りますが、「匂い」ということでは、各人の部屋、家の匂いがあります。そして街にも「匂い」があります。私は冬の札幌、その独特の寒い匂いが好きですね。その匂いで札幌にきたーっと思えます。仙台にもそんな判別できる匂いがあるでしょうか。

 どうでもいいことですが、街で見かけた写真を載せます。意味は分かり易いのですが、そのネーミングセンスでう~ん、ですね。

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ではまた

ラボスタッフ オガタ