report7.間引き、追肥、そして雪(工:内藤晃史)
2019年12月 6日 (金)
こんにちは。内藤です。相変わらず寒い日々が続いていますね。青葉山では雪が降ることも珍しくなくなってきました。本日のトップ写真は先日作った海鮮鍋です。ちょうどイオンで安売りしていたので、思わず買ってしまいました。写真では埋もれていますが、この中に鮭と鱈の切り身も入っています。我ながらおいしくできたと思っています。
~今回の内容~
1.チンゲン菜
・追肥の様子
2.サニーレタス
3.ふわふわミックス
・間引きの様子
・ふわふわミックスの同定
1.チンゲン菜
特別問題はなく、植木鉢勢の中でダントツで成長しています。
【11/29(57日目)】
いつものごとく、様子を確認していたところ、...あれ。こんな斑点を発見しました。一応ネットで確認しては見ましたが、特別何か重い病気にかかっている感じはなさそうでしたので、様子を見ることにしました。
【12/3(61日目)天気:晴れ 気温:5度 湿度:84%】
追肥をしました。間引きもしたほうが良いかな、と思いましたが、そこまで神経質になる必要はない、とのことでしたので、この記事のコメントを見て判断したいと思います。
追肥の仕方は、中間レポートで引用したこの記事に倣いました。
2.サニーレタス
相変わらず成長がゆっくりですが、着実に成長しているようです。
【11/29(57日目)】
本葉が1枚見え始めました。
【12/3(61日目)天気:晴れ 気温:5度 湿度:84%】
追肥も間引きもしなくていいのではという自己判断で現在は育成しております。
3.ふわふわミックス
【11/29(56日目)】
この日に"間引きの祭典"を行いました。
間引きの優先順位として、
①全種類残すこと
②奇形種を残すこと
③元気なやつを残すこと
を念頭において間引きした結果...写真のような感じになりました。
いかがでしょうか。ジャングルのようだった鉢は、それぞれの葉にきちんと太陽光が当たるようになりました(ほんとか?)
前回の記事で、「植物の同定」のことをしようと思っていたのですが、アップロードし忘れた&今回のほうがいい記事になるのでは?ということで、観察結果を報告したいと思います。
4種類あるというのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
①小松菜
4つの植物の中で全体的に1番成長していたのがこいつです。葉の形は若干のギザギザはあるものの、丸みを帯びているのが特徴的で、色も深い緑でした。そのお味は、なんというか「The草」「ウサギになった気分」(我が家では生の葉を食べているときはこう言います)という感想です。
②丸葉山東菜
特徴的なのはなんといっても緑色の薄さでしょう。緑、と言ってもかなり黄緑色に近いです。葉はどれも比較的小ぶりで、ギザギザは少なく、細長い楕円のような形でした。味はというと、わずかに辛さを感じ、ツーンとしたにおいもしました。
③春まき山東菜
同じ山東菜というだけあって、②の丸葉山東菜と葉の色は似ていました。が、葉の形はかなり違っていたのが特徴的です。それこそ、葉の形はサニーレタスに似ているでしょうか。また、他の葉と違って、U字型に反っているのも特徴的でした。味はまさに無味無臭。山東菜にもいろいろあるのですね。
④紫高菜
名前の通り、葉が紫色になっているのが非常に特徴的です。味はそんなにしないのですが、どちらかというと「特異臭」がしました。(科学の臭いの表現で"特異臭"ほどずるいものはないと思います。が、僕も便乗します。)
さて、以上から、きちんとこの鉢には4種植わっていた。ということが確認できたのですが...
ここで残念なお知らせが。
丸葉山東菜の葉の色の明るさを、元気がないととらえた&そもそも1株しか成長していなかった、ことがこの後判明し、間引き後の鉢からは「絶滅」いたしました。ショック。
【12/3(60日目)天気:晴れ 気温:5度 湿度:84%】
コメント
内藤さんこんにちは
調理が本格的で、圧倒されます。そういうところでしっかりしている系の人間は世に出てもドロップアウトはなかなかしないものです。いや本当に大したものだと思います。
植物は総じてうまく成長しているようですね。チンゲンサイも大きくなったものです。葉の小さな枯れをよく見つけました。まあ、しだいにひどくなることがなければ置いときましょう。この季節は大した病気は出ません。
間引きは頃合いを見てもう一本行いましょう。それは日照との兼ね合いでもあります。つまり日照が確保できていれば、遅めでもいいのですが、やや葉が重なっていますね。追肥はもう少し量が必要です。原則は一つまみ(10~15粒)を三か所の量です。そしてチンゲンサイのこの大きさではとっくに鉢全体に根が回っていますからあまりたくさんの箇所に分けることはありません。充分に肥料成分を吸収できます。
サニーレタスはけっこう赤みが出てきました。置き場が若干寒いのかな、という感じがしたのですが、別に枯れることはありませんのでそのまま生育させましょう。肥料については、鉢の大きさを鑑みてチンゲンサイよりも少なくていいのですがやはり行って下さい。植物が小さいとしても最初の肥料成分は流れ去っていきますから時期的に追肥が必要です。
ふあふあミックスは間引きの基準をしっかり決めて行っています。その通りです。私も普段は意識せずに行ってしまっていますが、箇条書きにするとそうなりますね。
間引きの量も適正です。そして、それぞれの種類についてしっかり調べてあります。スケッチブックの記述が面白いものです。ちなみにですが医歯薬系は学生時代スケッチを多くさせられ、絵が上手い下手ではなく見るべきところをしっかり見ればいいだけなんですが、それでも絵が苦手な人間には多大なストレスになるものです。
その形態の報告も面白いのですが味がやっぱり意外で楽しいですね。小松菜が青臭いのは予想通りだったのですが、同じ山東菜でもそれほど違うのですか。アブラナ科独自の辛みが強いのも弱いのもあるんですね。見た目に辛そうな紫高菜がそれほどでもないとは。しかし、代わりに特異臭...... おっしゃる通り、便利な言葉です。だがなんとなく意味が伝わるのも確かです。言葉にすれば、普段の日常ではあまり遭遇しないもので、決して嫌すぎるとまでは言わないが、自然と注意を持っていかれて警戒してしまうような匂いということでしょうか。
丸葉山東菜が無くなりましたが、どのみち想定収穫時期が間近です。また間引いて株を減らすついでに収穫して下さい。
最後の一株になれば、抜き取らずに葉を減らしながら栽培すれば長く収穫できることになります。
ではまた、報告お待ちします。
ラボスタッフ・オガタ