東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第7回:なかなか育ってくれない... (医:佐々木円花)

2019年12月 9日 (月)

こんにちは。定禅寺通りが光のページェントで賑わう時期になってきましたね。通るたびにとても綺麗だなあと足を止めてしまいます。そういえば、1個だけピンク色の電球があるらしいですね。結構じっくりと探してみたのですが、まったく見つけられませんでした。またリベンジしてみようと思います。


1.かいわれ

まず、かいわれについて。

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今回は一段と寒さも増してきたことが原因か、前回のようには成長してくれていません...。一昨日(12/7)の時点で上の写真のような状態で、今日(12/9)では下の写真のような状態です。長いものでも約3cmでした。

今回は、以前いただいたアドバイスの通り、植え床を少し浅くしてみました。

また、水やりもより優しく水をかけられるスプレーに変えてみました。

前回は成長しはしたものの、記事を見返してみると状態としてはあまり良くなかったように感じています。今回はまっすぐきれいに育てられるといいなと思いつつ日々見守っています。また、前回は、最後の肝心の緑化を忘れてしまったので、今度こそ忘れず緑化させようと思います。


2.イタリアンパセリ

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前回の投稿に載せ忘れてしまった土寄せをした後の写真です。少々土の量が多い気がしますが、子葉ぎりぎりまで土をかぶせるのが良いとのことだったので、そのようにして徒長を土で隠してみました。

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この写真を撮った時間帯が、実は私の家のベランダで最も光量の確保できる時間帯なのですが、部屋が2階ということもあり、周囲の建物に遮られてなかなかうまく光が確保できない状況です。一度家の中に入れて育ててみたいとは思うのですが、どうしたらいいのでしょうか...。

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これが今日(12/9)の様子です。前回から少し徒長は進んでしまいましたが、葉の枚数には変化がありません。パセリの大きさからすると肥料をやるのはまだ先ですし、特に土が乾きやすくなってきた印象はないのですが、これ以上手を打てる方法がないので、思い切って与えてみようと思います。


3.ちょい辛ミックス

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現在残っている最後のちょい辛ミックスです(1つしかないのでもはやミックスではない気がします)。

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実は、鉢植えの空いているところには後から播種した種があるのですが、まだ出てきてくれてはいないようです。こちらにもそろそろ肥料をやってみたいと思います。

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そしてこれが今日の様子です。

こちらもやはりほぼ変化はありません。


4.今回の感想

全体的にまったく成長しておらず残念、というのが率直な印象です。

肥料をやってもう少し様子をみたいと思いますが、もしだめなら一旦室内に戻してみようかと考えています。そろそろこの講義自体も終盤にさしかかっているので、なんとか1度は収穫してみたいです。

次回の投稿では良いご報告ができるように頑張りたいと思います...。

コメント

佐々木さんこんにちは

 イルミネーションは全国各地にありますが、それぞれ趣が違いますね。神戸のルミナリエなどは絵画のように各色使います。他にも立体的であったり、オブジェ的であったり、点滅があったり、様々です。仙台のは昔からシンプルで個人的にはかなりいい線だと思います。シンプルな方が考えることがいろいろできて飽きにくいような気がして好きですね。

 理系的には波長600nmくらいか、黒体放射でいえば3000ケルビンかなあ、とか、LEDだったら順方向電圧2Vくらいかなあ、材質はガリウムヒ素、とか考えましょう。

 さて植物の最初はカイワレです。播種後何日なのか分からないのですが伸びが遅いんですね。これは気温が低いから仕方ないことです。乾かないよう管理して、それでも20日間までいかないうちに収穫しましょう。伸びが悪くともその日数で種子のエネルギーが尽きてしまいます。

 イタリアンパセリは、ちょっと成長が遅いですがそんなものだと思って下さい。当研究室のものも遅いです。昨年までの展開ゼミではネギやニンジンといった種類も選んでもらったものですが、もっと遅いです。

 それより鉢土が目いっぱいまで加えられています。増し土の量はそこまでしなくていい、というか水やりが大変です。水やりの際には、何度も分けて与えながら必ず鉢底から水が出るまできっちり与えて下さい。鉢土がこぼれるので水が自然と少なくなるのがこちら側の最大懸念です。

 追肥は、植物体の大きさとは関係なく、もう時期ですので与えて下さい。水やりが過少でない限り流出するものだからです。書き方が悪いのですが、肥料が流出するくらい一回に多く水やりをするのが正しいのです。土は交換塩基容量といって肥料のイオンを吸着し、それをまた植物が使います。交換塩基容量で保持されない余計なイオンは流れていいのです。追肥の量や方法については他記事を見て下さい。

 ちょい辛ミックスがミックスでないとは上手いことを言われました。これもまた、なるべく日当たりのよいところで気長に待ちましょう。逆にこれほど植物体が小さいのなら、鉢を大きめのビニール袋で覆うだけで簡単に温室化できるような気がします。

 それと重要なことを言いますが、決して室内に戻さないで下さい。温度は確かにあっても外の日照より明るいとは思われないからです。本当にこの展開ゼミで繰り返し書きますが室内の照明なんて、人間の目には「情報」として充分でも植物の「エネルギー」には全く足りません。

 植物の変化が少ないと記事のネタも少なくなりますが、長さはともかく定期的にぽつぽつお願いします。

ではまた、お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ