東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第8回 間引きしました part 2(教:日野原柚葉)

2019年12月24日 (火)

なんとサークルの先輩がこの記事を読んでいることが発覚しました、、、、。私の名前を検索すればすぐにこのホームページが出てくるので、探すのには苦労しませんがまさか読んでいるとは、、、、。びっくりです。きっとこれも読んでいることでしょう。迂闊な発言は出来ないですね。(サムネの写真は全く関係ないです。おいしいお寿司を食べました。)

さて、本題に入りますが今回の記事ではタイトルの通り2回目の間引きについてお伝えします。


目次

間引き

実食!サニーレタス

実食!ハツカダイコン


間引き

サニーレタス 日野原のサムネイル画像

ハツカダイコン 81日目 日野原のサムネイル画像

前回の投稿でも間引きについて書きましたが、特にサニーレタスの葉がまだ混み合っているようだったのでもう一度間引きしました。サニーレタスは一株一株を大きくしたかったので3株だけ残し、ハツカダイコンは数をたくさん収穫したかったので4株残しました。

実食!サニーレタス

前回間引いたサニーレタスを食べたところ苦味があったので、次回の間引き時に比較するといいとアドバイスを頂きましたが、やはり今回も市販のものより苦く感じました。ただドレッシングをかけずにそのまま食べたのでそう感じたのかもしれません。

サニーレタスを食べていて苦味と香りが何かに似ていると思ったらタンポポでした。タンポポの葉は食べたことがありませんが、小学校の頃うさぎの餌にするために、タンポポをとったときに苦い匂いがしたのを思い出しました。

インターネットで調べると、タンポポもサニーレタスと同じキク科でした。言われてみると葉の色や形、柔らかさなど似ているとおもいます。またタンポポの葉を切ると白い汁が出てきますが、サニーレタスを間引く際にハサミで切ったときも同様でした。これが苦味の原因なのでしょうか?

実食!ハツカダイコン

間引きする際、本来は根を傷めないように引き抜くべきではないのでしょうが、土の下でどれくらい育っているのか知りたかったので抜いてみました。

引き抜いたものがこちら↓

ハツカダイコン 間引いたもの 日野原のサムネイル画像

ハツカダイコン 洗ったもの 日野原のサムネイル画像

予想よりも大きくなっていて驚きました。可食部の長さは約3cm、太さは8mmほどです。

食べてみるとそれほど辛味がなく、味が濃くておいしかったです。ダイコンは下部が辛味が強く、上部が辛味が弱いと聞いたことがあるのですが、このハツカダイコンは逆で上部の方が辛かったので不思議に思いました。


寒さで生長が遅くなっているので、冬休みを生かして時間の余裕があったら、この授業の恒例ともいえる温室にチャレンジしてみようと思います。


コメント

日野原さんこんにちは

 冒頭の写真が内容に全く関係ないのが素晴らしいです。実に本格的な寿司で、写真だけで圧倒されました。

 自分のことだけを考えれば、回ってない寿司を食べたことがあるだろうか(いや、無い)。しかしながらスーパーの午後8時以降の安売り寿司が一番似合うのではないかと思ったりします。一貫当たりの値段を瞬時に計算して40円を切ると割安と判断したりします。

 娘がまだ離れていない内には、回る寿司にもよく行ったものです。そこでポテトフライ・ミルフィーユ・メロン・鴨ソバを頼むのが定番でした(意外とそういうのが美味い)。この間、一人で回る寿司に久しぶりに行ったんですが、「全然楽しくない」。やはり娘と一緒じゃないと何も楽しくないんですね。

 さて話は変わって、この展開ゼミは大げさに言えば世界に発信されています。なので思いもかけない人が見ているかもしれません。それを楽しみと捉えるのがいいと思います。

 今回の植物の報告はまず間引きですね。そのプレゼンの仕方、写真の光加減もいいものです。間引きの程度もいい感じではないでしょうか。ハツカダイコンはもしかすると後でもう一本取る必要があるかもしれませんが、分かりません。

 食レポは間引き株ですね。

 サニーレタスの間引き株は苦みがありましたか。この原因は正確には分からないのですが、肥料過多ということではなく、季節的に成長が遅いのでその分各種成分を貯め込みやすいからかもしれません。キク科植物の多くは傷から乳液状の浸出液を出しますがそれが苦みの成分というわけではありません。菌や虫に対する防御成分であることは間違いないのですが。

 レタスがキク科であること、そしてタンポポもそうであるとよく調べました。その通りです。ちなみになんですが、タンポポも食べられます。根を焦がしてノンカフェインの代用コーヒーにしますね。健康志向のせいか仙台でもそういう代用コーヒーを売っている店があります。飲んだことがありますが、色はともかくコーヒーではありませんでした(かといって健康茶とも違う)。

 タンポポの茎葉も食べることができます(ウサギが食べるくらいなので毒はない)。私も以前に「家の近場の山菜取り」と題してタンポポなどを取り、てんぷらにしたことがあります。あまり味が強くなく、苦みはなかったと記憶しています。ついでに言えば野草の中でスミレのてんぷらが一番良かったかな、と感じました。

 さて次はハツカダイコンです。抜いた感じ、縮尺を考えなければダイコンですね! しかもきれいに紅白になっています。この先、大きくなるのが楽しみです。味もダイコンらしかったようでいいですね。部位による辛さの比較、最終収穫時期でも同様なのか、覚えておいて下さい。

 これからもしも時間があれば温室とはいいことですが、無理せず行って下さい。ハツカダイコンやレタスは仙台の寒さで枯れることはありません。それと年末の帰省時にはどうするでしょうか。基本的には過去記事にある通り「鉢受けに水を貯めた腰水」で10日以内なら何とかなります。その際、腰水は鉢の下から1/3を決して超えないこと(根が窒息する)、逆に1㎝以内の浅すぎでも意味がない(水が鉢内の土と接していない)ことに注意して下さい。

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  そういったことは過去記事のいろんな成功例・失敗例を見ましょう。自分の経験からだけで判断できるものではなく、それは洞窟のイドラですね。

 というわけで上の写真は私の娘へ作った弁当の一つ、「イドラ弁当」です! 文系の人ならおなじみイギリス経験論の祖フランシス・ベーコンの「4つのイドラ」を現したつもりです。イドラ4つを表現するのは難しく、今ではよく分からないのですが洞窟と劇場と市場(市場の物品か)です。少しでも娘の勉強になるよう、朝からよく作ったものです。

ではまた、報告お待ちします。

そういえばクリスマス、エンジョイして下さい。うちの娘はボッチクリスマスではないかと親は心配しています。私はもちろんいつものようにネコに説教でもして過ごします。

ラボスタッフ・オガタ